ダンロップ DIREZZA ZIII 新発売

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ダンロップよりリアルスポーツタイヤ「ディレッツァ ズィースリー(DIREZZA ZIII)」が2017年2月より順次発売予定です。

 

1.コンパウンド

新グリップ向上剤とハイスチレンポリマーの採用で早い周回から効率的に発熱しグリップします。他方で高分子ポリマーを採用し耐摩耗性能を向上させています。
ZⅡスタースペック(以下Z2SS)でも早期から効率よくタイヤが温まり早い周回からタイムが出やすいタイヤでしたが、その傾向が更に向上しています。一方でZ2SSにあった少々熱ダレしやすい傾向は、ZⅢでも残ってしまっています。

 

2.パターン

2-1.最適化

一見代わり映えのしないパターンですが実は負荷が集中しないよう最適化されています。またZ2SSで一部分断されていたパターンが改良され連続的なパターンになり、剛性が増したと同時に路面を離さず食いつき続けるようになりました。

 

2-2.シーランド比

シー(SEA)とは溝、ランド(LAND)とは接地面のことで、一般にランドが増えれば接地面積が上がるのでグリップが良くなります。また負荷が分散するためコンパウンドの破壊が起きにくくなり摩耗に強くなります。反面、排水性能にとっては一般に不利に働くためハイドロプレーニング性能は若干ながら落ちていますが、コンパウンドの改良でウェットグリップはやや上がっています。
ZⅢではランド比を5%増やすことで負荷を分散し、接地圧を均一化することで安定したドライグリップと耐摩耗性を強化しています。

 

3.ショルダー形状


ZⅡSSは機敏な応答性を重視して肩の張ったスクエアショルダーを採用していました。ZⅢでは肩の丸いラウンドショルダーに変更され、旋回時の接地圧を均一化することでコーナリングの安定性を重視しています。形状通りZⅡSSと比べてややダルいハンドリングになった感がありますが、その分許容範囲が広くなりラインをとりやすくなったように感じられます。リカバリーの連続となるサーキット走行では取れるラインの幅が広いことは走りやすさに繋がり概ねタイムに繋がります。よりシビアなライン取りが出来る方にはクイックさが損なわれたと感じるかも知れません。

 

4.ラップタイム


この手のタイヤを履く一番の理由は何よりサーキットで誰よりも速く走るためです。グリップ性能とコントロール性能のアップによりラップタイムも短縮されています。







5.発売予定サイズ

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しかしまぁ似ているよね。

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