2017年ー2018年シーズンで一番止まるスタッドレスタイヤを(勝手に)決めたった

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今シーズンもやります勝手に決めちゃうスタッドレスNo.1。ひたすらデータだけから導き出すため問題もありますが、それ故に意味もあります。数字のない話で納得する営業先などいないのです。数字こそ最強なのです。(なんて言いつつ感覚ってのも大事なんですけどね)
さて結果はどうなるでしょう?

 

氷上制動試験データまとめ

まずはタイヤ公正取引協議会に報告されているデータをまとめてみます。

ブリヂストン

今年VRX2が発売されました。

タイヤ銘柄ブリザック
ヴイアールエックス2
BLIZZAK VRX2
車種50プリウス
排気量1,800cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ195/65R15 91Q
タイヤ空気圧F)250kPa R)240kPa
場所秋田県立スケート場
(室内)
路面状況氷盤
気温1.3℃
路面温度-2.3℃
試験速度20km/h
制動距離10.35m
タイヤ銘柄ブリザック
ヴイアールエックス
BLIZZAK VRX
車種50プリウス
排気量1,800cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ195/65R15 91Q
タイヤ空気圧F)250kPa R)240kPa
場所秋田県立スケート場
(室内)
路面状況氷盤
気温1.3℃
路面温度-2.3℃
試験速度20km/h
制動距離11.45m

ヨコハマ

今年アイスガード6が発売されました。

タイヤ銘柄アイスガード6
ice Guard6
iG60
車種50プリウス
排気量1,800cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ195/65R15 91Q
タイヤ空気圧F)250kPa R)240kPa
場所軽井沢風越公園
アイスアリーナ(室内)
路面状況氷盤
気温6.7~7.2℃
路面温度-1.0℃
試験速度20km/h
制動距離12.1m
タイヤ銘柄アイスガード5プラス
ice Guard5 PLUS
iG50+
車種50プリウス
排気量1,800cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ195/65R15 91Q
タイヤ空気圧F)250kPa R)240kPa
場所軽井沢風越公園
アイスアリーナ(室内)
路面状況氷盤
気温6.7~7.2℃
路面温度-1.0℃
試験速度20km/h
制動距離14.2m

ダンロップ

タイヤ銘柄ウィンターマックス02
WINTER MAXX 02
WM02
車種GOLF7
排気量1,200cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ205/55R16 91Q
タイヤ空気圧F)200kPa R)200kPa
場所室内
路面状況氷盤
気温11℃
路面温度データなし
試験速度20km/h
制動距離12.0m
タイヤ銘柄ウィンターマックス01
WINTER MAXX 01
WM01
車種GOLF7
排気量1,200cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ205/55R16 91Q
タイヤ空気圧F)200kPa R)200kPa
場所室内
路面状況氷盤
気温11℃
路面温度データなし
試験速度20km/h
制動距離13.6m

トーヨー

今年ミニバン専用のウィンタートランパスTXが発売されました。

タイヤ銘柄ガリット ギズ
GARIT GIZ
車種カローラアクシオ
排気量1,500cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ195/65R15
タイヤ空気圧210kPa
場所東洋ゴム
サロマ テストコース
路面状況データなし
気温−6℃
路面温度−7.6℃
試験速度40km/h
制動距離42.3m
タイヤ銘柄ガリット G5
GARIT G5
車種カローラアクシオ
排気量1,500cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ195/65R15
タイヤ空気圧210kPa
場所東洋ゴム
サロマ テストコース
路面状況データなし
気温−6℃
路面温度−7.6℃
試験速度40km/h
制動距離46.8m

ミニバン専用スタッドレスタイヤ

タイヤ銘柄トランパスTX
Tranpath TX
車種ノア
排気量2,000cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ195/65R15 91Q
タイヤ空気圧F)240kPa R)240kPa
場所東洋ゴム工業株式会社
佐呂間テストコース(無風)
路面状況氷盤
気温-3.6℃
路面温度-2.5℃
試験速度40km/h
制動距離49.14m
タイヤ銘柄トランパスMK-4α
Tranpath MK-4α
車種ノア
排気量2,000cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ195/65R15 91Q
タイヤ空気圧F)240kPa R)240kPa
場所東洋ゴム工業株式会社
佐呂間テストコース(無風)
路面状況氷盤
気温-3.6℃
路面温度-2.5℃
試験速度40km/h
制動距離55.23m

グッドイヤー

今年アイスナビ7が発売されました。

タイヤ銘柄アイスナビ7
ICE NAVI7
車種30プリウス
排気量1,800cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ195/65R15 91Q
タイヤ空気圧F)230kPa R)220kPa
場所株式会社交通
科学総合研究所
士別試験コース
路面状況氷盤
気温-9 ~ -6°C
路面温度-7 ~ -5°C
試験速度20km/h
制動距離14.09m
タイヤ銘柄アイスナビ6
ICE NAVI6
車種30プリウス
排気量1,800cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ195/65R15 91Q
タイヤ空気圧F)230kPa R)220kPa
場所株式会社交通
科学総合研究所
士別試験コース
路面状況氷盤
気温-9 ~ -6°C
路面温度-7 ~ -5°C
試験速度20km/h
制動距離15.11m

ミシュラン

今年X-ICE3+が発売されました。

タイヤ銘柄エックスアイス3プラス
X-ICE3+
車種GOLF
排気量1,400cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ205/55R16
タイヤ空気圧F)220kPa R)220kPa
場所士別寒冷地技術研究会
自動車試験場(屋内)
路面状況氷盤
気温-4.1°C~ -4.0°C
路面温度データなし
試験速度20km/h
制動距離9.54m
タイヤ銘柄エックスアイスXI3
X-ICE XI3
車種GOLF
排気量1,400cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ205/55R16
タイヤ空気圧F)220kPa R)220kPa
場所士別寒冷地技術研究会
自動車試験場(屋内)
路面状況氷盤
気温-4.1°C~ -4.0°C
路面温度データなし
試験速度20km/h
制動距離9.97m
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なんとか比較してみよう

相変わらずのバラバラのデータ群ですが、比較できるところもあるので上手く拾っていきましょう。まずはブリヂストンとヨコハマが非常に条件が近くある程度の比較が出来そうなので並べてみます。

 

ブリザックとアイスガード+アイスナビ

ブリヂストン

タイヤ銘柄ブリザック
ヴイアールエックス2
BLIZZAK VRX2
車種50プリウス
排気量1,800cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ195/65R15 91Q
タイヤ空気圧F)250kPa R)240kPa
場所秋田県立スケート場
(室内)
路面状況氷盤
気温1.3℃
路面温度-2.3℃
試験速度20km/h
制動距離10.35m

ヨコハマ

タイヤ銘柄アイスガード6
ice Guard6
iG60
車種50プリウス
排気量1,800cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ195/65R15 91Q
タイヤ空気圧F)250kPa R)240kPa
場所軽井沢風越公園
アイスアリーナ(室内)
路面状況氷盤
気温6.7~7.2℃
路面温度-1.0℃
試験速度20km/h
制動距離12.1m

最新のブリザック「VRX2」が16.9%ほど早く止まる結果となっています。ヨコハマの試験環境の方がやや温度が高いので、やや水膜が発生しやすく少々不利な条件とも考えられますが結果が大きく変わることはないでしょう。

 

ここに並べるのは少々酷な気もしますが次に条件が近いグッドイヤーの最新モデルを見てみましょう。

グッドイヤー

タイヤ銘柄アイスナビ7
ICE NAVI7
車種30プリウス
排気量1,800cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ195/65R15 91Q
タイヤ空気圧F)230kPa R)220kPa
場所株式会社交通
科学総合研究所
士別試験コース
路面状況氷盤
気温-9 ~ -6°C
路面温度-7 ~ -5°C
試験速度20km/h
制動距離14.09m

ここに並べて悪かったグッドイヤー。正直申し訳ない。忘れましょう。アイスナビにはアイスナビの良いとこがあるさ。

 

はい、「VRX2圧勝」次!

 

ウィンターマックスとエックスアイス

ダンロップ

タイヤ銘柄ウィンターマックス02
WINTER MAXX 02
WM02
車種GOLF7
排気量1,200cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ205/55R16 91Q
タイヤ空気圧F)200kPa R)200kPa
場所室内
路面状況氷盤
気温11℃
路面温度データなし
試験速度20km/h
制動距離12.0m

ミシュラン

タイヤ銘柄エックスアイス3プラス
X-ICE3+
車種GOLF
排気量1,400cc
前輪駆動
ABS作動
2名乗車相当
タイヤサイズ205/55R16
タイヤ空気圧F)220kPa R)220kPa
場所士別寒冷地技術研究会
自動車試験場(屋内)
路面状況氷盤
気温-4.1°C~ -4.0°C
路面温度データなし
試験速度20km/h
制動距離9.54m

タイヤサイズが同じとはいえ、その他の条件の一致はそれなりです。ミシュラン「X-ICE3+」は今年のニューモデルであるので、2016年発売のダンロップ「WM02」が不利なのは当然ですが25.8%もの大差で「X-ICE3+の圧勝」!それにしてもダンロップの試験環境は気温11℃って路面温度のデータがないものの水膜でビタビタだったのではないだろうか・・・

 

なんとか全てを比較してみましょう

試験データのみで比較したかったのですが、ここまでのデータだけでは全てを比較できないので掟破りの試走会での結果を導入してみましょう。以前の試走会で「VRX」と比較した結果から「WM02」は「VRX」に10%程負け、X-ICE3+は10%勝ち。「VRX2」は「VRX」より10%高い性能。これらよりミシュランの「X-ICE3+」は「VRX2」とほぼ同等。
※素人の運転で制動距離を目視で確認するとはいえ数字には違いありませんから、良しとして下さい。

 

まとめ

➀ナビゲーターの評価では2017年-2018年シーズン最も氷に効くスタッドレスタイヤはブリザックの「BLIZAKK VRX2」に決定です。
➁その他もろもろからナビゲーターがつけた氷上制動性能(直進方向のみ)「VRX2」≧「X-ICE3+」>「VRX」≧「iG60」>「iG50」>「X-ICE XI3」>「WM02」>「ICE NAVI7」>「WM01」>「ICE NAVI6」、「GARIT GIZ」>「GARIT G5」>「TRANPATH TX」
➂「X-ICE3+」は「VRX2」とほぼ同等と言ったのに「VRX2」を上としたのは、効きの持続性はまずもって「VRX2」が上であること。初年度が同等の効きでも段々差が出てくるため「VRX2」を上とします。
➃一部ナビゲーターの感覚と順位が違うところがありますが、ここでは趣旨に従い数字を大事にしておきましょう。
➄おい、2015年一番止まるスタッドレスタイヤを(勝手に)決めたったと矛盾してるぞ。と思われた方がいたとするならばナビゲーターは感無量。2年も前から見てくれているユーザーの方がいるということ。その矛盾については近く責任をとって考察します。

 

忘れたわけではないですよ

この試験結果からは「トーヨー?」は他社との比較は困難とします。他社と比較されたくないのかと勘ぐってしまうほど共通点がありませんしね。
ここからはタイヤ屋としての経験と感覚のお話なので無視してもらっても結構です。トーヨーのスタッドレスタイヤは最新モデル「GARIT GIZ」でも氷上性能の評判があまり良くありません。「WINTER TRANPATH TX」はメーカー営業も認めるほどそれに輪をかけて氷上性能が劣ります。ミニバン専用設計の唯一のスタッドレスタイヤですから、氷上性能よりふらつきが気になる方には価値があるでしょう。

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