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値上げ幅をまとめてみる【第3弾】

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値上げ幅をまとめてみるの第3弾です。
ピレリの値上げも目前です。値上げ前に買い込んでいるお店も多くあるでしょうし、ネット通販などではもともと在庫を多く持っている業者も多くあります。6月に入っても暫く通販価格は変わらないかも知れませんが、タイヤ交換のタイミングが近いのなら早めに換えてしまう方が良いでしょう。言うまでもありませんがまだ使えるなら無駄に買うことはありません。
タイヤ交換目安

 

値上げ詳細

ピレリ

普通乗用車

インチ値上げ幅
P ZERO系
P ZERO
NERO,
NERO GT
P ZERO
SYSTEM
Asimmetrico
CintuRato
P7(Blue)
CintuRato
P1
DRAGON
SPORT
22約6%約3%----
21約6%約3%----
20約6%約3%--約0%約0%
19約6%約3%約6%約6%約0%約0%
18約1%約3%約1%約6%約0%約0%
17約3%約3%約3%約6%約0%約0%
16約3%-約3%約6%約0%-
15--約3%-約0%-
14----約0%-

※P ZERO系:P-ZERO、NEW P-ZERO、P-ZERO ROSSO、NEW P-ZERO ROSSO、NEW P-ZERO CORSA、P-ZERO CORSA SYSTEM…

 

SUV、四駆

P ZERO ROSSO SUVの18インチは1%、それ以外は全て約6%の上げ幅です。

 

ランフラットやシールインサイドなど

銘柄とインチで上げ幅が決まっていますので上記の法則にそのまま従います。
例.NEW P-ZERO SUV 21インチのランフラットは約6%の値上げです。







まとめ

➀他社と違い大きいインチで値上げ幅が大きい傾向です。つまり高いものがより高くです。
➁なぜかP-ZERO系の18インチは値上げがほとんどない。
➂P-ZERO NERO、NERO GTは全サイズ約3%の値上げ。
➃Cinturato P7(Blue)は全サイズ約6%の値上げ。
➄DRAGON SPORTとCinturato P1は値上げなし。
➅四駆、SUVはP ZERO ROSSO SUVの18インチは1%、それ以外は全て約6%の値上げ。

 

残りはブリヂストンですね。業界最大手なんだから後出しジャンケンはいただけない。ナビゲーターのところにだけ価格表が来てないのかしら…
すぐ安く叩くから担当営業に嫌われているんでしょうかね?

 

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値上げ幅をまとめてみる【第2弾】

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値上げ幅をまとめてみるの第2弾です。
トーヨーは既に出荷価格が値上げされています。しかし、値上げ前に買い込んでいるお店も多くあるでしょうし、ネット通販などではもともと在庫を多く持っている業者も多くあります。そういった業者は値上げに踏み切っておらず、まだ間に合うかもしれません。

 

値上げ詳細

トーヨー

普通乗用車

インチ値上げ幅
PROXES
C1S,
C1S
Spec-a
PROXES
R1R
PROXES
T1R,
T1Sport
TRANPATH
Lu2,ML,
mpZ
TRANPATH
LuK
NANO
ENERGY
3
DRB
21約4%約4%
20約4%約4%約2%約4%約5%
19約4%約4%約2%約4%約5%
18
約4%約4%約2%約4%約5%
17約4%約4%約2%約4%約5%約6%
16約4%約6%約5%約5%約6%約5%約6%
15約4%約6%約5%約5%約6%約6%約6%
14約5%約7%約6%約6%約8%
13約6%約6%

 

SUV、四駆

ザックリ言えば値上げはありません。
TRANPATH SU SPORTはミニバン専用タイヤ扱いなのか4%ほど上がっています。7サイズしかありませんがPROXES S/Tも全サイズ4%上がってます。







まとめ

➀銘柄やサイズによってかなり細かく値上げ幅が調整されています。大まかに表化しましたが実は同銘柄、同インチ内でもそれなりにバラつきがあり安いものほどアップ率が高くなっています。
➁SUV、四駆用は注力している分野で戦略的に値上げを見送ったそうで、他社製品と比較してかなり安く攻撃的な価格になっています。安売り競争の誘発は必ずし良いこととは言えないため、安いばかりが良いわけではありませんが、これだけ安いと試しに履いてみちゃうかも知れませんね。

 

あとはブリヂストンとピレリですが、まだ手元に価格表が来ていないので担当営業から価格表をもらったら目を通して報告します。

 

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値上げ幅をまとめてみる【第1弾】

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各タイヤメーカーの平均での値上げ幅は以前にまとめました。しかし、意外にサイズや銘柄によってバラつきがあります。そこで値上げ直前ですがメーカーからの価格表示が来たものからまとめていきます。

 

もくじ

値上げ詳細

ヨコハマ

ダンロップ

ミシュラン







値上げ詳細

ヨコハマ

普通乗用車

インチ値上げ幅
ADVANBluEarthECOSS.Drive
20約2%約2%約2%約2%
19約2%約2%約2%約2%
18約2%約2%約2%約2%
17約4%約4%約4%約4%
16約6%約6%約6%約6%
15約6%約6%約6%約6%
14約6%約6%約6%約6%
13約6%約6%約6%-
12-約6%約6%-

普通乗用車用は分かりやすいです。
20~18インチ:2%
17インチ  :4%
16~12インチ:6%

 

但し、ADVAN SPORTなど一部でかなり例外的な値付けの変化があります。
V105
305/35R23:約25%アップ
295/35R22:約25%アップ
265/35R22:約47%アップ
225/35R20:約15%アップ
235/60R18:約15%アップ

 

V103
265/30R22:約17%アップ
255/30R22:約17%アップ

 

価格の見直しということだそうですが極一部値下げされているものもありました。単純に原材料費や製造コストからタイヤ価格が決定しているわけではないと分かっていても、こういうのを見るとタイヤの値付けって何なんでしょうと思ってしまいますね。タイヤ価格は全体のバランスで成り立っているので原材料費が上がれば当然値段も上がるわけですけどね。

 

SUV、四駆

インチ値上げ幅
H/T
G056
A/T
G015
SUV
G055
A/T-S
G012
MT+
G001C
PARADA
24-----約2%
22-----約2%
20約6%-約6%約2%約10%約2%
19--約6%---
18約6%約0%約6%約2%約10%約2%
17約6%約0%約6%約4%約10%-
16約6%約0%約6%約6%約10%-
15約6%約0%約6%約6%約10%-

ハイウエイテレーンのH/T G056とSUV G055はインチに関わらず6%アップですがSUVの225/65R17だけは値付けが変わりません。発売されて間もないA/T G015は既に原材料費の高騰を加味して値付けがされていたようで値上げはありません。PARADAは一律で約2%の上げ幅にとどまっています。一方でゴム量の多いためかMT+の値上げ幅は約10%と大きくなっています。GEOLANDAR M/T G003の発売も決まっていますのでMT+の今回の値付けはG003を見越したものと考える方が妥当かも知れません。

 

ダンロップ

全てのインチで普通乗用車用もSUV用も約6%の上げ幅です。住友ゴムの別ブランドであるファルケンも同様の価格変更です。

 

ミシュラン

普通乗用車、SUV共通

インチ上げ幅
18以上約0%
17約3%
16以下約6%

17インチを境にして大口径は値上がりなしで、16インチ以下は6%の値上げです。BF GOODRICHも平均6%の値上げです。

 

まとめ

ヨコハマとミシュランは大口径では値上げ幅が小さいか変わらずで、17インチを境に小口径は値上げ幅が大きくなっています。
ダンロップ、ファルケンは全サイズ約6%の値上げです。
値上げ直前ではありますが、小口径タイヤの購入を検討されている方は特に滑り込んだ方がよさそうです。

 

他メーカーについても出来るだけ早急にまとめますが概ね「大口径は値上げ幅が小さく、小口径は大きくなる」か、「全サイズ一律値上げ」というメーカーがほとんどでしょう。

 

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BluEarth RV-02CKを装着してみたので印象をまとめてみる

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そろそろタイヤ交換の時期だった妻の車。折角なのでハイト系軽自動車やプチバンと呼ばれる背の高いコンパクトカー向けに開発されたヨコハマタイヤの新製品「BluEarth RV-02CK(ブルーアース ゼロツーシーケー)」を装着してみます。試乗などの短い時間では分からないインプレッションも記載していきます。

 

製品特徴をおさらい

偏摩耗を抑制しフラつきを抑えるよう設計されています。
➁ミニバン専用タイヤBluEarth RV02をベースにしています。
➂軽コンパクト向けでタイヤが細いため、それに合わせてパターンを最適化しています。
車重が軽く路面に押し付ける力が弱くてもグリップするようコンパウンド調整されています。
➄車輪が小さく沢山回るので➂と相反する耐摩耗性を落とさないようバランスされています。
 

タイヤ交換前

車やタイヤのスペック

いわゆるハイト系軽自動車
車種    :ホンダ N-BOX(エヌボックス)
タイヤ   :ブリヂストンNEXTRY(ネクストリー)
タイヤサイズ:145/80R13
ホイール  :純正スチール
使用年数  :3年
使用距離  :24,000km

 

NEXTRYのインプレッション

ついでなのでNEXTRYについての使用感を書いておきます。経済性に重きを置かれた軽自動車では私がNEXTRYを選択したようにエコノミータイヤを選択される方も多いのではないでしょうか?だとするとあなたも同じような不満を感じているかも知れません。
摩耗  :早い。特に前輪外側の偏摩耗が顕著。
右左折時:外に振り出される感じが顕著。明らかに大きくロールが出ている。
車線変更:フラフラするし、収まるのも遅い。

 

仕方ない部分もあるけど、うちの妻の運転のタイヤに厳しいところ

△チョイ乗りが多くスーパーなどの狭い駐車場で切り返しも多いので、すえ切りしがち。
✕右左折時に十分な減速をせず突っ込んで曲がる。
✕惰性を使って運転せず大体アクセルかブレーキのどちらかを踏んでいる。

 

こんなことも手伝ってるんだと思いますが摩耗は早い。更に安定感に乏しいので安心感も乏しい。自分でも何度も運転してみましたが、確かにしっかり減速してハンドルを切ってあげれば先の問題は緩和されますが解決はしません。全体的にはやっぱり不満が残るタイヤでした。安く大量に仕入れたので使ってみたタイヤなので仕方ないけどね。

 

さぁ交換だ!

気を取り直して今回はポジティブな理由で使ってみたいタイヤへ交換。写真撮るの忘れて放してしまったけどNEXTRYの外肩の摩耗はひどいもんでした。ローテーションしながら使ってあげたんですが偏摩耗は顕著でした。
因みに交換するタイヤにはユニフォミティ―がマーキングされていましたが、ホイールになかったのでバルブと軽点合わせで組みました。実は間違い?タイヤの黄色い点(軽点)とバルブ位置の組み付け関係

バランスも真円性もまぁまぁこんなもんですね。ホイールへ組み付けてる感覚としてはNEXTRYとさほど変わらず、最近の低燃費タイヤらしい柔らかいタイヤです。こんな柔らかくて大丈夫か?と思いつつ、サイズが145/80R13だからこんなもんだと思い直す。しかしエアーを張ってみると左右に体重かけても当然ながらしっかりしました。

 

インプレッション

まずはファーストインプレッション

おー静か~♪駐車場は屋根付きで日が当たらないとはいえ3年経って劣化したNEXTRYとの比較なので、その差は歴然です。元々静かなRV-02ベースなので当然と言えば当然です。そして滑らか~♪何となくしっとりとしていて掛かる力が分散されている感じです。タイヤから伝わってくる音や振動は明らかに少なくなりました。エンジンの音が近い軽自動車なら十分以上のレベルです。グリップは粘りつく感覚がありしっかり路面をとらえてくれます。一方で低燃費タイヤらしくスーッと走っていきます。ただ劣化して硬くなったNEXTRYの方が伸びていく感じはしました(硬い方がグリップが悪い分、転がりは伸びやすいので当然か)。

 

トータル200kmほど運転してみて

フラつきの改善は明らかで特に右左折や車線変更の際の安定感には歴然と差が出ました。にわか雨の中を走る機会もありましたが排水がしっかりされることに加えて粘りつくグリップ感で雨の日のカーブでも安心感は絶大でした。ウェットグリップ性能のラベリングは’b’ですが、結構’a’に近い’b’なのかな?という印象です。担当営業を通して開発に問い合わせてもらったところやはり’a’を目指して開発し、どうしてもあと一歩及ばなかったそうです。まだ十分な期間走ったわけではないですが、経験上ヨコハマはコンパウンドの劣化もゆっくりめなので性能の持続性にも期待が持てます

 

予想される難点

粘りつくコンパウンドはグリップが良い分摩耗はやや早そうです。偏摩耗はある程度抑制してくれるためエコノミータイヤと比較すれば持ちは2割から5割ほど良さそうですが、年間1万km以上走る方にはまだ頼りないかも知れません。







まとめ

軽自動車は経済性に重きを置いて設計された車であり、購入して使用する我々の多くもそれを重視して選択します。しかし、最近の軽自動車は様々な安全装備を備えていたり快適な空間を備えていたりと単に経済性のみを追求するだけでなく、それ以上の車になっています。そして、その最たる車がハイト系軽自動車です。高機能化に伴い車体価格も上がり新車装着タイヤも高性能になっており、多くの場合各タイヤメーカーの中上級品が装着されています。それ故、タイヤ交換の際も中級品以上をつけてあげると違和感も少なく燃費の低下なども抑えられます。そこでどうせ中上級品を付けるならハイト系に特化して設計されたRV-02CKは有力な選択肢のひとつといえます。

 

このことを踏まえて今回のBluEarth RV-02CK(ブルーアース ゼロツーシーケー)の総評は85点といったところです。

 

良かった点

➀フラつきを抑制

ハイト系特有のフラつきを抑えて安定感のある走りができる。

➁ウェットグリップが良い

ラベリング以上にしっかりグッと止まる感覚があり安心できる。

➂静かで滑らかな乗り心地

タイヤから伝わる音や振動は大きく軽減される。

 

悪かった点

➀耐摩耗性

まだ未知数な部分を評価するべきではないのかも知れませんが、摩耗はやや早そうなので更なる改良が加えられることを期待したい。

➁低燃費性

悪いというほどではないけれど普通なのでもう少し伸びたらうれしい。

 

他の選択肢

年間1万km以上走る方はダンロップ ENASAVE RV504の方がいいかもしれません。但しRV-02CKの方がやや雨に強く快適性も高い。
トーヨーTRANPATH LuKも安いながら中々良い。近いうちにハイト系軽自動車やプチバン向けのタイヤをまとめてみます。

 

安全性に大きく配慮された設計なので、お子様の送り迎えなどにもよく使われる特性の車にはピッタリです。今まで背が高い車だから仕方ないと思っていた不満を緩和し安心感に換えてくれるタイヤです。

 

リリースされているタイヤサイズ

BluEarth RV02CK

korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
[table “sizeYHBluEarthRV02CK” not found /]

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GWのお出かけ前に空気圧点検をしましょう

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タイヤトラブルは増えている

タイヤトラブルの最も多い原因は空気圧不足に起因しています。2015年は約36万件ものJAF出動件数があり、実は10年前より17%ほど増加しているというJAFの調査の調査もあります。

 

考えられる増加の原因

➀セルフ型ガソリンスタンドの増加

ガソリンスタンドは長らくタイヤ点検の重要の役割を果たしてきました。しかし、セルフスタンドの増加により点検される機会が減り空気圧不足に気付かないケースが増えているようです。日本には法定車検があるために自分でする習慣がない方が多いと言われており人任せにしてしまう傾向があります。その結果タイヤの空気圧点検など定期的に必要なメンテナンスを怠ってしまう傾向にあるため注意が必要です。

 

➁扁平タイヤの増加

近年は大口径のホイールに低扁平率のロープロタイヤが装着されているケースも増えました。このようなタイヤは空気圧が不足していても見た目では分かりにくく、空気の入る容積も少ないので空気圧が自然低下しやすい特徴があります。また空気圧が不足していても走行感に表れにくい場合もあるので走っても気付かないケースもあります。

 

➁扁平タイヤの増加

安全装備などで全体的に車が重くなっていることも原因の一つに挙げられるかもしれません。

 

空気圧不足の問題点

➀思わぬ事故につながる

空気圧不足で高速走行や長時間走行を行うとタイヤが異常過熱し最悪の場合バーストします。それが前輪であった場合はコントロールを失い大事故になる可能性が高くなります。

 

もう一つの思わぬ事故としてスペアタイヤへの交換中やパンクして車外へ降りていたことで後続車にはねられるなどの事故にあうケースです。高速道路上などは特に注意が必要で、安全を確保してくれる人員が必須です。一人での作業は絶対にやめましょう。少しでも不安があるならロードサービスへ連絡するのが一番です。時間はかかりますが命には代えられません。第一に事故の可能性を減らすため、トラブル防止の点検をしてから出かけましょう。

 

➁燃費低下

タイヤの無駄な変形は発熱を生み運動エネルギーを熱エネルギーにして捨ててしまうことになるので大きな損失となり、空気圧を自動車メーカー指定空気圧の半分ほどにすると燃費は15%~20%ほど下がると言われています。

 

➂コントロール性能の低下

特に前輪はハンドルの重さやレスポンスの低下を引き起こすため、事故につながらないまでも運転で疲れを感じやすくなります。







点検方法

見た目で判断するのは危険です。必ず空気圧ゲージを使用して点検しましょう。

 

スペアタイヤが装備されていない最近の車ではトランクの床下などにコンプレッサーが装備されている場合があり、それを使えば自宅でも点検は可能です。

 

自動車メーカー指定空気圧は国産車なら以下の写真の場所にシールが貼ってあることが大半です。輸入車では燃料タンクのフタの裏などにある場合もあります。

 

タイヤ空気圧について詳しく知りたい方はコチラ

 

やはり最も手っ取り早いのはガソリンスタンドやタイヤショップなどで点検してもらう方法でこれが一番楽ですね。お出掛け前にガソリンスタンドに寄って点検してもらえば手間もないでしょう。

まとめ

こんな簡単なことでお出掛け中のトラブルの芽を摘めるならやらない手はないでしょう?

 

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ヨコハマからハイト系軽コンパクト用タイヤ「BluEarth RV-02CK(ブルーアース アールブイゼロツー シーケー)」発売

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2017年3月23日ヨコハマタイヤからハイト系軽コンパクト向けタイヤ「BluEarth RV-02CK(ブルーアース アールブイゼロツー シーケー)」が発売されました。

 

コンセプト

軽自動車やコンパクトカーは安全装備の充実などで重量化が進み、空間を確保するため上に伸ばしハイト化されたモデルが増加しました。それに伴ってハイト系軽コンパクトカー向けのタイヤのニーズも増加し、各メーカーから対応モデルが発売されています。そして、この度ヨコハマからも「BluEarth RV-02CK」がリリースされました。

 

特徴

ハイト系軽コンパクトカーの特徴

ハイト系軽コンパクトカーは限られた大きさの中で空間を確保するため背が高く重心も高い。そのためフラつきやすいというミニバンと似た特徴を持っています。

 

ハイト系軽コンパクトカー用タイヤ全般の特徴

➀ふらつき抑制

背が高く重心が高いため車線変更や右左折時などフラつきやすく、フラフラが収まるのにも時間がかかります。そこでアウトサイドのブロックを大きくしたり、内部構造をより頑丈にして高剛性化することで、フラつきを抑制するよう設計されています。

 

➁偏摩耗抑制

アウトサイド側のブロックを大型化することで負荷を分散したり、摩耗に強いコンパウンドを使用りたり、幾らか深溝化するなどして偏摩耗を抑制緩和するよう設計されています。

ミニバンタイヤと普通タイヤとの違い

 

➂ミニバン専用タイヤとの違い


大まかに言えば明確な違いはありませんがタイヤが細い分、リブの数を調整するなどパターンの最適化がされています。また軽コンパクトカーはミニバンに比べると車重が軽くタイヤを地面に押し付ける力が弱い。一方で車輪が小さいので、走る距離に対し回転数が多く摩耗しやすい。これらの特性からタイヤを地面に押し付ける力が弱くてもグリップしやすいく、しかし摩耗には強くという矛盾した性能を両立できるように設計されています。

 

他社製品との比較

同ジャンルのタイヤの中で優れる点

静か
しなやかで乗り心地が良い
濡れた路面に強い
ゴムの劣化がゆっくりで性能低下が遅い

 

同ジャンルのタイヤの中で劣る点

摩耗がやや早め

 

まとめ

➀ハイト系軽コンパクトカーのフラつきを抑えてくれるため、右左折時やカーブ、車線変更などでの不安感を大幅に軽減してくれます。
➁ハイト系軽コンパクトカー用タイヤの中で快適性能が高いので静かさや乗り心地を求めるならこのタイヤでしょう。但し、軽自動車の場合、エンジンが運転席に近い為エンジン音で静粛性能の恩恵は感じにくいかも知れません。
➂摩耗はやや早めですがゴムの劣化はゆっくりなので年間走行距離が1万kmより少ない方にお勧めします。
➃濡れた路面に強いので雨の道での不安を感じる方は是非履いてみてください。
➄総合的に見てバランスも良く、安全性も高い良いタイヤでナビゲーター好みです。

 

相対ゲージなどはこちらのページ







タイヤサイズ

[table “sizeYHBluEarthRV02CK” not found /]

 

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2017年春のタイヤ値上げをまとめてみました

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コンチネンタル以外の国内主要メーカーは軒並み値上げを発表しました。当サイトではまだ扱っていませんがハンコックも値上げを発表しています。

 

まとめ

値上げ時期値上げ率(平均)
夏用冬用乗用車バン小型トラック
バス
トラック
バス
ブリヂストン6月1日9月1日6%
(冬除く)
6%
(冬除く)
6%8%
ヨコハマ4月1日※4月1日※6%
(冬除く)
6%7%7%
ダンロップ6月1日9月1日6%
(冬除く)
6%
(冬除く)
6%8%
ファルケン6月1日9月1日6%
(冬除く)
6%
(冬除く)
6%8%
トーヨー5月1日5月1日5.5%5.5%6%8%
ミシュラン6月1日8月1日5%5%5%8%
ピレリ6月1日8月1日6%6%--
グッドイヤー5月1日-7%7%8%7%
コンチネンタル5月7日
追記
夏頃との
情報あり
5月7日
追記
夏頃との
情報あり
----

※ヨコハマは最初に手を挙げたのにも関わらず色々準備不足過ぎて4月1日に実質的な値上げがかなわず、実質地域によって5月値上げや6月値上げになっている模様です。







ブツブツ

天然ゴムは昨年のこの時期の約2倍、ブタジエンゴムも約3倍、カーボンブラックなども価格上昇しています。確かに需要予測では多少不足気味と言われていたわけですが、どうやら供給不足による単純な価格上昇ではないようです。実は最近になって原材料の在庫量は増加しているのに一向に価格が下がらない状況なのです。
これが何を意味しているかはもうお分かりでしょう。答えは2つです。
➀需要予測から供給不足を予想した「投資家」の投機対象になっている。
➁高値を維持してより多くの利益を出そうと「売り渋っている」。
これらが考えられます。
苦労して生産している農家や製造者の方が利益を得ているならいいでしょう。しかしモノを流す中間業者や画面の前で売った、買ったとキーボード叩いている投資家が順当とは言えない利益を得て、消耗品であり必需品であるタイヤの価格が上昇していると考えられるわけです。
結果としてその利益を払っているのは製品を購入している消費者ということになるのですから、まったく我々庶民にとっては何とも迷惑な話ですね。

 

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ピレリからCinturato P6(チントゥラート ピーシックス)発売

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2017年4月1日より、イタリアの老舗タイヤメーカー「ピレリ」の新たなスタンダードコンフォートタイヤ「Cinturato P6(チントゥラート ピーシックス)」が発売されました。

 

コンセプト

日本を中心としたアジア太平洋地域を対象に、欧州向けに比べて快適性能を重視した設計がされています。特に強く日本が意識されているため中小型車用のサイズも多くラインナップされ、日本の低燃費タイヤ等級制度のラベリング「全サイズA/b」を取得しています。
また中小型車を利用することの多い女性やファミリー層をターゲットにしており、その層の重視する「安全」「快適」「燃費」を高める設計がされています。

価格面も重視されコストを抑えるため21サイズ全て中国で生産されています。

 

技術特徴

Cinturato P1(チントゥラート ピーワン)の後継に当たり、特に「低燃費性能」と「ハイドロプレーニング性能」を高めるよう設計されています。

 

排水性能

効率の良い排水のため縦溝に加えて横溝を広くしています。

 

複合コンパウンド

フルシリカコンパウンドは転がり抵抗を低減し燃費向上に貢献しています。ポリマーとフィラーの相互作用で転がり抵抗とウェットグリップ性能をバランスしています。耐摩耗性能は一般的な国内メーカーのタイヤより高めです。

 

断面形状

フラットスクエア形状により接地面積を拡大し耐摩耗性能を上げ、快適性だけでなくハンドリング性能もバランスさせています。

 

軽量化

トレッドをわずかに浅溝化することで幾らかの軽量化を図っており、これにより燃費が向上しています。

 

快適性能

Cinturato P1と比較して静粛性能は大幅に上がってはいますが、それでもパターンノイズがそれなりに大きく「静か」というには少々音が気になります。効率よい排水のため横溝を広くしたことでパターンノイズが発生している可能性があります。

 

サイドウォール

2プライ構造になっておりサイドに対する耐衝撃性能を高めています。

 

位置づけ

 

走行性能と快適性能のバランスを重視しており位置づけとしてもセンターにとなります。但しコスト面がかなり重視されているので高い位置でのバランスとまではいかないのが実情です。

 

まとめ

➀日本を中心としたアジア太平洋地域を対象にしたスタンダードコンフォートタイヤです。
➁ラベリング「全サイズA/b」を取得した低燃費タイヤです。
➂快適性能と走行性能をバランスさせています。
➃全サイズ中国生産です。
➄レベルは良く言って中程度です。
➅安い。







因みに

ナビゲーターのもとにもピレリジャパンから価格や納入時期の連絡がありました。手元に来た納入価格表はかなり安いです。しかし、一部のサイズはまだ日本に入ってきておらず、しばらく待つ必要があります。

 

タイヤサイズ

インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考
17215/50R17 95VAb1
205/50R17 93VAb1
215/55R17 94VAb
16205/55R16 91VAb
225/60R16 102VAb1
215/60R16 99VAb1
205/60R16 92VAb
195/60R16 89HAb
215/65R16 98HAb
205/65R16 95HAb
15195/55R15 85VAb
195/60R15 88VAb
185/60R15 84HAb
205/65R15 94VAb
195/65R15 91VAb
185/65R15 88HAb
175/65R15 84HAb
14195/60R14 86HAb
185/60R14 82HAb
185/65R14 86HAb
175/65R14 82HAb
備考1.エクストラロードタイヤです。
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ブリヂストン値上げ発表

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業界最大手のブリヂストンが値上げを発表しました。原材料費の高騰と高止まりの影響です。
驚かないけど、分かってはいたけど・・・上がってしまいますね。
約6年ぶりの値上げです。

 

いつ?

2017年6月1日より値上げされます。

 

どのくらい?

出荷価格で平均6%とのことです。

 

範囲は?

乗用車用に加えてトラック・バス用も値上げします。

 

他に影響は?

ブリヂストンが値上げすれば、国内メーカーはまず間違いなく追随します。
ダンロップとトーヨーはまず間違いなく上がります。おそらくミシュランとピレリも上がるでしょう。コンチネンタルの動きはちょっと予想しにくいところです。







まとめ

➀ブリヂストンが2017年6月1日より平均6%値上げします。
➁他社も追随するでしょう。
➂店頭でもほとんどズレなく値上げがあるでしょう。

 

ナビゲーターのブツブツ

本日、某大手タイヤホイール専門店へ大量のヨコハマのタイヤが納品されるのを偶然見ました。値上げ前の買い込みで間違いないでしょう。少し前にも型落ちになったルマン4を買い込む動きがあったので、かなりのお金がタイヤに化けたと考えられます。今回値上げ発表されたブリヂストンのタイヤまで買い込むだけの資金があるのかということと、ブリヂストンは価格的にも高いので買い込むにはリスクも高めということもあって市場価格への反映も早いのではないかと予想されます。

 

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ダンロップタイヤ値上げ?

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日本経済新聞の電子版でダンロップタイヤ(住友ゴム工業の市販タイヤ)の値上げ記事を見かけました。

 

本当なのか?

ダンロップの販売会社の営業所長に聞いてみたところ、ダンロップの販売会社にはまだ値上げのアナウンスはないとのことでした。
但し販売会社に情報が届く前にプレス発表されてしまうこともあり今回はそのケースでしょう。

 

値上げ幅

出荷価格で5~10%程度のようです。
ヨコハマタイヤも6~7%なので妥当な上げ幅でしょう。

 

時期

不明です。
値上げの2ヵ月ほど前には発表されることが多いので6月くらいでしょうか?

 

値上げの背景

天然ゴム、原油、カーボンブラックなどの価格が高騰し高止まり状態のため。







まとめ

➀「火のない所に煙は立たぬ」の言葉通り、値上げはまず間違いないでしょう。
➁値上げ幅も5~10%で間違いないでしょう。
➂時期は2017年6月以降とナビゲーターは予想しています。
➃原材料費の高騰は企業努力で吸収できるレベルではなく他メーカーも上がるでしょう。
➄「トーヨーは上げ幅も時期も決まっていない」といった言い方なので、近々上がるでしょう。

 

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