ミシュラン各種タイヤ、サイズ大量追加

Pocket

2017年春のミシュランカタログがお店に来ました。随分大量にサイズが追加されていたため今まで履きたくても履けなかった方は再度チェックしてみてください。もしかしたら今まで履けなかったタイヤが履けるかもしれません。ミシュランと言えば性能バランスが良くナビゲーターお勧めのタイヤメーカーのひとつです。興味がある方は是非どうぞ。

 

主要銘柄とカタログ追加サイズ数

詳しい性能とタイヤサイズが知りたい方はクリックで詳細ページへジャンプできます。

 

普通乗用車タイヤ

スポーツ

ミシュラン Pilot Super Sport:19サイズ
ミシュラン Pilot Sport4:6サイズ
ミシュラン Pilot Sport3:6サイズ
ミシュラン Pilot Sport CUP2:4サイズ

 

コンフォート

ミシュラン Primacy3:11サイズ

 

スタンダード

ミシュラン ENERGY SAVER PLUS:2サイズ

 

SUV用タイヤ

スポーツ

ミシュラン LATITUDE SPORT 3:32サイズ

 

コンフォート

ミシュラン Premier LTX:2サイズ

 

スタンダード

ミシュラン LATITUDE Tour HP:1サイズ







銘柄別の注目サイズと参考車種

ミシュラン Pilot Sport4
215/50R17:アテンザ、プリウスα、レガシィ、ボルボS60、V60
205/55R16:レクサスIS、86、アクセラ、インプレッサ、ベンツB

 

ミシュラン Pilot Sport3:6サイズ
225/45R17:レクサスIS、ベンツC、VWゴルフ

 

ミシュラン LATITUDE SPORT 3:32サイズ
235/55R19:レクサスRX、ボルボXC60、XC90
225/55R19:CX-5
255/55R18:デリカD5、アウトランダー、エクストレイル、フォレスター
235/65R17:ベンツML、BMW X5、ボルボXC60、XC90
225/65R17:レクサスNX、ハリアー、エクストレイル、CX-5

 

ミシュラン Primacy3
245/40R19:スカイライン、フーガ、レジェンド
245/45R18:シーマ、フーガ、アウディA6
225/50R17:レクサスGS、RC、レガシィ、ベンツC、アウディA4
215/55R17:レクサスHS、カムリHV、クラウン、ティアナ、レガシィ

 

ミシュラン Premier LTX
225/65R17:レクサスNX、ハリアー、エクストレイル、CX-5

 

ミシュラン ENERGY SAVER PLUS
215/60R16:カムリHV、マークX、ティアナ、レガシィ、オデッセイ、MPV

 

まとめ

どうでしょう。沢山のサイズが追加されたので結構「やった!」という方もいるのではないでしょうか。
ミシュランには多くの銘柄で「ミシュラン満足保証プログラム」があり、試し履きが出来るので試乗感覚でも履いてしまうのも悪くないでしょう。
※参考ミシュラン満足保証プログラムにあのタイヤが追加

 

 

Pocket

ミシュランのフラッグシップタイヤの最新モデル「Pilot Sport 4S(パイロットスポーツ フォー エス)」がリリース

Pocket

ミシュランのフラッグシップタイヤと言えば「Pilot Super Sport(パイロットスーパースポーツ)」ですが、その後継モデルとして2017年4月より順次リリースされるのが本「Pilot Sport 4S(パイロットスポーツ フォー エス)」です。
※名前も似ていますが2016年4月に発売されたPilotSport4(パイロットスポーツ4)の後継ではありません。その上位互換です。

 

技術的な特徴

バイ・コンパウンド・テクノロジー

インサイドアウトサイドで異なるコンパウンドを採用しています。アウトサイドにはドライでのコーナリング性能に優れたコンパウンドを、インサイドにはウェット路面でしっかり食いつくコンパウンドを採用することでハイパフォーマンスカーの性能を最大限に引き出します。

 

ウルトラ・リアクティブ・トレッドパターン

ウェットを犠牲にしない程度に溝の割合を抑え接地面積を増やし、また接地圧を最適化することで負荷を分散しコンパウンドの破壊を防ぎ超高速域でも路面をとらえ続けます。

 

ダイナミック・レスポンス・テクノロジー

高強度で耐熱性に優れたアラミドとナイロンの合成ベルトを採用することでケース変形を抑え、高速時でも接地面積を確保します。

 

パイロットスポーツ4との違い

幾らかタイヤについて調べている方はサムネイルの画像を見てパイロットスポーツ4と同じパターンだと気付いたかもしれません。パイロットスポーツ4がフォーミュラEレースタイヤの応用の完成されたパーンであることもあり、確かにパターンは共通しています。では具体的にどこが違うのか?技術的な側面とユーザーとして感じられる違いの両面で記載していきます。

 

コンパウンド

パイロットスポーツ4は全面同じコンパウンドですが、4Sはインサイドアウトサイドに異なるコンパウンドが配置されています。
これによりパイロットスポーツ4と比較し、ドライウェットグリップ性能とも若干上昇しています。またより高速域のコーナリングなど厳しい走行下でも高い性能を発揮し続けます。

 

ランド比

先にパターンが共通していることに触れましたが、実は基本的なパターンは同じですが排水用のストレートグルーブ(縦溝)の太さに大きな違いがあります。接地面と溝の比率を表すランド比が2.6%も増しています。これにより単位面積当たりにかかる負荷が軽減されドライグリップ性能が上がるため、ドライバーは高速域でもタイヤがしっかり路面をとらえてくれることを実感し安定感のあるドライビングが可能になります。通常はランド比を増すことは必然的に排水溝を減らすことになりウェットグリップ性能が低下することになりますが、バイコンパウンドでより柔軟でウェットに強いコンパウンドを配置したことでそれを防いでいます。

 

ベルト

パイロットスポーツ4と同様のアラミドナイロンベルトを使用しているようでいて、共通の素材を使用しながら新技術の新たな繊維の編み方でより高い剛性を獲得しています。これにより高速域で更に変形を抑え最適な接地面積を維持し続けるため高い高速安定性を実現しています。

 

位置づけ

プレミアムスポーツタイヤでありウルトラハイパフォーマンスタイヤです。サーキット走行を楽しむことも可能ではありますが本懐ではありません。

 

他メーカー同格製品

PS4Sと比較した場合の比較を記載。
ブリヂストン POTENZA S001
快適性は高い。高速域での走行性能はやや劣る。摩耗は早い。
コンチネンタル ContiSportContact6(5P)
走行性能はほぼ同等。ウェットやや弱い。乗り心地がより硬い。摩耗は早い。
グッドイヤー EAGLE F1 ASYMMETRIC 3
ウェットと耐摩耗性は同等レベル。ドライはやや劣る。

 

ミシュランの他製品

・主にサーキット走行を楽しみたい。
ミシュラン Pilot Sport Cup2
・性能を落としてももう少し価格を抑えたい。18インチ以下。
ミシュラン Pilot Sport4ミシュラン Pilot Sport3
・快適性能を求める。
ミシュラン Primacy3







まとめ

➀非常に高い走行性能を持ったスペシャルなタイヤです。
➁ハイパフォーマンスマシンで19インチ以上なら第一候補となるタイヤです。
➂超高速域では抜群の走行安定性能を発揮します。
➃他メーカー同格製品と比較しても高いパフォーマンスを持ちます。
➄価格は安くはないですが並行品を通販で買えばかなりリーズナブルでしょう。

 

タイヤサイズ

[table “sizeMCPilotSport4S” not found /]
Pocket

コンチネンタルから2つの新製品発売

Pocket

ドイツの老舗タイヤメーカーコンチネンタルタイヤからアジア向けに2製品がリリースされました。世界のタイヤニーズを見ると概ね欧州は走行性能とウェットグリップ、北米は耐摩耗性や強靭さ、そして日本やアジアでは快適性能とウェットグリップが重視される傾向にあります。中国の経済的な台頭からアジア圏が重要視されていますが、まだまだ発展途上である国も多くスポーツコンタクトなどのタイヤは高価で硬過ぎと感じられる傾向にあります。そこでリーズナブルでアジア人の好む快適重視型のタイヤとして投入されたのが本2モデルです。

 

目次

ComfortContact6 CC6(コンフォートコンタクト6)

特徴

パターン刷新

2つの消音器とコンパウンド

グリップ上昇

タイヤサイズ

 

UltraContact6 UC6(ウルトラコンタクト6)

特徴

剛性を保つ排水路設計

消音器

2種のポリマー

タイヤサイズ

 

まとめ

 

ComfortContact6 CC6(コンフォートコンタクト6)

特徴

CC5からのモデルチェンジで全体的な性能アップを図っています。特に快適性能とウェットブレーキ性能、耐摩耗性能を上昇させることに注力されています。

 

パターン刷新


並べてみるとこれほどの違います。別のタイヤであるような全く新しいパターンにより耐摩耗性能や快適性能の上昇が図られています。

 

2つの消音器とコンパウンド


勢いよく流れてくる空気の流れを弱め、音波同士を干渉させることにより縦溝と路面で出来る「笛」から鳴る走行音を大幅に低減させます。

 


マフラーなどに採用されているヘルムホルツ共鳴器により音波を干渉させ走行音を大幅に低減させます。

 

より柔軟性の高い新コンパウンドの採用で、タイヤと路面が点でなく面で接触するようになったため衝撃が分散され音の発生そのものを抑えています。

 

グリップ上昇

微細密着型の新コンパウンドによりウェットグリップ性能が特に上昇しています。

 

タイヤサイズ

インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考
18245/45R18 96W--
17255/45R17 98W--
245/45R17 95W--
235/45R17 97W--1
225/50R17 98W--1
215/50R17 91V--
235/55R17 99W--
225/55R17 101W--1
215/55R17 94V--
225/60R17 99V--
16205/55R16 91V--
215/60R16 95V--
215/65R16 98V--
16195/50R15 82V--
195/55R15 85V--
185/55R15 82V--
205/60R15 91V--
195/60R15 88V--
185/60R15 84H--
215/65R15 96H--
205/65R15 94V--
195/65R15 91V--
185/65R15 88H--
175/65R15 84H--
15165/55R14 72H--
185/60R14 82H--
165/60R14 75T--
185/65R14 86H--
175/65R14 82H--
185/70R14 88H--
175/70R14 84H--
14175/70R13 82H--
備考1.エクストラロードタイヤです。







UltraContact6 UC6(ウルトラコンタクト6)

特徴

アジア圏で好まれる快適性能を重視しながら、高い排水性能と一定の走行性能を実現した新たなカテゴリーのモデルです。

 

剛性を保つ排水路設計


ウォータースライダーシステムと名付けられた排水路がトレッド表面の丸穴からタイヤ内部、縦溝へと雨どいのようにつながっています。これによって排水用の太い横溝を設けるのに比べて、トレッド剛性を損なわず排水することができます。

また、ブロックの倒れこみを抑制するため斜め方向に配置された溝が効率よく縦溝へと水膜を集めて排水しハイドロプレーニング現象の発生を抑えます。

 

消音器


排水用の縦溝の壁と路面で囲まれた穴が圧縮された高速の空気の通り道となり、これが笛のようになって大きな音を出します。その空気の通り道にノイズブレイカーと名付けられた消音器が設置されており、これが空気の勢いを弱めることでノイズが抑制されます。

 

2種のポリマー

ブレーキ性能やハンドリング性能を向上させる短鎖の「グリップポリマー」とコンパウンドの破壊を防ぎ耐摩耗性能を高める長鎖の「マイレージポリマー」をブレンドしグリップと耐摩耗性という相反する性能をバランスさせています。

 

タイヤサイズ

インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考
18255/45R18 99Y--
245/45R18 100W--1
225/45R18 95W--1
245/50R18 100Y--
235/50R18 101W--1
225/50R18 95W--
235/55R18 104W--1
17255/45R17 98W--
245/45R17 95W--
235/45R17 97W--1
225/45R17 94W--1
215/45R17 91W--1
235/50R17 96W--
225/50R17 98W--1
215/50R17 91W--
205/50R17 93W--1
235/55R17 99W--
225/55R17 97W--
215/55R17 94W--
16205/45R16 83W--
225/50R16 92W--
205/50R16 87V--
195/50R16 88V--1
225/55R16 95W--
215/55R16 93V--
205/55R16 91V--
195/55R16 87V--
235/60R16 100V--
225/60R16 98V--
215/60R16 95V--
205/60R16 92V--
205/65R16 95H--
備考1.エクストラロードタイヤです。

 

まとめ

➀コンフォートコンタクト、ウルトラコンタクトともに中国を中心としたアジア圏をターゲットに投入されたモデルです。
➁ドイツ車の純正装着タイヤシェアナンバー1であるコンチネンタルですから、ドイツの自動車メーカーであるフォルクスワーゲンが中国で大成功していることも関係しているでしょう。
➂走行性能の高さが売りのコンチネンタルですが本2モデルの特性は快適性能に大きく振られています。スポーツコンタクトなどがお好みなら本モデルは選択すべきではないでしょう。
➃コンチネンタルとしては価格は抑えられていますが、今のところそれでも安くはありません。
➄より快適性重視ならコンフォートコンタクト6、走行性重視ならウルトラコンタクト6です。

 

Pocket

【新商品情報】ブリヂストンのSUV用オールテレーン「DUELER A/T001(デューラー エーティー ゼロゼロワン)」

Pocket

ブリヂストンのSUV用オールテレーンがついにモデルチェンジしました。
2002年に発売され、なんとも長く続いたモデルDUELER A/T 694(デューラー エーティー ロクキューヨン)がようやくバトンタッチです。
ガソリンの高騰でSUVの人気が低迷していたため、SUV用タイヤのモデルチェンジスパンも長くなってしまっていたように思います。しかし昨今は燃料価格もある程度安定しSUVが本来持っている使いやすさが見直されたこともあり、小型中型のSUVが人気です。そんな背景もありここ数年はブリヂストンに限らずSUV用タイヤのモデルチェンジが相次いでいます。そんな中なので需要の限定されたオールテレーンタイヤもモデルチェンジが実現したのでしょう。

 

また普通乗用車用のオールシーズンタイヤが僅かずつ普及してきたことも影響してか、準降雪地域ではスタッドレスタイヤを持たずオールテレーンで年中過ごす選択をするユーザーも増加傾向にあるようです。こんなことから限定された需要のジャンルながら、ブリヂストンもテコ入れを図ったのでしょう

 

コンセプト

オールテレーンタイヤに求められる様々な路面での走破性は勿論、時代に求められる燃費性能やライフ性能などの経済性や環境性をハイブリッドさせています。

 

特徴


あらゆる路面への対応能力をやや改善していることに加え以下の性能が改善されています。
➀低燃費性能がDUELER A/T 694に比べ転がり抵抗比較で18%低減することで上昇しています。
これはおよそ2%程度の燃費向上が期待できる値です。
※SUV用タイヤはオールシーズン性能を持たない一部のモデルを除きラベリングはありません。
➁耐摩耗性がDUELER A/T 694に比べ11%向上しています。
ゴムの硬化を考えれば溝を使い切ることが出来る方は多くないでしょう。しかしオールシーズン性能は初期溝の半分程度ですから、オールシーズン性能をより長く維持できると考えれば重要な改善です。
➂最新コンパウンドでウェット性能もやや上昇しています。
柔軟で粘り強いコンパウンドながら低燃費性能を損なわぬよう無駄な変形は抑えられています。
➃ケース剛性も高くSUV用タイヤとしてはフラフラしにくく走りやすいタイヤです。
主にオンロードでの走行安定性が増し、特に運転者の快適性が増しています。
➄一部サイズですがアウトラインホワイトレタータイヤも用意されています。
勿論ファッションで履くのもありです。

 

位置づけ


位置づけとしては正に真ん中です。しかし実際にはほとんどの方はハイウエイテレーンを選択されますから需要の多いタイヤの真ん中はDUELER H/L850(デューラー エイチエル ハチゴーマル)となります。

 

AT001のH/L850に対する比較

➀性能アップ

浅雪などの悪路走破性が大幅に高い。
耐摩耗性能やや高い。

 

➁性能ダウン

静粛性や乗り心地などの快適性能はやや劣ります。
高速安定性はやや劣ります。
低燃費性能も劣ります。

 

まとめ

➀悪路走破性はやや上がっているので雪道の安心感が上がる。
➁耐摩耗性能がやや上がっているので浅雪性能が長く続く。
➂低燃費性能は若干上昇しているが僅か2%程なので過度な期待は禁物。
➃オンロードでの快適性や走行安定性も上がっているので普段からストレスなく乗れる。
➄一部サイズでアウトラインホワイトレタータイヤが用意されているのでオシャレで履きたい方もOK。

 

準降雪地域ではスタッドレスタイヤを持つか迷う方も少なくないでしょう。特にSUVはタイヤも重く大きいので、持ち運びも大変ですし、都市部では自宅での保管場所の確保も困難です。その点、オールテレーンなら氷を除けばまさに全天候対応で1年中履きっぱなしでOKです。スタッドレスを持つ費用も場所も年2回の履き替えの苦労もありません。突然の雪でも毎日準備万端なわけですから安心です。

 

但し、以下のことに注意が必要です。
➀氷には基本的に対応できないため、通勤や送り迎えなど凍結の恐れのある早朝や夜遅くに動かなければならない方やウインタースポーツで雪山などへ出向かれる方は、オールテレーンを使われるかに関わらず冬はスタッドレスタイヤを準備するのが良いでしょう。
➁最近ではSUVとはいえFF車も多く、当然ですがそういった車では四輪駆動車ほどの悪路対応能力は期待できません。
➂浅雪性能が期待できるのは初期溝から約50%摩耗するまでで、コンパウンドの柔軟性が十分な3~4年目くらいなので浅雪性能が必要なら定期的に交換しましょう。







タイヤサイズ

全18サイズ
[table “sizeBsDuelerAT001” not found /]

 

Pocket