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・お盆前のタイヤ交換を考えているならリミットが迫っています

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長距離移動を伴うことが多い大型連休の前にタイヤ交換を考える方は多いものです。しかし、のんびりしていると困ったことになることもあるんです。

 

急がなければならない理由

まず結論からいきましょう。早い話が「メーカー」や「お店」は休むということです。

➀メーカーが休む

多くのメーカーが8月11日から16日まで休業します。これが急ぐ必要のある一番の理由です。休みになればメーカーからの出荷は停止され配送はお盆休み明けの17日以降となります。

➁お店が休む

大型連休も営業しているお店がほとんどですが、ここ数年は働き方の変化から世間が休む時は休むという昔スタイルに戻るお店も出てきています。お目当てのお店がある方は確認しておきましょう。

 

問題になるケース

まずお店に欲しいタイヤがあれば問題になりません。利用するお店の近くのメーカー営業所に欲しいタイヤがあれば10日の午前中くらいまでは何とか間に合うでしょう。しかし、問題になるケースが増えているので注意が必要です。

➀タイヤサイズのバラエティーが増えている

車の新車装着タイヤのサイズバラエティーの増加から、お店に置いていないタイヤサイズも増えてきています。つまり、あなたのタイヤサイズが置いていないリスクも増えているということになります。

➁タイヤに求めるものがある

タイヤに求められる性能が増えたことでタイヤラインナップが増えています。お店やメーカー営業所におけるタイヤには限りがあるので、分母が増えれば「これ」と決めたタイヤがないという「ハズレ」が多くなるわけです。これと決めているタイヤがあったり、ある程度タイヤに求める性能があるなどの場合は急いだ方が良いでしょう。妥協をすれば良いんですが何年も付き合うタイヤですから納得のいくものを選びたいところです。

 

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まとめ

・2018年は8月11日から16日が休みのメーカが大半です。
・最終出荷日は10日なので、そこがデッドラインです。
・配送の中継拠点などの関係で8日まで注文しておくのが安心でしょう。
・流通の少ないサイズの方は注意が急ぐ必要があります。
・お目当てのタイヤや要望がある場合も急ぐ必要があります。
・タイヤに対してこだわりがなく一般的なサイズならば問題にならないかも知れません。

 

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・お出掛け前にこれだけはやっておこう

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レジャーや里帰りなど何かと長距離移動が多いこの時期、移動中のトラブルは絶対避けたいものです。レジャーへ行き道でトラブルが発生し遊べなかったなんてことになったら、準備不足なお父さんへの視線が刺さります。ましてパンクなどが原因で事故など起こしてしまったら家族や他人を巻き込む大惨事になってしまうかもしれません。

 

高速道路でのトラブル

高速道路における故障部位発生率はタイヤが最も多く、実に半数以上です。更に近年その割合は増加傾向にあり2014年53.4%であった割合が2015年には53.7%、2016年には55.3%まで増加しています。

 

なぜ高速道路でのタイヤ故障が増加しているのか

ガソリンスタンドのセルフ化

これにはガソリンスタンドのセルフ化が大きく影響していると言われています。セルフスタンドが普及する前は、(ガソリンスタンド側から見れば商売としての意味が強いにせよ)スタッフにの目が光っていたおかげで交換時期を迎えたタイヤが発見され注意が促され、適切に交換されていたケースが多くあったと考えられます。しかし、セルフ化されたことで注意深くタイヤを見る目が大きく減ってしまったのです。

 

ユーザー点検が十分でない

車検が義務付けられている日本はドライバーの自己メンテナンス意識が低く、国産車の故障のしにくさも影響してユーザーによる点検の目も十分ではないことが多いと言われています。このため元々タイヤ故障の割合が高かったことに加えて、前述のガソリンスタンドのセルフ化が高速道路でのタイヤ故障の割合の増加に拍車をかけてしまったと考えられます。

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長距離移動前にこれだけはやっておこう

普段からの点検が理想ですが長距離移動の前だけでもタイヤを点検しておきましょう。高速走行時のパンクは車両が制御不能に陥ることがあり非常に危険です。特に前輪のパンクは舵取りも出来ずブレーキをかければ車体が前に沈み込み横転など重大事故につながります。

 

1.空気圧点検

自動車メーカーの指定空気圧に合わせておくことが基本です。指定空気圧は以下の左図のようにドア横などに以下の右図のような記載があります。

詳しくは空気圧についてを参考にいただければと思いますが、概ね自動車メーカー指定空気圧にしておけば問題ないでしょう。この際に1本だけ空気圧が低いタイヤを見つけたら要注意です。パンクの可能性が非常に高いので異物が刺さっていないか点検しましょう。分からない場合はディーラーかタイヤ販売店に相談しましょう。
また、この時期の特に注意すべき点としては、出来るだけ気温の上がっていない朝にあまり走行せず点検することです。というのもタイヤ内の温度が上がれば1割~2割程度タイヤ空気圧が上がってしまい、タイヤが熱くなった状態で空気圧を調整すると温度が低くなった時にタイヤ内圧が低くなり過ぎてしまう場合があるためです。

 

2.タイヤ点検

トレッド面の点検

スリップサインが出ていたら完全にアウトです。公道走行が法律で禁止されているのは勿論、濡れた路面での制動距離が急激に伸びるためとても危険です。特に最近のゲリラ豪雨などで道路に水が溜まったところへ高速走行など自殺行為と言えます。
安全な場所でハンドルを目一杯切った状態でスリップサインが露出していないことを確認しましょう。その際に普通に車を停めている際には見えないタイヤの内側までしっかり確認してください。外から見て問題がなくても内減りが酷い場合があり、最悪の場合内部構造であるワイヤーが露出していることがあります。後輪はのぞき込む必要があるかもしれませんがしっかり確認しましょう。
タイヤの適切な交換時期についてへタイヤ交換目安を参考にいただければと思います。

 

タイヤ側面の点検

➀まず大きな傷がないか点検してください。傷があり内部のナイロン構造が露出している場合(白い糸が見えたらアウト)はタイヤ交換が必要です。
コブのような腫れ物があった場合は内部のナイロンコードが切れています。直ちにタイヤ交換が必要です。
図の赤線の間のように側面の文字や模様が消えている場合は、過去にパンクなどで空気圧が極端に低下した状態で走行しているため内部構造が破壊されている可能性が非常に高く危険なのでタイヤ交換が必要です。
※ナビゲーターも十分な点検がされずパンク修理がされているこの様なタイヤを年に何度も見掛けます。いつ爆発するか分からない時限爆弾をつけて走っているようなものです。

 

まとめ

以上いずれも点検は簡単ですが自分でやるのが面倒なあなたはディーラーやタイヤ販売店などにお願いすれば見てもらえます。小一時間もあれば終わります。スペアタイヤが装備されている車はスペアのエアチェックもお願いすると良いでしょう。パンク修理キット装備車で修理用の液剤を使ってしまっているあなたは必ず液剤を買い足しておきましょう。ナビゲータのおすすめ液剤はタイヤを洗って使用できるスライムスマートリペアです。コンプレッサーがある方は液剤のみの購入で十分です。
スライムスマートリペアについて詳しくはパンク現場で一人で出来る修理キット

1.旅先など馴れない場所では特にトラブルがないのが一番なので最低限の点検くらいはしておきましょう。
2.何かあったときの対策としてスペアタイヤやパンク修理キットの点検くらいはしておきましょう。
3.分からないことが出てきた場合を考えて車の取扱説明書は必ず車に積んでおきましょう。
4.自動車保険会社への連絡先とロードサービスの連絡先はスマホに登録しておきましょう。

 

それでは良き旅を

 

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