簡単タイヤ交換

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夏と冬との履き替えなどのタイヤ交換作業。男ならそれくらい一人でやってしまいたいものです。勿論、女性だってなんでもやっちゃう時代です。そうは言っても、どうやれば良いのか?
寒い中、苦労するのは嫌だし簡単にやれる方法はないものか?安全に関わる作業なので間違いない作業も必須です。そこでタイヤのプロが簡単で確実な作業方法をお教えします。

 

一度やってみれば案外簡単だと感じてもらえると思います。激しい混み合いのタイヤショップに作業依頼をして何時間も待たされるくらいなら自分でやった方が早いなと感じるはずです。タイヤショップに払うはずだった3,000円ほどの費用が浮くのもうれしいところです。少し苦労した分の報酬として旨いもんでも食べながら一杯やっちゃうのも良いかも知れません。

 

目次

準備

必要な道具などを準備します。

 

タイヤ点検

タイヤ点検の方法を解説します。

 

交換作業

交換作業の方法を解説します。

 

まとめ

おさらいをしましょう。

 

準備

1.道具を準備しましょう

jack➀軍手:手を汚さないだけでなくケガから防ぎます。滑り止めゴム付きがお勧め。
➁ジャッキ:車載ジャッキで十分ですが、油圧式のガレージジャッキがあると女性でも作業が格段に楽になります。
➂レンチ:車載工具で十分ですが十字レンチがあると便利です。正確に締め付けるにはトルクレンチが必要です。
➃その他:ホイールによってはセンターキャップを外すのにマイナスドライバーや六角レンチや星形レンチが必要になることもあります。
エアゲージや空気入れがあると便利です。
タイヤが装着されていた場所を記載しておくものがあると便利です。ガムテープなどに書いて貼っても良いですがナビゲーターのオススメはチョーク。

 

※最近はスペアタイヤが標準装備されていない車も多く、車載工具が装備されていないこともあります。作業前に確認しましょう。

 

2.部品などの準備

ナット座面の種類夏冬で交換が必要な部品がある場合は先に準備しておきましょう。代表的なのはナット、センターキャップです。
車の取扱説明書も慣れるまでは手元にあった方が便利です。

 

 

3.場所の確保

実は最も重要なのが交換するための場所です。ジャッキアップを行うので平坦なアスファルトやコンクリートなどの硬い地面である必要があります。傾斜があるとジャッキアップして作業している際に車がずれて落ちる危険があるので避けて下さい。砂利などの駐車場もジャッキがずれる危険があるので避けて下さい。板を置いた上にジャッキを置く方法もありますが馴れている人向けです。
マンションなどに住んでいて共同駐車場では作業が難しい場合は洗車場などを利用するのも一つの手ですが周りの方に迷惑にならないように作業しましょう。また作業場を貸し出したり開放しているタイヤショップもあり、そういったところでは工具類を貸してくれることもあります。

 

タイヤ点検

1.これからつけるタイヤを点検する

1)空気圧が正常か?
airgauge自宅で空気圧の調整が不可能であればタイヤ取り付け後に近くのガソリンスタンドなどでエアチェックすれば良いですが、4本とも硬く張っていることを確認しましょう。1本だけ異常に空気圧が低い場合はパンクの恐れがあります。その際はむやみに空気を入れずにタイヤショップなどに持って行って相談しましょう。
スペアタイヤが標準装備されていない車ではパンク修理キットとしてコンプレッサーが装備されている(大抵はトランクの床下)ので、そちらを利用すれば自宅でエアチェックが出来ます。

 

2)異物が刺さっていないか?
blowoutcheck釘などが刺さっていないか確認しましょう。異物が貫通していれば大抵の場合、空気圧が低下しているので➀のチェックで異常が発見できますが稀に非常にゆっくりと抜けており気付かないこともあるので、しっかりチェックしましょう。異物があればいきなり抜かずに石鹸水などをつけてみましょう。泡が出れば空気が抜けていますのでタイヤショップなどに相談しましょう。泡が出なければ、マイナスドライバーやニッパーなどでゆっくりと抜いていきます。異物を抜いた部分に再度石鹸水をかけて泡が出なければ基本的にはセーフですが異物が長かった場合は異物とタイヤを持ってタイヤショップなどで相談することをお勧めします。

 

3)タイヤに傷がないか?
特にタイヤ側面に深い傷がないか確認しましょう。傷をマイナスドライバーなどで傷を広げてみて白い繊維が見えたら、そのタイヤは完全に使用不能で交換が必要です。

 

4)使用限度に達していないか?
使用限度のポイントは2つ
➀プラットホームが繋がっている場合
studlesstireplatformスタッドレスタイヤは夏用タイヤより太めの横溝の中に雪を押し固めて後ろに掻き出すことで雪上での駆動力を得ています。溝が浅ければ雪の上に乗ってしまうので雪の上で空転することになり進みにくく止まらないということになります。その限界点がプラットホームの露出です。危険なのでプラットホームが露出したタイヤの使用は避けましょう。

 

 

➁使用から4年以上が経過している場合
cerealスタッドレスタイヤは低温でもゴムの柔軟性を保つことで効きます。しかし、ゴム製品は経年劣化により硬化してしまい、柔軟性を失えば特に氷上での効きが著しく低下してしまいます。
大抵のメーカーは3年程度を対応年数と定めています。経験上ブリヂストンとヨコハマは3年を超えても効きが持続する傾向がありますが5年以内には交換した方が無難です。
使用開始からの経過年数が分からなくなってしまった場合はタイヤに必ず刻印されている製造年週が参考になります。判断がつかない場合はタイヤショップなどに相談するのが無難です。

 

交換作業

1.車を固定する

ギアをパーキングに入れ、しっかりとパーキングブレーキ(サイドブレーキ)をかけましょう。

 

2.軽くジャッキアップする

jackpoint車輪が浮かない程度に軽くジャッキアップします。
なぜ軽くかと言えば、ジャッキアップしても後輪はパーキングブレーキでしっかり固定されて回りませんが前輪は完全にジャッキアップしてしまうとナットを緩めようとしても車輪ごと回ってしまって作業がしにくくなることがあるためです。そうなると作業が少々面倒になるので、まずは軽くジャッキアップするのです。後輪はいきなり上げてしまっても問題ありません。
ジャッキポイントは左図のようなものが代表的ですが、車種によっても違うので車の取扱説明書のタイヤの項目を参照してください。パーキングブレーキで固定されている後輪が接地している状態で作業が出来るので前輪のどちらかからの作業がお勧めです。後輪を上げる場合は前輪に輪止めをしましょう。

 

3.ナットやボルトを軽く弛める

車載工具や十字レンチなどでナットを軽く弛めます。車輪が回ってしまうようなら少しジャッキを下ろしましょう。
この作業を馴れていない人が全くジャッキアップしないで行うと、弛めすぎてナットやボルト、ハブなどの一部に過度な力がかかったりして部品を傷める恐れがあります。逆に弛めなさ過ぎれば後で完全にジャッキアップした際にナットが硬く結局車輪が回ってしまって苦労することになります。

 

4.ジャッキアップする

jackup車輪が浮くまで完全にジャッキアップします。地面から数mm浮いていれば十分です。あまり浮かせると取り付けるタイヤを持ち上げるのに苦労するので頑張り過ぎない方がいいでしょう。
これから外した場所につける以外のタイヤホイールを1本、車と地面の間に挟んでおきます。これによりジャッキが外れても車が完全に落ちず、挟まれる危険を避けることが出来ます。

 

5.車輪を外します

ナットを完全に弛めて車輪を外します。先に弛めてあるので簡単に外せるはずです。ナットを外したら車体から車輪を外し、ついていた場所が分かるようにしておきましょう。

 

6.車輪を取り付けます

車輪を取り付けたらナットを締め付けます。前輪の場合は車輪が回って強く締め付けることが出来ないので、ある程度締め付けたら車輪が設置する程度にジャッキを下ろして締め付けましょう。締め付ける際には車輪をゆすりながらナットを締め付けることで、しっかりと中心に取り付けるようにしましょう。
※取り付け位置に関しては溝の良いものを前輪につけるのが一般的です。

 

トルクレンチがあれば適正トルク値で締め付けられます。
適正トルクについては大抵は車の取扱説明書のタイヤ交換の項目に載っています。トルクレンチがない場合は車載工具で締め付けても問題ありませんが、締め付け過ぎはボルトが伸びて折れてしまう危険があります。女性の力でも十分に締め付けられる程度なので、足で踏んで全体重をかけるなどはもってのほかです。

 

7.ジャッキを下ろす

万が一ジャッキが落ちた時のために挟んでおいたタイヤをどけます。完全にジャッキを下ろします。ここまでで1つのタイヤの交換作業が終了です。文章にすると長くなりましたがここまでで10~15分ほどです。これを4回繰り返します。

 

まとめ

初めてでも大体1時間もあれば作業完了します。

point02
➀タイヤ点検はしっかり行いましょう。不安があればショップに相談しましょう。
➁軽くジャッキアップしてナットを弛めてから完全にジャッキアップすること。
➂タイヤを取り付ける際はしっかりと中心に取り付けることを意識しましょう。
➃ナットを締め付ける際はタイヤが接地する程度ジャッキを軽く下して締め付けましょう。

 

裏技:交換作業が終わったらタイヤショップなどへ出向いてトルクだけ締め直してもらうのも手です。それくらいなら無料でやってくれるでしょう。少々図々しいかも知れませんが、その時に空気圧のチェックもお願いすれば楽できます。

 

あると便利なアイテム

最も作業時間が短くなり、作業が楽になるのはフロアジャッキ。量販店などで最も安く売っているのは直ぐ曲がる傾向があるのでお勧めしない。

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