コンチネンタルのオールシーズンタイヤ「AllSeasonContact（オールシーズンコンタクト）」の最新モデルAllSeasonContact 2です。

ドライやウェット路面性能を重視しつつ、雪道性能を備えた本格的なオールシーズンタイヤです。
先代のAllSeasonContactの雪道性能はそのままに、ドライグリップ性能とウェットグリップ性能を向上させています。これにより、元々サマータイヤに近い舗装路性能が更にあがり、通常走行時はもちろん、高速走行時にも高い安全性能を備え、ドライバーに安心感を与えてくれます。
先代から継続して採用されたVシェイプのパターンは、雨天時に優れた排水性能を発揮してくれます。また、今回から新たに採用されたセルフレインフォースリンクで連結した「C字型ブロックパターン」は、剛性を向上させ、高い高速走行性能に寄与しています。
雪上性能については、2024年7月時点でナビゲーターが雪道での試乗が出来ていないため、メーカーアナウンスと後述する海外の購入者によるレビューを参考とします。
メーカーによると、雪上性能は概ね先代の性能を踏襲しているとのことですので、少なくとも東京都のような平野部で稀に雪が降るような地域であれば、通年問題なく使用できると考えて良いでしょう。
実は日本の雪道は様々に表情が変わるため、極低温でドライな雪質の欧州より厳しいと、海外のタイヤメーカーからも評価されています。また、超高速走行が前提とされる欧州と日本ではタイヤの設計思想も異なります。欧州においては、雪上性能はそこそこでも、運転時間のほとんどを占める舗装路での高速性能の方が重視されているわけで、そういったタイヤに仕上がっています。

【海外の購入者によるレビュー・クチコミ】雪上性能については、海外サイトの実際に使用した方々のレビュー、口コミを以下にまとめしました。
ユーザーA：雪の多い地域に住んでおり、AllSeasonContact 2が冬季の厳しい条件でも信頼できるタイヤであると強調しています​。雪上でのブレーキングとトラクションが優れていると評価しています。​ (Top Tire Review)​
ユーザーB：急なカーブや滑りやすい雪道でもしっかりとしたハンドリングができることを高く評価しています。特に雪上でのコントロール性能に優れており、安心して運転できると述べています。​ (Top Tire Review)​
ユーザーC：雪上での全体的な性能に非常に満足しており、特に雪道での加速時のグリップが素晴らしいと評価しています。このユーザーは雪上でのブレーキング距離が短く、安全性が高いことを強調しています。(AllTyreTests.com)​

欠点：日本の厳しい雪道で考えると、雪道性能は満足というにはやや物足りなさを感じます。とはいえ、平野部であれば十分な雪上性能であると言えます。

2024年2月発売