本格SUV用オールシーズンタイヤGEOLANDAR CV 4S 10月末発売

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もくじ


1.ヨコハマ初の本格SUV用オールシーズンタイヤ

通年履きっぱなしにできるオールシーズンタイヤの知名度もずいぶん上がってきました。加えて、SUV人気も長く続き、オーナーからSUV用オールシーズンタイヤを要望する声も多くなってきたことで発売が決定されたと考えられます。GEOLANDAR CV 4S(ジオランダーシーブイフォーエス)の発売時期は2023年10月末頃が予定されています。
ヨコハマタイヤでは、これまででも全天候性能を持ったSUVタイヤは販売されていましたが、カタログで「オールシーズン」を銘打った本格的SUV用タイヤは本タイヤが初めてです。
サイドにはM+S(マッドアンドスノー)マークに加えて、スノーフレークマークが刻印されており、高速道路で「冬用タイヤ規制」が実施されていても走行可能です。ただし、より雪深くなるなど、路面条件が悪化したときに出される「全車両チェーン装着規制」ではオールシーズンタイヤはもちろん、スタッドレスタイヤでもチェーン装着しなければ走行できません。
※スノーフレークマーク(正式にはスリーピークマウンテン・スノーフレークマーク)は、元々、欧州で冬用タイヤとして認証されたマークです。世界最大規模の民間の非営利国際標準化規格設定機関である「American Society for Testing and Materials」でも厳しい寒冷地でも性能を十分に発揮できるタイヤとして認証されています。

2.雪道にも強いパターン設計

非対称パターンにすることで、高速走行で接地頻度の増えるアウト側は溝の割合を減らしてドライに強く、低速で接地頻度が増えるイン側は溝の割合を増やしてウェットやスノーに強くしています。
特に雪道で高いトラクションを発揮するエッジ効果を狙って、サイプ(細かな横溝)を多く配置しています。サイプはブロックの剛性を低下させますが、溝の内部を立体的にカットすることでお互いが支えあい、ブロック剛性を保つように工夫されています。
添加されているシリカの分散性を高めることで、ウェット性能、スノー性能、低燃費性能を高めています。

3.迫力のあるデザイン性

オールシーズンタイヤはサイドもショルダーもおとなしい丸みのあるデザインのものが多い傾向にあります。もちろんそれも悪くないけれど・・・悪路を走るわけではないけれど・・・SUVに乗っているのだから、雰囲気だけでもそれっぽい感じにしたいオーナーも少なくないでしょう。そこをいくと、このGEOLANDAR CV 4Sはショルダーにブロックデザインを採用し、イカツさを演出し、そんなオーナーの心を満足させてくれます。
※画像では「スノーフレークマーク」の刻印もみることが出来ます。


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4.サイズラインナップは今後に期待

発売予定サイズは5つと少なめです。メインどころはおさえているとはいえこれから普及させていくぞ!という気合より、やや慎重さがうかがえる形です。しかし、ヨコハマは発売後にサイズ展開を増やしていくことが多いので今後に期待でしょう。ユーザーからの要望や市場調査の結果によってサイズラインナップは拡大していくでしょう。

korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26korogariTeiko26wetGrip26wetGrip26
19225/55R19 99VRAY
18225/55R18 98VRAY
235/60R18 107VRAY
225/60R18 104VRAY
17225/65R17 102HRAY

まとめ

・ヨコハマタイヤ初の本格SUV用オールシーズンタイヤ発売。
・発売開始は2023年10月末予定。
・雪道での信頼性の証明と言えるスリーピークマウンテン・スノーフレークマークが刻印されている。
・高速道路の冬用タイヤ規制対応。
・非対称パターンで夏道はもちろん、ウェットやスノーにも強い。
・シリカの分散性を高めることで、高いウェット性能とスノー性能、低燃費性能も実現。
・サイドにブロックデザインを採用しデザイン性も高い。
・発売サイズは5サイズと限定的なので、今後の更なる拡大に期待。
※本ページの画像の一部は横浜ゴムホームページよりお借りしています。





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