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全てのタイヤを過去にするオールシーズンタイヤ「SYNCHRO WEATHER」ダンロップより発売

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もくじ

全てのタイヤを過去にするという表現はネタのようですが、決して大袈裟過ぎる表現ではありません。ダンロップタイヤから、この度2024年10月に販売が開始された「SYNCHRO WEATHER(シンクロ ウェザー)」は、それほどまでに画期的で高性能なタイヤです。タイヤ販売員として10年以上の経験と、化学分野で大学修士課程まで修めた経験から、このタイヤの凄さを解説します。
1.オールシーズンタイヤと日本の道路
2.「SYNCHRO WEATHER(シンクロ ウェザー)」の特徴
3.「SYNCHRO WEATHER(シンクロ ウェザー)」の秘密
4.オールシーズンタイヤ路面対応表
5.SYNCHRO WEATHER(シンクロ ウェザー)発売サイズラインナップ
6.まとめ

1.オールシーズンタイヤと日本の道路

ノーマルタイヤ(夏用タイヤ)、スタッドレスタイヤに続く、3つ目のカテゴリーのタイヤで、国内では2016年にグッドイヤーによる日本市場投入を皮切りに普及が進んできました。しかし、2020年時点で1%未満との調査結果もあり、2024年現在でも数%程度と、海外の降雪地域では6~7割も普及しているのに対して中々普及が進まない現状があります。
その主な原因は、日本特有の気候に原因があると考えられています。日本は降雪地域の多くで、気温が0℃付近を行ったり来たりすることも多く、雪が融けたり固まったりして氷になり滑りやすくなります。また、山が多い国土の関係上、人口が集中し交通量も多くなりがちなため、融けた雪がタイヤによりツルツルに磨き上げられ、その氷盤路面はタイヤには非常に厳しい環境です。おまけに0℃付近の気温では、タイヤが氷に触れると表面に水膜が発生し、非常に滑りやすくなるのです。これらのことから、海外で普及しているような従来型のオールシーズンタイヤでは対応しきれず、スタッドレスタイヤに履き替えるのが主流になっています。当然、2セットのタイヤホイールを保有するのですから、お金もかかるし、保管スペースは必要だし、履き替えの手間や費用がかかるなどの不便を強いられてきました。オールシーズンタイヤが十分な冬道性能を発揮してくれれば、年中履きっぱなしで良いので、これらのストレスから解放されます。

2.「SYNCHRO WEATHER(シンクロ ウェザー)」の特徴

本タイヤの最も注目すべき特徴は、夏のドライ路面から凍結路面を含めたすべての舗装路面に十分に対応している点で、2024年10月現在、唯一凍結路に対応していることを、メーカーが明確にうたっているタイヤです。
国内で販売されている本モデル以外のオールシーズンタイヤは、各社の自社基準で凍結路はスタッドレスタイヤの装着を推奨し、「△可」または「×不適」などとしています。メーカーから販売員へも、エンドユーザーには凍結には不適切だと説明するように案内されています。
一方、「SYNCHRO WEATHER(シンクロ ウェザー)」はというと、メーカーサイドが自信を持って氷上でも効くと宣言しているわけですから、従来のオールシーズンタイヤとは一線を画す、本当のオールシーズンタイヤと言って良いでしょう。

ウェットグリップ性能

ウェットグリップ性能はほとんどのサイズでグレーディング’b’を獲得しており、同社のENASAVE EC204(エナセーブ イーシーニーマルヨン)と比較して、同等以上の発揮することが、走行テストにより証明されています。一般的な新車装着タイヤのウェットグリップ性能はグレーディング’b’~’c’ですから、「SYNCHRO WEATHER(シンクロ ウェザー)」は平均的な新車装着タイヤと同等程度以上のウェットグリップ性能を持っていることを意味します。
もちろん、同社のスタッドレスタイヤスタンダードモデルWINTER MAXX 02(ウインターマックス ゼロツー)との比較ではその差は歴然です。WINTER MAXX 02もスタッドレスタイヤとしてはウェットグリップ性能が高いモデルですが、それでもウェット路面にはやや弱く、熱い路面では更にダレてグリップ性能が悪くなり、耐摩耗性能も大きく低下します。

氷上グリップ性能

驚きなのは、氷上制動性能であり、同社のスタンダードモデルスタッドレスタイヤWINTER MAXX 02(ウインターマックス ゼロツー)との比較で同等の氷上性能を発揮している点です。いくら氷上性能が良くなったと言ってもスタッドレスタイヤほどではないだろうとの考えを良い方向で裏切ってくれました。氷盤路面で時速20kmから停止するまでのテストで、スタンダードモデルのスタッドレスタイヤと同等程度の性能だったのですから予想外です。
氷盤路面に更に強い同社最新モデルWM03やブリヂストンのブリザックなどには及びませんが、ほとんどの方には十分な性能と言えるでしょう。

3.「SYNCHRO WEATHER(シンクロ ウェザー)」の秘密

後述する2の特徴が、従来のタイヤと「SYNCHRO WEATHER(シンクロ ウェザー)」の大きな違いで、その高いグリップ性能の発揮に寄与してくれます。
その前に、ゴムという身近で特殊な素材について少し説明させてください。ゴムが、金属やガラス、プラスチック、木材などと大きく違う点は、伸ばしたり、つぶしたりしても元の形に戻る点にあり、これをゴム弾性と言います。この性質は、紐のようなゴムの原料素材を、部分的に3次元的に結合させることで作られる網目構造により発揮されますが、これには硫黄を使います。この結合は強固で簡単に切れることはありません。そのため、ゴムは何度も何度も伸びたり縮んだりを繰り返すことができるのです。製造段階でこの結合の割合を調整することで、目的に合ったゴムの硬さを決めており、大まかに言えば、硬くしたければ沢山結合させ、柔らかくしたければ程々にといった具合で調整します。

水スイッチ

point02ココが天才!
先ほど説明した紐状のゴム原料を硫黄で結合する代わりに、一部をイオン結合に置き換えます。そうすると、水に触れた部分ではイオン結合が一時的に切れます。切れた部分は網目構造から解放され自由に動けるため柔軟になり、グリップ力が増します。水がなくなれば再度手をつないで剛性や耐摩耗性能が戻るという新素材ができたわけです。食塩(塩化ナトリウム)は乾燥状態ではNa(ナトリウム)とCl(塩素)がしっかり手をつないでいますが、水に入れると溶けてナトリウムイオン(Na+)と塩化物イオン(Cl-)のバラバラの状態になり、水が蒸発すればまた手をつないで元通りNaClになるという小学校の理科の授業を思い出しましたでしょうか?
しかも、これは水に触れた部分でのみ起こるため、表面は柔軟になりグリップ力を増しますが、ゴム全体が柔らかくなってしまうわけではないところが味噌で、剛性などが極端に落ちることはないわけです。

温度スイッチ

point02ココが天才!
グリップ成分の一部を基質のポリマーと結合させずに遊ばせておくことで、通常硬化してしまう低温下でもゴムの柔軟性を維持して、高い氷上グリップ性能を発揮しています。結合はしていませんが基質を支えるように構造内に存在しているため、高温下でも柔らかくなり過ぎず剛性が保たれます。カタログには明示されていませんが、担当営業に聞いたところ、同社の最新スタッドレスタイヤWM03に採用されている液状ファルネセンゴムに準じた素材が採用されているとのことです。


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4.オールシーズンタイヤ路面対応表

既に触れている通り、「SYNCHRO WEATHER(シンクロ ウェザー)」の路面対応表では、国内で初めて氷上路面に「〇」をつけています。AS1についている冬用タイヤ規制時も通行可能を意味する「スノーフレークマーク」に加えて、国際的な氷上性能テストに合格したタイヤを示す「アイスグリップシンボル」も刻印されてます。
ただし、過酷な状況では最新のスタッドレスタイヤの使用が推奨されており、当然ですが、最新のスタッドレスタイヤであっても滑るときは滑るので過信は禁物です。「滑らないタイヤはない」これを忘れてはいけません。

5.SYNCHRO WEATHER(シンクロ ウェザー)発売サイズラインナップ

korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能 
korogariTeiko26:楽天 wetGrip26:アマゾンwetGrip26:yahooショッピング
対象のタイヤサイズの「R」をクリックすると楽天で、「A」をクリックするとAmazonで、「Y」をクリックするとYahooショッピングで購入できます
インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考korogariTeiko26wetGrip26wetGrip26
19195/50R19 88HAbRAY
225/55R19 103VAb1RAY
235/55R19 105HAb1RAY
18225/40R18 92VBb1RAY
245/40R18 97VBb1RAY
215/45R18 89WBbRAY
225/45R18 95VBb1RAY
235/45R18 98VBb1RAY
215/50R18 92VAbRAY
225/50R18 99VAb1RAY
235/50R18 101VAb1RAY
225/55R18 102VAb1RAY
235/55R18 104VAb1RAY
225/60R18 104VAb1RAY
235/60R18 107VAb1RAY
17205/45R17 88VBb1RAY
215/45R17 91WBb1RAY
225/45R17 94VBb1RAY
215/50R17 95VAb1RAY
225/50R17 98VAb1RAY
205/55R17 95VAb1RAY
215/55R17 94VAbRAY
225/55R17 101VAb1RAY
195/60R17 90HAbRAY
215/60R17 96HAbRAY
225/60R17 99VAbRAY
225/65R17 106HAb1RAY
16195/55R16 91HAb1RAY
205/55R16 94HAb1RAY
195/60R16 89HAbRAY
205/60R16 96HAb1RAY
215/60R16 95HAbRAY
195/65R16 92HAbRAY
205/65R16 95HAbRAY
15165/55R15 75HBbRAY
165/60R15 77HAbRAY
185/60R15 84HAbRAY
175/65R15 88HAc1RAY
185/65R15 92HAc1RAY
195/65R15 91HAbRAY
備考1.エクストラロードタイヤです。
扁平率45以下はリムプロテクター付きタイヤです。
全サイズ低車外音タイヤです。

6.まとめ

・2024年10月ダンロップタイヤより、SYNCHRO WEATHER(シンクロ ウェザー)発売。
・氷上路面に「〇」を付けた国内初のオールシーズンタイヤ。
・従来のオールシーズンタイヤとは別と考えていいほどグリップ性能が高い。
・同社ノーマルタイヤ(夏用タイヤ)EC204以上のウェットグリップ性能を持つ。
・同社スタッドレスタイヤWM02と同程度の氷上グリップ性能を持つ。
・同社最新スタッドレスタイヤWM03の氷上グリップ性能には及ばないため、氷上性能を最重要視するなら、最新スタッドレスタイヤを履く方が良い。
・スタッドレスタイヤを買うか毎回迷っているなら、このタイヤをお勧めする。

※本ページの画像の一部はダンロップタイヤのホームページよりお借りしています。





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ヨコハマのプレミアムコンフォートタイヤ「ADVAN dB V553」2024年2月発売

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もくじ


1.ヨコハマのプレミアムコンフォートタイヤ

ヨコハマタイヤのプレミアムコンフォートタイヤADVAN dB(アドバン デシベル) がモデルチェンジし、”V553″となることが2023年12月18日に発表されました。発売予定は2024年2月で約7年ぶりのモデルチェンジとなります。
ブリヂストンがプレミアムコンフォートタイヤREGNOが2024年2月のモデルチェンジを発表したのが2023年12月12日ですから、これは偶然なのでしょうか?
ブリヂストンのレグノが快適性能を極限まで追い求めるタイヤであるのに対し、ヨコハマタイヤのADVAN dBはスポーツブランド「ADVAN」を冠し、プレミアムコンフォートタイヤながら、代々運動性能の高さにも重きを置いた設計であることが特徴です。

2.サイプを減らし走行性能重視へ

インサイドからアウトサイドまで流れるようなサイプの形状は踏襲されていますが、サイプは目に見えて減少されています。縦方向に切れ目のないトレッドが増え、細かなハンドリングでも常に路面を掴み続けるため、機敏な走行でも安定してグリップします。ピュアスポーツタイヤのようにはいかなくても、緊急回避時など急ハンドルを切った際の安心感が違います。
ショルダー部は3Dサイプになっており、ブロック同士がお互いを支えあうことで剛性が向上しており、ハンドリングの安定性や耐摩耗性能に貢献しています。

3.摩耗しても高い排水性能

太い縦溝が効率的な排水性能を発揮することで、ウェットグリップ性能は全サイズで最高グレード’a’を獲得しています。更に主溝の壁を垂直に近くすることで摩耗が進んでも溝の容積の低下を抑制して、排水性能の低下を防いでいます。
また、摩耗が進むと細い縦溝が消えることで、気柱共鳴音を抑えて、パターンノイズの増加を抑制しています。


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4.走行性能を向上させ静粛性も向上

細かなサイプは静粛性に寄与していますが、そのサイプを減らしたことで、走行性能を向上させています。一方で、ADVAN dB専用設計コンパウンドやサイレントベースゴム、幅広サイレントベルトなど様々な技術を盛り込むことで静粛性能を補完しています。これにより、細かなサイプを減らしたにもかかわらず、パターノイズを低減させています。

5.摩耗時の性能低下を抑制

細かなサイプを減らしてブロックが大きくなったことで耐摩耗性能やドライ時の走行安定性能が向上しています。
今回のモデルチェンジで特徴的なのは、特に摩耗時の性能が向上したことです。摩耗してもロードノイズが抑えられ快適性能が保たれ、ウェットグリップ性能の低下も大きく抑えられて安全性が増しています。

まとめ

・ヨコハマのプレミアムコンフォートタイヤADVAN dBがモデルチェンジ。
・新モデルはADVAN dB V553(アドバン デシベル ブイゴーゴーサン)で、2024年2月より順次発売予定。
・細かなサイプを減らしADVANらしい走行性能が更に向上。
・縦溝の形状変更などで摩耗しても高い排水性能。
・パターン変更で走行性能を向上させ、各種技術で静粛性も向上。
・全体に性能が向上しているが特に摩耗時の性能低下を抑制
※本ページの画像の一部はヨコハマタイヤのホームページよりお借りしています。

ADVAN dB V553発売予定サイズラインナップ

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korogariTeiko26:楽天 wetGrip26:アマゾンwetGrip26:yahooショッピング
対象のタイヤサイズの「R」をクリックすると楽天で、「A」をクリックするとAmazonで、「Y」をクリックするとYahooショッピングで購入できます
インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考korogariTeiko26wetGrip26wetGrip26
21225/45R21 95WAaRAY
20245/40R20 99WAAa1RAY
19245/40R19 98WAAa1RAY
235/40R19 96YAa1,③RAY
245/45R19 102YAAa1RAY
225/45R19 96WAAa1,③RAY
245/50R19 101WAAaRAY
195/50R19 88HAaRAY
225/55R19 103VAAa1RAY
18265/35R18 97WAa1RAY
245/40R18 97YAa1RAY
235/40R18 95WAAa1,③RAY
225/40R18 92WAa1RAY
245/45R18 100WAAa1,③RAY
235/45R18 98WAa1RAY
225/45R18 95WAAa1RAY
215/45R18 93WAa1RAY
245/50R18 100WAaRAY
235/50R18 97WAAaRAY
225/50R18 99WAAa1RAY
225/55R18 98VAaRAY
225/60R18 104WAAa1,③RAY
17245/45R17 99WAa1RAY
225/45R17 91WAaRAY
215/45R17 91WAa1RAY
205/45R17 88WAa1RAY
225/50R17 94WAAaRAY
215/50R17 95VAAa1RAY
205/50R17 93WAa1RAY
225/55R17 97WAaRAY
215/55R17 94WAaRAY
225/60R17 99HAAaRAY
215/60R17 96HAAaRAY
195/60R17 90HAaRAY
225/65R17 106VAAa1RAY
16205/55R16 91WAaRAY
195/55R16 87VAaRAY
215/60R16 95VAaRAY
205/60R16 92VAaRAY
195/60R16 89VAaRAY
15165/55R15 75VAaRAY
185/60R15 84HAaRAY
195/65R15 91HAaRAY
185/65R15 88HAaRAY
175/65R15 84HAaRAY
14155/65R14 75HAaRAY
備考1.エクストラロードタイヤです。
備考③.2024年3月発売予定




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ブリヂストン最上級プレミアムコンフォートタイヤ「REGNO GR-XIII」2024年2月発売

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もくじ


1.ブリヂストンの最上級プレミアムコンフォートタイヤ

REGNO GR-XII(レグノ ジーアールクロスツー)のモデルチェンジです。太い4本の縦溝を基調として、REGNO(レグノ)伝統のシングルブランチ消音器を配置することで、気柱管共鳴⾳を抑え、人の気になりにくい音質へチューニングすることで、非常に高い静粛性能を実現してます。
太い縦溝が効率的に排水をし、しなやかなトレッドコンパウンドが路面をとらえることで、全サイズでウェットグリップ性能最高グレード’a’を獲得しています。
やや斜めのサイプは縦方向に切れ目なく路面をとらえ、高速での直進安定性能の高さに寄与しています。

2.GR-techでロードノイズを抑制

新開発のGR-tech Silentゴムをケースに採用することで、路面からの振動を吸収し、ロードノイズを低減します。
GR-tech Silent構造、GR-tech Motionラインにより構造に起因するロードノイズを人間が気になりにくい音質にチューニングし、静かに感じられるように工夫されています。

3.摩耗しても静か

排水のための縦溝内の空気に、高い圧力がかかることで気柱管共鳴⾳が発生します。これを抑制するために配置されたレグノ伝統のブランチ型消音器は更に進化して消音性能を高めています。また、ショルダー部の突き通しサイプには音圧を下げる効果があります。
更に先代のGR-XII(ジーアールクロスツー)から採用された、摩耗するとブランチ型消音器の形が幅広に変わるパターンを継続して採用しています。これにより使用開始時はもちろん、タイヤが減っても静かさが持続するように工夫されています。
本タイヤは2023年1月より運用が開始された、国際的タイヤの技術基準で定めた車外騒音基準値を満たす「低車外音タイヤ」となっています。


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4.荒れた路面でもロードノイズを抑制

当然ですが、タイヤの出す音が大きくなるのは滑らかな舗装路より、荒れた舗装路です。荒れた舗装路で音が大きいのは仕方のないことではありますが、あの不快なゴーッという低音を低減するように改良されています。
滑らかな路面では高音のパタンノイズを抑制するように改良が施されています。

5.走行安定性能も向上

ケース形状の見直しで、トレッドの接地形状を最適化したことで、先代GR-XII(ジーアールクロスツー)でも改善されていた安定性が更に向上しています。
ゴツゴツとして不快な振動はいなしながら、ケース剛性をあげており、快適性能を損なうことなく走行安定性能の向上を実現しています。

6.全体のバランス

性能を細分化して、すべての性能を拡張しながら全体が調和するよう設計されたGREAT BALANCEを完成させています。

まとめ

・ブリヂストンの最上級プレミアムコンフォートタイヤREGNOがモデルチェンジ。
・新モデルはREGNO GR-XIII(レグノ ジーアールクロススリー)で、2024年2月より順次発売予定。
・GR-techによりロードノイズを抑制。
・先代に続き摩耗すると形状の変わるパターンで摩耗しても静か。
・荒れた路面でのロードノイズを抑制。
・滑らかな路面ではパタンノイズ抑制。
・走行安定性能が向上。
・より細分化した性能の全体を調和させてバランスを向上。
蛇足ですが、メーカー営業さんの口が堅くなって、プレス発表まで新製品情報を中々教えてくれなくなりました。もちろん我々も聞いた情報の公表はプレス発表を待つ必要があるのですが、SNSの時代ですから言ってしまう人もいるのでしょう。
しかし、一般の方より大分早く情報を持っていると思われているので、売ってしまった後に「知ってたでしょ~」みたいになって困ることがあります。
タイヤを購入予約して、「2ヶ月後に交換に来ます」なんてケースも珍しくないですから難しいところです。取り付け前なら、相談すれば国内メーカーは新製品への交換に応じてくれる場合もありますから、そんなケースになった場合はショップに相談してみましょう。但し差額がある場合は、その分は支払ってあげてください。
※本ページの画像の一部はブリヂストンのホームページよりお借りしています。

REGNO GR-XIII発売予定サイズラインナップ

korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能 
korogariTeiko26:楽天 wetGrip26:アマゾンwetGrip26:yahooショッピング
対象のタイヤサイズの「R」をクリックすると楽天で、「A」をクリックするとAmazonで、「Y」をクリックするとYahooショッピングで購入できます
インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考korogariTeiko26wetGrip26wetGrip26
20275/35R20 102WAAa1,③RAY
245/35R20 95WAAa1RAY
265/40R20 104WAAa1,③RAY
245/40R20 95WAAaRAY
19275/35R19 100WAAa1RAY
265/35R19 94WAaRAY
245/35R19 93WAa1,③RAY
235/35R19 91WAa1,③RAY
275/40R19 101WAAaRAY
255/40R19 100WAAa1,③RAY
245/40R19 98WAAa1RAY
235/40R19 92WAaRAY
225/40R19 89WAaRAY
255/45R19 104WAAa1,③RAY
245/45R19 98WAAaRAY
225/45R19 96WAAa1,③RAY
245/50R19 101VAAaRAY
195/50R19 88HAaRAY
18265/35R18 93WAaRAY
255/35R18 90WAaRAY
255/40R18 95WAAaRAY
245/40R18 93WAaRAY
235/40R18 91WAaRAY
225/40R18 88WAaRAY
255/45R18 99WAAaRAY
245/45R18 100WAAa1,③RAY
235/45R18 98WAAa1RAY
225/45R18 95WAAa1RAY
215/45R18 93WAa1,③RAY
245/50R18 100WAAaRAY
235/50R18 101VAAa1,③RAY
225/50R18 95WAAaRAY
225/55R18 98VAAaRAY
17245/40R17 91WAaRAY
245/45R17 95WAAaRAY
235/45R17 94WAaRAY
225/45R17 91WAaRAY
215/45R17 91WAa1RAY
205/45R17 88WAa1,③RAY
195/45R17 81WAaRAY
235/50R17 96VAAaRAY
225/50R17 98VAAa1,③RAY
215/50R17 95VAAa1RAY
205/50R17 89VAaRAY
225/55R17 97WAAaRAY
215/55R17 94VAAaRAY
195/60R17 90HAaRAY
16205/55R16 91VAaRAY
215/60R16 95VAAaRAY
205/60R16 92VAaRAY
15195/65R15 91HAAaRAY
備考1.エクストラロードタイヤです。
備考③.2024年3月発売予定




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本格SUV用オールシーズンタイヤGEOLANDAR CV 4S 10月末発売

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1.ヨコハマ初の本格SUV用オールシーズンタイヤ

通年履きっぱなしにできるオールシーズンタイヤの知名度もずいぶん上がってきました。加えて、SUV人気も長く続き、オーナーからSUV用オールシーズンタイヤを要望する声も多くなってきたことで発売が決定されたと考えられます。GEOLANDAR CV 4S(ジオランダーシーブイフォーエス)の発売時期は2023年10月末頃が予定されています。
ヨコハマタイヤでは、これまででも全天候性能を持ったSUVタイヤは販売されていましたが、カタログで「オールシーズン」を銘打った本格的SUV用タイヤは本タイヤが初めてです。
サイドにはM+S(マッドアンドスノー)マークに加えて、スノーフレークマークが刻印されており、高速道路で「冬用タイヤ規制」が実施されていても走行可能です。ただし、より雪深くなるなど、路面条件が悪化したときに出される「全車両チェーン装着規制」ではオールシーズンタイヤはもちろん、スタッドレスタイヤでもチェーン装着しなければ走行できません。
※スノーフレークマーク(正式にはスリーピークマウンテン・スノーフレークマーク)は、元々、欧州で冬用タイヤとして認証されたマークです。世界最大規模の民間の非営利国際標準化規格設定機関である「American Society for Testing and Materials」でも厳しい寒冷地でも性能を十分に発揮できるタイヤとして認証されています。

2.雪道にも強いパターン設計

非対称パターンにすることで、高速走行で接地頻度の増えるアウト側は溝の割合を減らしてドライに強く、低速で接地頻度が増えるイン側は溝の割合を増やしてウェットやスノーに強くしています。
特に雪道で高いトラクションを発揮するエッジ効果を狙って、サイプ(細かな横溝)を多く配置しています。サイプはブロックの剛性を低下させますが、溝の内部を立体的にカットすることでお互いが支えあい、ブロック剛性を保つように工夫されています。
添加されているシリカの分散性を高めることで、ウェット性能、スノー性能、低燃費性能を高めています。

3.迫力のあるデザイン性

オールシーズンタイヤはサイドもショルダーもおとなしい丸みのあるデザインのものが多い傾向にあります。もちろんそれも悪くないけれど・・・悪路を走るわけではないけれど・・・SUVに乗っているのだから、雰囲気だけでもそれっぽい感じにしたいオーナーも少なくないでしょう。そこをいくと、このGEOLANDAR CV 4Sはショルダーにブロックデザインを採用し、イカツさを演出し、そんなオーナーの心を満足させてくれます。
※画像では「スノーフレークマーク」の刻印もみることが出来ます。


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4.サイズラインナップは今後に期待

発売予定サイズは5つと少なめです。メインどころはおさえているとはいえこれから普及させていくぞ!という気合より、やや慎重さがうかがえる形です。しかし、ヨコハマは発売後にサイズ展開を増やしていくことが多いので今後に期待でしょう。ユーザーからの要望や市場調査の結果によってサイズラインナップは拡大していくでしょう。

korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26korogariTeiko26wetGrip26wetGrip26
19225/55R19 99VRAY
18225/55R18 98VRAY
235/60R18 107VRAY
225/60R18 104VRAY
17225/65R17 102HRAY

まとめ

・ヨコハマタイヤ初の本格SUV用オールシーズンタイヤ発売。
・発売開始は2023年10月末予定。
・雪道での信頼性の証明と言えるスリーピークマウンテン・スノーフレークマークが刻印されている。
・高速道路の冬用タイヤ規制対応。
・非対称パターンで夏道はもちろん、ウェットやスノーにも強い。
・シリカの分散性を高めることで、高いウェット性能とスノー性能、低燃費性能も実現。
・サイドにブロックデザインを採用しデザイン性も高い。
・発売サイズは5サイズと限定的なので、今後の更なる拡大に期待。
※本ページの画像の一部は横浜ゴムホームページよりお借りしています。





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ジムニー狙い撃ち!ホワイトレタースタッドレスタイヤ”GRANDTREK XS1″登場

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もくじ


1.ホワイトレタースタッドレス

一部のユーザーから要望はあったものの、今までなかったホワイトレタースタッドレスタイヤ「GRANDTREK XS1(グラントレック エックスエスワン)」がダンロップタイヤから2023年9月発売です。片面はブラックレター+マウンテンピークデザインが入ったサイドデザインになっているのでお好みで選択してください。個人的にはホワイトレター側にもマウンテンピークデザインが欲しいと思いましたが、こればかりは好みなので言ったらキリがないところでしょう。

2.深雪に強いパターン

溝の比率の多いマッドタイヤに近いパターンで、ブロックが深い雪の奥深くまで刺さって効きます。幅広の横溝は溝に入った雪を排雪する性能も高く、高いトラクション性能を維持してくれます。
アラスカのような深雪で極低温で、いつまでも雪が凍らない地域では、冬季はマッドテレーンやオールテレーンで走るのも珍しくありません。交通量が多い地域では凍結してしまうかもしれませんが、北海道・東北などの低温地域かつ交通量が多くない地域には特に向いているかもしれません。

3.ナノフィットゴム採用

一方で溝の比率の高さは氷上での性能には不利に働きます。またブロックの倒れこみを防ぐためかサイプの配置も少なめで、氷上性能は一般的なスタッドレスタイヤに比べると限定的となるでしょう。
それではマッドテレーンかオールテレーンと変わらないのでは?と思われる方もいるでしょう。しかし、そこはスタッドレス用に開発された低温でも高い柔軟性を保つ「ナノフィットゴム」を採用することで一線を画しています。最新の凹凸ナノフィットゴムが採用されていないのは、少しでもトレッド剛性を高めるためでしょうか。
以下の動画の47秒からの部分を見ると氷上での制動力も中々良いようです。


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4.サイズは狙い撃ち

発売当初には納車2年待ちなんていう話も聞いたとんでも人気の車ジムニー。そのジムニーとジムニーシエラのリフトアップでよく使われる2サイズの販売です。
215/70R16は、225/55R18、225/65R17、215/60R17とほぼ同外径なので、16インチホイールさえ履ければ多くの車種に対応できます。
代表的なところではデリカD5、エクストレイル、RAV4などにも装着可能(ホイールによってはブレーキが逃げない車種もあるので販売元に要確認)なので、冬用タイヤもオシャレしたい人は要チェックです。

korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考korogariTeiko26wetGrip26wetGrip26
16LT215/70R16 100/97N--WLRAY
185/85R16 105/103L LT--WLRAY
備考WL.ホワイトレタータイヤ。

まとめ

・ダンロップタイヤより待望のホワイトレタースタッドレスタイヤ登場。
・発売開始は2023年9月予定
・深雪に強いトレッドパターン。
・スタッドレス用の低温でも柔軟なナノフィットゴム採用。
・発売はジムニーをターゲットにした2サイズ。
・215/70R16については、225/65R17または215/60R17と同外径。
※本ページの画像は住友ゴムホームページよりお借りしています。





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ダンロップタイヤから発売されるオールシーズンタイヤ「ALL SEASON MAXX AS1(オールシーズン マックス エーエスワン)」とは

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ダンロップが国内4大メジャーメーカーとしては初の本格的な普通乗用車用オールシーズンタイヤ「ALL SEASON MAXX AS1(オールシーズン マックス エーエスワン)」を発売します。
同じ住友ゴムのタイヤブランドFALKEN(ファルケン)もEUROWINTER(ユーロウィンター ) HS449を発売していますが、ここで言う国内4大メジャーメーカーはブリヂストン、ヨコハマ、ダンロップ、トーヨーとさせて頂きます。同じ住友ゴム系ということもあってファルケンはどうしてもダンロップの弟分という扱いになってしまいます。

発売予定日

2019年10月1日

技術的な特徴

雪道での性能

➀スイッチグルーブ

トレッド中央部分に配置された太めの横溝がトラクションと制動力を発揮します。

➁超マルチコンパウンド

広い温度帯に対応した新開発の超マルチコンパウンドが、低温でも柔軟性を保ちながら夏の熱い路面でもダレることなくグリップ力を発揮してくれます。

夏道での性能

➀幅広センターリブ

幅の広いセンターリブが連続的に路面をとらえ続けることで高い走行安定性能を発揮してくれます。

➁ブロックの細分化とスクラム化

ブロックを細分化し路面からの衝撃を敢えて変形することで緩和しノイズを抑制します。一方でブロックがお互い支え合うように配置することで過度な変形を抑えて剛性を確保しています。

ウェットグリップ性能

➀Vシェイプと溝容量UP

細かなV字の溝が効率よく水膜を破り、深溝化することで溝容量を高くして大量の水でも高い排水性能を発揮してくれます。

高速道路規制

スノー性能の信頼性が高い「スノーフレークマーク」が刻印されており、「高速道路冬用タイヤ規制」もクリアしています。但し、全てのスタッドレスタイヤ、オールシーズンタイヤにも言えることですが「全車チェーン規制」はチェーンの装着が義務付けられています。

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製造国

どうやら全サイズ日本製になる予定のようです。

その他

日本国内向けに開発したオリジナルモデルです。他メーカーのように海外で販売しているオールシーズンタイヤを日本でも発売するのとは本気度が違うでしょうか?
他メーカーはよく言えば実績があるタイヤの国内投入であるが海外の雪道を基準に設計されています。
一方、ダンロップは日本の雪道に合わせて設計されているでしょうが実績のないタイヤということになります。

まとめ

・住友ゴムからダンロップブランドで普通乗用車用オールシーズンタイヤが発売されます。
・2019年10月1日発売予定です。
・日本国内向けオリジナルモデルです。
・新開発の超マルチコンパウンドが広い温度帯でのグリップ性能を発揮します
・「高速道路冬用タイヤ規制」をクリアしています。
・製造は全サイズ日本製になりそうです。
・日本の雪道用に開発されており期待は高い。

サイズラインナップ

korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
発売は2019年10月1日予定

インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考korogariTeiko26wetGrip26wetGrip26
18225/45R18 95H--1RAY
235/50R18 101H--1,➃RAY
235/55R18 100H--RAY
225/55R18 98H--RAY
235/60R18 103H--RAY
225/60R18 100H--RAY
235/65R18 106H--RAY
17225/50R17 98H--1RAY
215/50R17 95H--1,➃RAY
215/55R17 94H--RAY
205/55R17 95H--1,➃RAY
225/60R17 99H--RAY
215/60R17 96H--RAY
225/65R17 106H--1RAY
16205/55R16 91H--RAY
195/55R16 87H--RAY
185/55R16 83H--RAY
215/60R16 95H--RAY
205/60R16 96H--1RAY
195/60R16 89H--RAY
175/60R16 82H--RAY
215/65R16 98H--RAY
15185/55R15 82H--RAY
165/55R15 75H--RAY
185/60R15 84H--RAY
165/60R15 77H--RAY
195/65R15 91H--RAY
185/65R15 88H--RAY
175/65R15 84H--RAY
14165/55R14 72H--RAY
175/65R14 82H--RAY
165/65R14 79H--RAY
155/65R14 75H--RAY
185/70R14 88H--RAY
175/70R14 84H--RAY
165/70R14 81S--RAY
13155/65R13 73H--RAY
155/70R13 75H--RAY
145/80R13 75S--RAY
備考1.エクストラロードタイヤです。
備考.扁平率50以下はリムプロテクター付きタイヤです。
備考〇.2021年〇月発売予定です。
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ファルケンよりハイエース キャラバン向けホワイト レタードレスアップタイヤ W11発売

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ファルケンからハイエース、キャラバン向けのドレスアップ用ホワイトレタータイヤが発売されます。

発売予定日

2019年8月1日

技術的な特徴

トレッドコンパウンド

横溝を最小限にし、大型ブロックを配置したリブ主体のパターンで連続したグリップを実現しています。
軟らかめの設計になっており乗り心地はソフトですが、一方でケース剛性の弱さは、重い荷物を積んで走るにはやや心許ないように感じます。
どちらかといえば商用使用よりプライベートで使用するキャブオーバーに向いているでしょう。

4Dナノデザイン

4Dナノデザインで開発された柔軟でしなやかなゴムが路面との密着性を高め、ナノレベルでの接地面積を増大する高いウエットグリップ性能を実現しています。

ホワイトレター

ホワイトレターはバランスよく面積も広いためアピール度も高い。
ほとんどの方はご存知かもしれませんが、ホワイトレタータイヤは文字部を白く着色したわけではありません。そもそもゴムは着色しなければ白く、創生期のタイヤも白かったそうですが、カーボンブラックを混ぜることで強度が大幅に上がることが分かってから黒くなりました。ホワイトレタータイヤは文字の部分には着色していない白いままのゴムのブロックが埋め込まれています。つまり表面を削っても中から白いゴムが出てくるので表面の汚れがとれなければ、サンドペーパーなどで汚れた層を削り落とせば白さが復活します。
蛇足ですが、現在はカーボンブラックを添加しなくても高強度になる添加物や技術が開発されていますが「タイヤ=黒い」のイメージがあるため黒くしているそうです。
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まとめ

・ファルケンのホワイトレタータイヤ
・主にハイエース、キャラバンのドレスアップを対象
・4Dナノデザインによる柔軟なコンパウンドで密着して高いグリップを発揮
・もちろん問題ない範囲ですが商用として重い荷物を積むにはやや剛性が弱い
・どちらかといえば快適性と安全性に寄せた設計
・ホワイトレターの面積も広くアピール度は高い
・やや軟らかめの設計でプライベート使用に向き

サイズラインナップ

korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
Attention: The internal data of table “sizeW11” is corrupted!
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TOYO TIRES(トーヨータイヤ)から発売されるSUV用オールシーズン「CELSIUS(セルシウス)」の性能とサイズ

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既に北米や欧州に投入され支持を得ている SUV用オールシーズンタイヤ「CELSIUS(セルシウス)」を国内向けに発売します。 日本国内で正規販売される数少ない国産オールシーズンタイヤとなります。

発売予定日

2019年8月1日

技術的な特徴

トレッドコンパウンド

タイヤに使用される様々な原材料をナノレベルで「予測」「機能創造」「精密制御」「観察発見」することで理想的なゴム材料を開発する技術「Nano Balance Technology(ナノバランステクノロジー)」を使って開発されています。 シリカの分散性を高めるアクティブポリマーを採用することで低燃費性能とウェット性能を向上させています。

トレッドパターン

左:インサイド、右アウトサイド
低速で走る際に接地するインサイドには雪道性能を重視し、グリップ性能を上げる3Dグリップサイプとスノートラクションを上げるジグザグブロックを配置しています。
高速走行時に接地が多くなるアウトサイドには、グリップを上げる3Dグリップサイプ、接地性能を保つ溝底補強ブロック、操縦安定性を上げる周方向連結ブロックを採用しています。これによりドライやウェットで高い性能を発揮します。

マーキング

M+Sマークは勿論、M+Sより更にスノー性能の信頼性が高いスノーフレークマークもついています。高速道路の冬用タイヤ規制での走行は許可されています。一方で前者チェーン規制では、スタッドレスタイヤを含むいかなるタイヤもタイヤチェーン装着が必要です。 広告

まとめ

・トーヨーのSUV用国産オールシーズンタイヤです。
・発売は2019年8月1日予定です。
・ナノバランステクノロジーを使ったコンパウンド開発がなされています。
・インサイドにスノー性能重視、アウトサイドにドライ、ウェット重視のトレッドを採用することで全天候性を発揮するよう設計されています。
・M+S及びスノーフレークマークがついています。
・高速道路の冬用タイヤ規制での走行は許可されています。
・トーヨーのページでは凍結は△となっていますが本サイトでは凍結路の走行はお勧めしません。
・サイズラインナップは6サイズと少ないですが主要サイズはおさえています。
・ハスラー用サイズもリリースされます。

サイズラインナップ

EUタイヤラベル korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
※日本と欧州のラベリング制度の対比
インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考korogariTeiko26wetGrip26wetGrip26
18225/55R18 102V--1RAY
17215/55R17 98V--1RAY
225/60R17 99V--RAY
215/60R17 96V--RAY
225/65R17 102H--RAY
16215/60R16 99V--1RAY
205/60R16 96V--1RAY
215/65R16 98H--RAY
15185/60R15 84T--RAY
165/60R15 77H--RAY
195/65R15 91H--RAY
185/65R15 88H--RAY
175/65R15 84H--RAY
165/65R15 81T--RAY
14175/65R14 82T--RAY
165/65R14 79T--RAY
155/65R14 75T--RAY
175/70R14 84T--RAY
165/70R14 85T--1RAY
備考1.エクストラロードタイヤです。
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新しくなったダンロップのミニバン専用タイヤの変わったところ

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ダンロップ「ENASAVE(エナセーブ)」のミニバン専用タイヤのモデルチェンジが決定しました。大幅なパターン変更が加わり性能も一新しています。型番はENASAVE RV504からRV505へ変更されています。
 

発売日予定日

2019年6月1日
 

価格

RV504と同等かやや上げるようです。現在トーヨーTRANPATH mpZが戦略的にかなり低価格で販売されており、市場があれている状況ですが、それをしても下がる可能性は低いようです。
 

セールスポイント

多くのミニバンユーザーに「気になる」と言われるのは「フラつき」と「タイヤの偏摩耗」です。
そこで今回目玉のセールスポイントは「FUNBARI TECHNOLOGY(ふんばりテクノロジー)」です。ミニバンユーザーならカーブや車線変更、横風などでユラユラと不安になった経験があるはずです。そもそもミニバン専用タイヤとはフラつきと偏摩耗抑制をするために設計されたタイヤなわけですが、そのフラつきを更に重点的に抑制するよう設計されたのが本モデルです。
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技術的な特徴

リブの幅広化

先代RV504は5リブだったのに対し、このRV505では205サイズ以下は3リブ、215サイズ以上では4リブとリブ本数が減らされ幅広化されています。これにより今までのようにアウトサイドショルダーのみ大型のブロックを配置するのではなく、全てのブロックを大型化することで全体に剛性を上げ「ふんばり力」を強化しています。
また明らかに接地面の占める面積比が増加しており確かに「ふんばり」そうです。一方で排水溝の面積が減っているということになりますが、新たなコンパウンドとパターンによってウェット性能のグレーディングは’b’~’c’が維持されています。  

プラスリブ

図のようにリブ横のアウトサイド側に僅かに出っ張りが配置されています。カーブなどで外向きの力がかかると、この出っ張り「プラスリブ」が接地し僅かながら「ふんばり力」を強化してくれます。
 

静粛性と乗り心地向上

➀新プロファイル
 サイドウォールの形状を円くすることで変形が局所的にならないようにして衝撃を緩和しています。
 トレッドの接地形状を丸くすることで中央から順に接地し、伝わる衝撃を分散することで振動とノイズを抑制しています。
➁ビードからカーカスを強化
 サイド部分を強化して車重を支えてます。
➂新カオスピッチ配列
 5種類のピッチ配列を配置することでノイズを分散しパターンノイズを現象させています。
 

ミニバン専用からミニバンSUVタイヤへ

元々フラつきやショルダー偏摩耗など背の高いミニバン特有の問題を解決するために生み出されたのがミニバン専用タイヤです。一方でSUVには主に多少なり悪路性能を備えたSUV用タイヤが採用されることがほとんどでした。
 しかし、昨今のSUVは悪路を走ることなどほとんどなく、使い勝手の良さやスタイルで乗られているケースが多くなりました。このような時代の変化とともに、ニーズも燃費や快適性が高いオンロード専用タイヤに変化しており、そういった意味では従来ミニバン専用タイヤと言われていたタイヤはニーズにピッタリです。その証拠に昨今のSUVでは新車装着タイヤから、ミニバン専用タイヤに準じた性能のタイヤが装着されているケースも増えています。
 そこで元々ミニバン専用タイヤとして発表されていたタイヤがミニバンSUV用タイヤとしてカタログで紹介されているケースが増えています。本RV505も同様で今までなかったようなSUVを想定したと考えられるサイズラインナップが加わっています。
 SUVタイヤに比べて価格も安いケースが多いためSUVにお乗りなら選択肢に入れても良いでしょう。
 

サイズラインナップ

korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26korogariTeiko26wetGrip26wetGrip26備考
20245/35R20 95WAAbRAY1
245/40R20 99WAAbRAY1
19245/40R19 98WAAbRAY1
245/45R19 98WAAbRAY
225/45R19 96WAAbRAY1
225/55R19 99VAAbRAY
18245/45R18 100WAAbRAY1
225/45R18 95WAAbRAY1
215/45R18 93WAAbRAY1
235/50R18 97WAAbRAY
225/50R18 95VAAbRAY
215/50R18 92VAAbRAY
235/55R18 100VAAbRAY
225/55R18 98VAAbRAY
215/55R18 95VAAbRAY
17215/45R17 91WAAbRAY1
225/50R17 98VAAbRAY1
215/50R17 95VAAbRAY1
205/50R17 93VAAbRAY1
225/55R17 97WAAbRAY
215/55R17 94VAAbRAY
205/55R17 91VAAbRAY
225/60R17 99HAAbRAY
215/60R17 96HAAbRAY
16205/55R16 91VAAbRAY
215/60R16 95HAAbRAY
205/60R16 92HAAbRAY
195/60R16 89HAAbRAY
175/60R16 82HAAcRAY
215/65R16 98HAAbRAY
205/65R16 95HAAbRAY
215/70R16 100HAAbRAY
15175/55R15 77VAAcRAY
165/55R15 75VAAcRAY
195/60R15 88HAAbRAY
185/60R15 84HAAbRAY
165/60R15 77HAAcRAY
215/65R15 96HAAbRAY
205/65R15 94HAAbRAY
195/65R15 91HAAbRAY
185/65R15 88HAAbRAY
185/65R15 92HAAbRAYEV向け
175/65R15 84HAAcRAY
215/70R15 98HAAbRAY
205/70R15 96HAAbRAY
14185/65R14 86HAAbRAY
175/65R14 82HAAcRAY
165/65R14 79SAAcRAY
155/65R14 75HAAcRAY
185/70R14 88HAAbRAY
13155/65R13 73HAAcRAY
備考1.エクストラロードタイヤです。
扁平率50以下はリムガード付きタイヤです。

まとめ

・ダンロップのミニバン専用タイヤがモデルチェンジした
・型番はRV504からRV505へ変更された
・発売予定は2019年6月1日
・価格は据え置きかやや上がる模様
・目玉は「FUNBARI TECHNOLOGY(ふんばりテクノロジー)」
・リブ数を減らしブロックを大型化することで全体に剛性アップ
・サイド形状などの見直しでフラつき抑制
・ウェット性能は概ね維持
・カテゴリーがミニバンSUV用タイヤへ変化した
・SUV用サイズが大幅に追加された
 

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・グッドイヤーよりSUV用オールシーズンタイヤ発売

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グッドイヤーよりSUV用オールシーズンタイヤ「Assurance WeatherReady(アシュアランス ウェザーレディー)」が発売されました。グッドイヤーのSUVタイヤと言えばオンロード特化の「E-Grip(イーグリップ)」かオフロード特化の「WRANGLER(ラングラー)」でした。
本タイヤは流行の街乗りSUV用向けに設計されたオールシーズンタイヤという中間的な位置づけのタイヤです。普通乗用車用オールシーズンタイヤである「Vector 4Seasons(ベクター フォーシーズンズ)」の売れ行きが好調なためSUV用のオールシーズンの発売に踏み切ったと考えられます。

 

発売

2018年8月1日

 

技術的な特徴

大豆オイルテクノロジー

大豆オイルのとシリカの配合により低温でも柔軟性を失わず高いトラクション性能を発揮します。環境に配慮し、石油系原材料を減らし持続可能な天然原料オイルを使用するのが最近の流れでもあります。コンチネンタルの新スタッドレスタイヤ「VikingContact7(バイキングコンタクト7)」でも菜種油を使用しています。

コンチネンタルの新スタッドレスVikingContact7(バイキングコンタクト7)発売決定

 

エボルビングトラクショングルーブ

アウト側リブに配置されたバイアスグルーブ溝(左図青色)が排水性を高めます。初期はブロックの倒れこみを防止する架橋があり、タイヤの摩耗が進んだ後は架橋が摩耗で消え高い排水性能を維持します(左図下)。

 

3D トレッドロックテクノロジー

ショルダー部のサイプに配置された「3Dブレード」がブロックの倒れこみを抑制し優れたドライ性能を発揮します。降雪時にも効果的なエッジ効果を発揮し高いトラクション性能を発揮します。偏摩耗も抑制します。

 

まとめ

・ベクターフォーシーズンズの好調を受けてかSUV用オールシーズンタイヤを発売。
・特に雪道性能に重きを置いた都市型SUV向けタイヤです。
・大豆オイルとシリカにより低温でも高いグリップ性能を発揮します。
・摩耗末期まで高い排水性能を発揮します。
・倒れこみ抑制3Dトレッドロックテクノロジーにより全ての道で高い性能を発揮します。
・あくまもで対応できるのは浅雪程度までで凍結などは避けた方が無難です。
・雪道であってもスタッドレスほどの効きはないので過信は禁物です。

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サイズラインナップ

korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。

インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考
20235/55R20 102H--
19235/55R19 101V--
255/55R18 109V--1
235/55R18 100V--
18225/55R18 98V--
235/60R18 103H--
225/60R18 100H--
235/65R18 106H--
17225/60R17 99H--
215/60R17 96H--
235/65R17 104H--
225/65R17 102H--
16215/65R16 98H--
備考1.エクストラロードタイヤです。

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