ミシュランのUHP「PILOT SPORT 4S(パイロットスポーツ4S)」に18インチサイズが大量追加されました。
今までは「4Sが履きたきゃ19インチ以上をつけろ」だったわけですが、純正装着で19インチを履いている車なんてそう多くはありません。しかし、18インチとなると一気に装着車種が多くなって無理なく履ける方も多くなります。
元々245/40ZR18 (97Y)だけは18インチリリースがありましたが、今回は16サイズが追加されました。
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画像で見ていると意外と気が付かないけれど現物を見ると気になることが出てくることがあります。7月1日に発売されたブリヂストンのフラッグショップタイヤ「POTENZA S007A(ポテンザ エスゼロゼロナナエー)」にも気になることがあったので考察していきます。
少し近づいて撮影してみましたが気になるところはあるでしょうか?更に拡大した画像が下です。(ともに画像クリックで拡大できます)
ナビゲーターが違和感を感じたのはここです。赤くマーキングした横溝と青くマーキングした横溝に注目してください。青のマーキングの横溝は深く切られており、これはよく見る普通の溝です。一方で赤のマーキングの横溝(?)は1mmあるかないかのごく浅いもので通常見られません。
ここでタイヤの横溝の役割をおさらいします。
夏タイヤにおける横溝には主に2つの役割があります。
Ⓐトレッドの硬さを調整することで接地圧を調整します。またブロックを細かく仕切ることでパターンノイズを抑えて静かにします。リブに配置されている横溝は主にこの役割を担います。
Ⓑ縦方向の主溝による排水をサポートする役割があり、カーブなどで遠心力がかかった際に大きな効果を発揮します。ショルダー部分に配置されている横溝は主にこの役割を担います。
今回の注目している横溝はⒶの接地圧を均一化する役割を担っています。タイヤには常に大きな車重がかかり続けており、この力により水平方向へタイヤを伸ばすような力が働きます。一般に横溝は主にこの伸びを緩和することで接地圧を均一化するために切られています。
前置きが長くなりましたが、今回注目している溝が浅いのはなぜなのでしょう?
ナビゲーターの考えはこうです。新品の溝の深い状態のとき、即ちリブ山が高いときにには変形も大きく接地圧の均一化をするためには横溝が必要であるけれども、摩耗が進みリブ山が低くなれば変形が少なくなり横溝が必要なくなるのではないかと考えます。実は溝を切らなくても変形に対応できるならば、その方がタイヤが常に路面をとらえ続けるため運動性能としては有利です。そのためスポーツタイヤでは度々センターリブに溝を切らないパターンが存在し、先代のS001(左図)もセンターリブに若干の刻みはあるものの横溝はありません。今回発売された「S007A」はドライグリップの大幅な向上を目指したため可能な限り横溝を抑えて、初期の変形が大きく接地圧が均一化しにくい初期のみ浅溝を配しているのではないかと考察します。
考察はしてみたもののナビゲーターの仮説にすぎないことは否めません。そこで実際にブリヂストンに聞いてみました。最初からそうしろという声もあるかと思いますがそれではあまりにも芸がないのでご容赦願います。
ナビ・・・タイヤナビゲーター、BS・・・ブリヂストン担当者
このようなインタビュー結果になりました。つまりナビゲーターの仮説は半分は正解、半分は不正解ということでした。
・センターリブ、セカンドリブの浅い横溝の意味は何か考察、インタービューした。
・S007Aはドライグリップを最大限に発揮するためリブの横溝を最小限とした。
・セカンドリブの浅溝はリブ山が高く大きな変形が出る初期において、変形による接地圧バラつきを抑えるために配置した。
・センターリブの浅溝はデザインであり機能的な意味はない。
ミシュランのプレミアムコンフォート「Primacy4(プライマシー4)」の発売がプレスへの公式発表され、ナビゲーターのお店にも既に入荷しています。幾らかの追加情報がありますので、既にご報告した情報のおさらいと追加情報のご報告をしていきます。
プライマシー4(Primacy4)
2018年7月1日より順次販売開始
プレス発表の前にメーカー営業から聞いていた情報ではパターン変更はなくコンパウンド変更のみとのことでしたが、コンパウンド変更以外にも幾らか変更がありました。
➀より高い排水性能と、静粛性や乗り心地の向上を狙いプライマシー3では貫通していなかったセンターリブの横溝が貫通されています。
➁性能には関係ないようですがスリップサインがどこにあるか分かりやすくするための工夫のようです。
➂主溝の形状を変更することで摩耗すると顕著に低下していた排水性能を大幅に改善しています。
➃主溝の中には細かなギザギザの低い山が配されていて、高速で通り抜ける気流の渦を消すことで騒音を抑えます。
➄スリップサインを見つけやすいように工夫されています。
転がり抵抗性能’AA’16サイズ、’A’19サイズ
ウェットグリップ性能’a’19サイズ、’b’16サイズ
・摩耗しても排水性能が低下しにくいよう主溝の形状が変更されています。
・ウェットグリップ性能向上のためコンパウンドが変更されています。
・ウェットグリップ性能向上のため排水性能を高めるパターン変更が施されています。
・静粛性や乗り心地を向上させるため若干のパターン変更が施されています。
・インサイドアウトサイドがありますが、パターンとしてはあまり非対称性が感じられません。
・18インチ以上はサイドウォールのベルベット加工が採用されています。
相対ゲージなどはミシュラン Primacy4を参照してください。
:転がり抵抗係数 :ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
インチ | タイヤサイズ | 備考 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
19 | 235/40R19 96W | R | A | 1,VOL,AC | ||
245/45R19 102W | A | a | R | A | 1 | |
18 | 225/40R18 92Y | A | a | R | A | 1 |
255/45R18 99Y | AA | a | R | A | ||
245/45R18 100W | AA | a | R | A | 1 | |
235/45R18 98W | AA | a | R | A | 1 | |
235/45R18 98W | R | A | 1,VOL | |||
235/45R18 98Y | R | A | 1 | |||
225/45R18 95W | R | A | 1,ST | |||
225/45R18 95Y | A | a | R | A | 1 | |
215/45R18 93W | A | a | R | A | 1 | |
245/50R18 100W | A | a | R | A | ||
235/50R18 101Y | AA | b | R | A | 1 | |
235/50R18 101Y | R | A | 1,ST | |||
225/50R18 99W | AA | b | R | A | 1 | |
225/50R18 99W | R | A | 1,★ | |||
235/55R18 100V | R | A | VOL | |||
235/55R18 100W | R | A | MO | |||
225/55R18 102V | R | A | 1 | |||
225/55R18 102Y | R | A | 1,AO2 | |||
225/55R18 102Y | R | A | 1,AO1 | |||
215/55R18 99V | A | a | R | A | 1 | |
215/55R18 99V | R | A | 1,VOL | |||
215/55R18 99V | R | A | 1 | |||
17 | 255/45R17 98W | A | a | R | A | |
245/45R17 99Y | AA | a | R | A | 1 | |
235/45R17 97W | AA | a | R | A | 1 | |
225/45R17 91W | R | A | ||||
225/45R17 91W | R | A | VOL | |||
225/45R17 94W | A | a | R | A | 1 | |
225/45R17 94W | R | A | 1,ST | |||
215/45R17 87W | A | a | R | A | ||
215/45R17 91W | R | A | 1,ST | |||
235/50R17 96W | A | a | R | A | ||
225/50R17 98V | R | A | 1,VOL | |||
225/50R17 98V | R | A | 1,VOL | |||
225/50R17 98W | R | A | 1,ST | |||
225/50R17 98Y | AA | b | R | A | 1 | |
225/50R17 98Y | R | A | 1,★ | |||
215/50R17 91W | R | A | ||||
215/50R17 95W | AA | b | R | A | 1 | |
205/50R17 93H | R | A | 1 | |||
205/50R17 93W | A | b | R | A | 1 | |
205/50R17 93W | R | A | 1,ST | |||
235/55R17 103W | R | A | 1,ST | |||
235/55R17 103Y | AA | b | R | A | 1 | |
225/55R17 101V | R | A | 1,VOL | |||
225/55R17 101W | AA | b | R | A | 1 | |
225/55R17 101W | R | A | 1,ST | |||
215/55R17 94V | A | b | R | A | ||
215/55R17 94W | R | A | ST | |||
215/55R17 98W | R | A | 1 | |||
205/55R17 91W | R | A | MO,ST | |||
205/55R17 95V | A | b | R | A | 1 | |
205/55R17 95V | R | A | 1,J | |||
205/55R17 95W | R | A | 1,★ | |||
225/60R17 99V | AA | b | R | A | ||
215/60R17 96H | R | A | ||||
215/60R17 96V | AA | b | R | A | ||
215/60R17 96V | R | A | ST | |||
215/65R17 99V | R | A | MO | |||
215/65R17 103V | R | A | 1 | |||
16 | 225/55R16 99W | A | a | R | A | 1 |
215/55R16 97W | AA | b | R | A | 1 | |
205/55R16 91H | R | A | ||||
205/55R16 91W | A | b | R | A | ||
205/55R16 91W | R | A | ST | |||
205/55R16 94H | R | A | 1 | |||
205/55R16 94V | R | A | 1,VOL | |||
195/55R16 87H | A | b | R | A | ||
195/55R16 87H | R | A | ||||
195/55R16 87H | R | A | ||||
235/60R16 100V | A | a | R | A | ||
225/60R16 98W | A | a | R | A | ||
215/60R16 99V | AA | b | R | A | 1 | |
215/60R16 99V | R | A | 1,ST | |||
205/60R16 92H | AA | b | R | A | ||
205/60R16 92V | R | A | MO | |||
205/60R16 96W | R | A | 1 | |||
205/60R16 96W | R | A | 1,★ | |||
195/60R16 93V | A | a | R | A | 1 | |
215/65R16 98V | A | a | R | A | ||
205/65R16 95V | A | a | R | A | ||
195/65R16 92V | A | b | R | A | ||
195/65R16 92V | R | A | ||||
15 | 195/60R15 92V | A | a | R | A | 1 |
185/60R15 84T | R | A | ||||
185/60R15 88H | A | b | R | A | 1 | |
195/65R15 91H | R | A | ||||
195/65R15 91V | A | a | R | A | ||
165/65R15 81T | R | A | ||||
備考1.エクストラロードタイヤです。 備考AC.アコースティックテクノロジー採用タイヤです 自動車メーカー承認マーク MO:メルセデスベンツ ★:BMW AO:アウディ VOL:ボルボ J:ジャガー |
ブリヂストン党待望のポテンザのプレミアムスポーツタイヤ「POTENZA S007A(ポテンザ エスゼロゼロナナエー)」の発売が発表されました。「POTENZA S001」が2010年に発売されてから長く現役として活躍しましたが、S007Aが引き継ぐことになり、S001は一般市販向けとしてはその役目を終えることになります。
2018年7月1日
高剛性ハンドリングシート、S007A専用サイド補強、S007A専用コンパウンドを採用することでドライ路面でのハンドリング性能の向上を実現しています。
S007A専用コンパウンド、マルチラウンドブロックを採用しウェット路面でのブレーキング性能の向上を実現しています。
周方向のブロック配列を最適化することで、パタンノイズを抑制。スポーティーな走りを損なうことなく、ハイパフォーマンスカーにふさわしいコンフォート性能を追求しています。
ドライ性能の改善に注力して開発されておりドライサーキットでのラップタイムを2.4%も短縮しています。この数字は非常に大きなもので、例えばダンロップのリアルスポーツタイヤ「ディレッツァZⅡスタースペック」が「DIREZZA Z3(ディレッツァZⅢ)」へモデルチェンジした際のラップタイム1.5%短縮でも十分な驚きがあったのにそれを大きく上回っています。勿論S007Aはサーキット用のタイヤではありませんが、この強力なドライグリップ性能はハイパワーマシンの駆動力を路面に効果的に伝え、高い運動性能と安全性能を与えてくれるでしょう。
ウェットの性能は「S001」から2%ほどの性能上昇を実現していますが、この数字は大きなものでなくラベリングも’b’と維持にとどまっています。十分な性能ではありますが最新のプレミアムスポーツタイヤとしてはやや物足りない結果と言えるでしょう。
例えば、ミシュランのプレミアムスポーツタイヤ「Pilot Sport4s(パイロットスポーツ4S)」は販売サイズの1/3ほどはラベリング’a’であり、グッドイヤーの「EAGLE F1 ASYMMETRIC 3(イーグル エフワン アシンメトリック3)」はサイズラインナップは少ないものの全サイズで’a’を獲得しています。
転がり抵抗性能では’B’~’C’とハイグリップタイヤとしては優秀ですが、それでも「Pilot Sport4S」は’A’~’B’、「P-ZERO」はEUラベル’C’~’E’(日本ラベル’A’~’C’相当)と同等以上の性能です。
ブリヂストンの発表価格はS001から価格は据え置きとなります。一般的な販売価格も一時的には上がるかも知れませんが、時間とともに落ち着くでしょう。
純正用タイヤ「POTENZA S007」は既に「Audi(アウディ) RS4」、「Aston Martin(アストンマーチン) DB11」、「FERRARI(フェラーリ) 488」、更に「日産NOTE NISMO S(ノート ニスモ)」への採用も発表されています。今回発売が決定した一般市販向けの「POTENZA S007A」とパターンは異なりますが構造などで一定の共通点を持っているとのことです。
・非常に高いドライ性能を実現しています。
・プレミアムスポーツタイヤらしく快適性能と走行性能が高次元でバランスされます。
・ウェットは十分と言えますがプレミアムスポーツタイヤとしてはやや物足りないところです。
・転がり抵抗性能はハイグリップタイヤとしては十分な性能でしょう。
・価格は据え置き。
・純正採用されている「S001」は残るようです。
:転がり抵抗係数 :ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
[table “sizePotenza-S007A-201807” not found /]
2017年6月、トーヨーからフラッグシップスポーツタイヤ「PROXES Sport(プロクセススポーツ)」が発売されました。あれからちょうど1年、そのSUV用タイヤ「PROXES Sport SUV(プロクセススポーツ エスユーブイ)」の発売が決定しました。
2018年6月1日
技術的な特徴は概ね「PROXES Sport(プロクセススポーツ)」と繰り返しになるため簡便にし、詳細はこちらを参照してください。
新たなゴム開発技術「Nano Balance Technology(ナノバランステクノロジー)」により相反する性能である転がり抵抗性能とウェットグリップ性能を高いレベルでバランスさせた新コンパウンドを開発、採用しています。また最適化された新パターンも加わりプレミアムスポーツタイヤに要求される走行安定性やグリップ性能、快適性能などあらゆる性能をバランスよく実現させています。
ハンドリング性能と制動性能を強化しています。
サイプの角を落とすことでトラクション性能とハンドリング性能を向上させています。またフェザーエッジを抑えて偏摩耗を抑制してくれます。
濡れた路面での高いトラクション性能とロードノイズ、パターンノイズを低減させています。
高剛性のリブにより安定したコーナリングを実現しています。
通常のブロックとタイヤの断面を比較してみましょう。
接地圧を均一化しグリップ性能の安定性能を向上させています。ブロック単位の偏摩耗も抑制してくれます。
SUVタイヤながらに悪路走行性能を捨ててラベリングを取得しています。JATMA(一般社団法人 日本自動車タイヤ協会)の低燃費タイヤのガイドラインでは「夏用タイヤ」が要件となっており、冬用タイヤ性能の一つの基準である「M+S(マッドアンドスノー)」マークがあるタイヤは低燃費タイヤのガイドラインから外れるため低燃費タイヤ規格を取得できません。それゆえ一般的なSUV用タイヤはガイドラインに適応せず、メーカーは費用のかかるラベリングを取得しません。本タイヤはあえてオンロードに特化し、「M+S」基準を排することで低燃費タイヤの基準を満たしラベリングを取得しています。転がり抵抗性能で’B’のサイズがあるため全てのタイヤで「低燃費タイヤ」の基準を満たしているわけではありませんが、ウェットグリップ性能では全サイズで最高グレード’a’を取得しています。
・SUVタイヤながらJATMAラベリング制度でのグレーディングを取得しています。
・全サイズでウェットグリップ性能のラベリング最高グレード’a’を取得しています。
・2サイズを除き、低燃費性能’A’を取得しており「低燃費タイヤ」規格を取得しています。
・様々な最新技術が投入され走行性能と快適性能がバランスよく仕上がっています。
・テーパーデザインやバレルブロックで接地圧の均一化や偏摩耗が抑制されています。
・大幅な軽量化が実現されておりハンドリングや低燃費性もアップしています。
[table “sizePROXES-Sport-SUV-201806” not found /]
ミシュランのプレミアムコンフォートタイヤ「プライマシー3(Primacy3)」が新しくなります。欧州では既に販売されており、一定の評価を得ています。
プライマシー4(Primacy4)
2018年7月1日より販売開始
現時点でナビゲーターがキャッチしている情報をまとめます。
プライマシー3とパターン変更はなくコンパウンドチェンジのみのマイナーチェンジのようです。従来であればコンパウンドチェンジのみの場合、名称は「~プラス」であったのに対し「4」としたのはパイロットスポーツ4(Pilot Sport4)など普通乗用車用タイヤは「4」世代で揃えたいということなのかもしれません。現時点での発売サイズは確定していませんが、プライマシー3で現在販売しているサイズを継続して発売する予定です。サイズが確定していないのはラベリング取得をJATMAへ申請中のためで、ミシュランの考えるラベリングが取得できないサイズに関しては販売しない可能性があるためです。
蛇足ですが、パイロットスポーツ4などに採用されているサイドウォールのベルベット加工の採用はないようです。
欧州ラベリングは、低燃費性能’B’~’C’(一部’A’)、ウェットグリップ性能’A’を取得しています。
日本のJATMAラベリングで言えば、概ね低燃費性能’AA’~’A’、ウェットグリップ性能’a’となるでしょう。現時点での具体的な方針発表はありませんが、ナビゲーターとしてはウェット’a’での発売を目指していると予想しています。
欧州ラベリングについては興味がある方は日本と欧州のラベリング制度の対比を参照してください。
・発売時期は7月1日。
・プライマシー3の後継モデルとなります。
・「3」同様、アジアで好まれる快適性能重視のタイヤです。
・純正(OE)のプライマシー3は継続生産予定です。
・発売サイズはプライマシー3の販売サイズがスライドする予定です。
・現在JATMAラベリング取得中です。
・欧州ラベリングからJATMAラベリングは’AA-a(低燃費-ウェット)’となりそうです。
・おそらくウェット’a’をとれないものは発売延期か中止されるでしょう。
・「4」の発売に伴い「3」の一部サイズで欠品が出てきているようです。
北米では既に販売されているオープンカントリーのマッドテレーンタイヤ「OPEN COUNTRY M/T(オープンカントリー エムティー)」がやっと日本でも販売開始されました。四駆好きのナビゲーターも結構前から注目していたタイヤなので個人的にもうれしいお知らせです。
2018年4月13日
➀ディープサイプとフック型ブロック
ディープサイプが排水性能を高めてウェット時のトラクションとブレーキ性能に寄与します。またフック型のブロックが優れたオンロード性能を維持しながら優れたオフロードトラクションを発揮してくれます。
➁ストーンインジェクター
石噛みを排除し、排土性能を高めます。
➂スタッガードショルダー
ショルダー部が出っ張っているブロックと出っ張りの少ないブロックが交互に配置されていることで悪路でのトラクション性能を向上させます。
➃テーパーブロック
ブロックを台形にすることでブロックの角の巻き込みによる接地面積の低下を防ぎトラクション性能を高めています。またブロックの倒れこみや角が千切れてしまうことで起こる偏摩耗を抑制します。
➄スペシャルコンパウンド
粘り強いグリップ性能を発揮し、更に発熱を抑制することで負荷のかかる走行でも安定したグリップ性能を提供します。
➅2スパイラルキャッププライ、高強力スチールベルト
トレッド面の耐外傷性や耐久性を提供します。また高速走行時の変形を抑えるて安定した走行を提供します。
➆3プライハイターンアップ構造
3層ポリエステル構造は耐久性、耐衝撃性に優れています。また高速安定性と応答性を提供します
➇高硬度ビードフィラー
トラクション性能と応答性に加え、高速安定性と耐久性を提供します。
➈高強度サイドウォールコンパウンド
カット耐性など耐外傷性能を提供します。
・複雑なフック型のブロックが前方へのトラクション性能だけでなく様々な方向への滑りにくくなっています。
・オフロード性能はかなり本気であり、高い走破性能を発揮してくれます。
・耐外傷性能も高く悪路へアタックしても安心感があります。
・ノイズや振動は抑えられており、オンロードでの走行安定性も高められています。
・パターン、ショルダー、サイドとインパクトも高くオシャレで楽しむのも良いでしょう。
・純正サイズから考えれば十分かもしれませんが、リフトアップやサイズアップを考えてもう少しサイズラインナップを増やしてほしいところです。
・残念ながら全てのサイズでホワイトレターはありません。
相対評価ゲージなどはOPEN COUNTRY M/Tを参照してください。
:転がり抵抗係数 :ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
トーヨータイヤからSUVカテゴリー「OPEN COUNTRY(オープンカントリー)」にU/TとM/Tが追加されました。今回は「U/T」についてご紹介します。
以前、トーヨーのSUVカテゴリータイヤ追加とサイズ拡大?でSUVタイヤの追加についてお伝えしていましたが、U/Tについては発売情報を掴んでいなかったためお伝えしていませんでした。このカテゴリーの発売には無警戒でしたが、遅れに遅れていたカタログに発売が掲載されていて驚きました。しかし、考えてみればPROXES CF2 SUVはM+S表記のない完全オンロード仕様で、トーヨーはハイウェイテレーンについては席が空いた状態であったので当然であったといえます。
U/TはUrban Terrainの略で都市型SUV用タイヤで、オンロード重視のいわゆるハイウェイテレーンです。CF2と違いM+S表記があり、深溝構造になっていることで多少の悪路性能は備えています。
2018年4月13日(金)
どうでもいいことですが、トーヨーということでいつも14日に発表されることの多いトーヨータイヤの新商品発表ですが、今回は14日が土曜なので13日なのでしょうか。
➀5バリアブルピッチ
ブロックのサイズを5パターンにすることで同一パターンで同周波数の音の増幅により、大きなパターンノイズが発生することを抑えています。
➁サイレントウォール
排水のための縦溝は溝の3面と路面の4面で四角いパイプを形成します。このパイプの中を高速の空気が通過することで笛のように音が鳴ります。溝の側面に細かいためて溝を配することで高速の空気の流れを弱めてノイズを低減しています。
➂マルチウェーブサイプ
ブロックの切れ目の横溝内部をギザギザに加工することで、ブロックの倒れこみをお互いに支えて剛性を確保します。これにより走行安定性が上がり、偏摩耗も抑制されます。
➃スペシャルシリカコンパウンド
発熱を抑えるシリカを配合することで低燃費性を高め、更に耐摩耗ポリマーにより摩耗寿命を延ばしています。
➄走行安定性を強化
「高硬度サイドウォール」、「ジョイントレスキャッププライ」、「高強力スチールベルト」などで剛性や高速走行時の変形を抑えることで高い高速安定性能を確保しています。
・北米で販売されているモデルを国内でも販売開始しました。
・「U/T」はUrban Terrainの略で、オンロード重視のハイウェイテレーンです。
・快適性と走行安定性を重視した設計になっています。
・一般的な販売価格は他社のハイウェイテレーンに比べて安価になりそうです。
・販売サイズは限定的ですが概ね必要なサイズはおさえています。
・相対ゲージなどはOPEN COUNTRY U/Tを参照してください。
:転がり抵抗係数 :ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
[table “sizeOPEN-COUNTRY-UT-201804” not found /]