ハイブリッドカーに代表されるエコカーの特徴と言えば「燃費の良さ」と「走行音の静かさ」です。そこで、そのエコカーの性能を発揮させてくれる3つのタイプのオススメタイヤを2銘柄ずつご紹介します。
目次
1.たくさん走れる
2.経済性が高い
3.静か
1.たくさん走れる
エコカーの燃費の良さを最も生かした使用方法と言えます。ガソリン車に比べて車体価格が高いものの、沢山走れば燃費の良さでその分を回収できます。沢山走るということはタイヤがよく摩耗するということで、高い耐摩耗性を持つオススメタイヤをご紹介します。
➀ミシュラン ENERGY SAVER 4
(エナジーセイバーフォー)
国内で正規販売されているタイヤの中で最も高い耐摩耗性能を持つタイヤの一つと考えられます。先代のエナジーセイバープラスはナビゲーターの会社でもプリウスで3年かけて実験してみましたが5万kmを走ってまだ溝を残していました。それよりはやや耐摩耗性能が落ちたようですがそれでも非常に高い耐摩耗性能を持っています。
燃費性能、安全性能、快適性能は概ね平均的ですが、走行安定性、高速安定性が高くキビキビとした走りができることも魅力です。まさに沢山走るあなたにうってつけのタイヤでしょう。
一方で年間走行距離が1万kmに満たない方や、車を強い直射日光にさらされる場所に置いている方ではゴムのヒビ割れがかなり酷く出てしまうためお勧めしません。16インチまでしかリリースがないのも残念です。
ENERGY SAVER4の詳細とサイズラインナップ
燃費性能、安全性能、快適性能は概ね平均的ですが、走行安定性、高速安定性が高くキビキビとした走りができることも魅力です。まさに沢山走るあなたにうってつけのタイヤでしょう。
一方で年間走行距離が1万kmに満たない方や、車を強い直射日光にさらされる場所に置いている方ではゴムのヒビ割れがかなり酷く出てしまうためお勧めしません。16インチまでしかリリースがないのも残念です。
ENERGY SAVER4の詳細とサイズラインナップ
➁グッドイヤー E-Grip Comfort
(エフィシェントグリップ コンフォート)
高い耐摩耗性能に加えて、高い低燃費性能を備えたタイヤです。乗り心地や静粛性も高く静かな傾向にあるエコカーに向いていると言えるでしょう。タイヤ剛性が高いためしっかりとした乗り心地なのでドッシリとして安心感があります。
グッドイヤーは販売チャンネルがやや少ないことが影響してか発売して間もないためか、2018年4月現在ウェブではやや高めの販売価格であるので、今後の価格低下に期待です。 E-Grip Comfortの詳細とサイズラインナップ
グッドイヤーは販売チャンネルがやや少ないことが影響してか発売して間もないためか、2018年4月現在ウェブではやや高めの販売価格であるので、今後の価格低下に期待です。 E-Grip Comfortの詳細とサイズラインナップ
2.経済性が高い
エコカーは多くの場合その高い燃費性能によって選択されています。つまり経済性を求めて購入されているわけです。そこで高い低燃費性能を持っていたり、タイヤの販売価格が安価だったりするオススメタイヤをご紹介します。
➀ダンロップ ENASAVE EC204
(エナセーブ イーシーニーマルヨン)
高い低燃費性能を持ちながら販売価格が安いことが魅力です。元々摩耗に強いコンパウンドであることに加え、ベースグレードのタイヤでありながら非対称パターンを採用しているため偏摩耗にも強く持ちが良くなっています。
ややゴム硬化が早いので年間走行距離が1万kmに満たない方では、溝を大きく残したまま硬化による性能低下が進んでしまいます。
ENASAVE EC204の詳細とサイズラインナップ
ややゴム硬化が早いので年間走行距離が1万kmに満たない方では、溝を大きく残したまま硬化による性能低下が進んでしまいます。
ENASAVE EC204の詳細とサイズラインナップ
➁トーヨー NANO ENERGY 3 PLUS
(ナノエナジー スリー プラス)
一般的な販売価格は非常に安価ながら基本的な性能を備えた国内メーカーのタイヤです。ベースグレードのタイヤなので良くも悪くも普通です。安価な割には他社のベースグレードブリヂストン NEWNOやヨコハマ ECOS ES31と比べ割としっかりした剛性を持っています。
雨にはあまり強くない上にコンパウンドの経年劣化が早いので雨の日はより安全を意識して運転されると良いでしょう。
NANO ENERGY 3 PLUSの詳細とサイズラインナップ
雨にはあまり強くない上にコンパウンドの経年劣化が早いので雨の日はより安全を意識して運転されると良いでしょう。
NANO ENERGY 3 PLUSの詳細とサイズラインナップ
3.静か
ハイブリッドカーや電気自動車に代表されるエコカーはモーターで走っている時間は非常に静かであり、それ故にタイヤに起因するノイズが気になるといった方が多くいます。しかし、静かさとは安全性能や走行性能などタイヤの基本的な性能をおさえたうえで加えられる贅沢な性能なため、静かなタイヤを探すと高価なタイヤになりがちです。勿論、予算が許せば最高級のコンフォートタイヤの中から選べば間違いありませんが、もう少し手の届きやすい価格帯で比較的静かなタイヤをご紹介します。
➀ヨコハマ BluEarth-GT AE51
(ブルーアース ジーティー エーイーゴーイチ)
静かでしなやかな乗り心地を持ち、最上位のウェットグリップ性能も持つ優秀なタイヤです。更にコンパウンドの劣化速度が緩やかなので、前述の性能の低下がゆっくりで性能が長持ちします。
BluEarth-A AE50(ブルーアースA)に比べれば良くなったもののコンパウンドは柔らかめで摩耗はやや早い
BluEarth-GT AE51の詳細とサイズラインナップ
BluEarth-A AE50(ブルーアースA)に比べれば良くなったもののコンパウンドは柔らかめで摩耗はやや早い
BluEarth-GT AE51の詳細とサイズラインナップ
➁ダンロップ LE MANS V
(ルマン ファイブ)
中級グレードの中でも比較的静かなタイヤです。コンフォートタイヤとしてはしっかりとした剛性を持ちグニャグニャしにくいので、走りに安定感があります。
内部に貼られているスポンジが液剤を吸ってしまうためパンク修理剤が使用できない。
LE MANS V+の詳細とサイズラインナップ
内部に貼られているスポンジが液剤を吸ってしまうためパンク修理剤が使用できない。
LE MANS V+の詳細とサイズラインナップ
最上位の静かさを求めるなら、ちょっと高価ですがブリヂストン REGNO GR-XIIがお勧めですし、静かさとしっかりとした走りの両立を望むならヨコハマ ADVAN dB V552も良いでしょう。
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