売上げ低迷
2008年に発売されてからライトスポーツ、ドレスアップ車の安価なロープロタイヤとして一定の地位を確保してきた「DRB」の販売が終了となりそうです。発売から10年近くを迎え最近は売り上げも芳しくないのがその主な理由です。
アジア系タイヤに押され
そもそもスポーツタイヤとしては物足りないグリップで、安いアジア系のハイグリップタイヤに押された為に、そのラインでは売れなくなってきていました。更に大口径ホイール向けの安価なロープロとしてもアジア系タイヤに押されて厳しい状況となってきました。
NANO ENERGY 3のロープロ発売へ
そして、トーヨーのベースグレードタイヤであるナノ3のマイナーチェンジタイヤ「NANO ENERGY 3 PLUS」から扁平タイヤ(いわゆるロープロタイヤ)の販売が開始され役目を終えそうです。無駄飯喰らいを廃して、ある程度のシェアを持っているタイヤに役割を統合することでコストを抑え、低燃費性能などの今やスタンダードとなった付加価値で販売を伸ばしていく方針のようです。
ただ現在はその方向で話が進んでいる段階で本決まりという段階には至っていないようです。
2016年2月23日追記
どうやら販売終了の話は白紙になったようです。
関係者の言い分では特徴的なパターンなので残して欲しいという声が多いとのことでしたが、実際にはいくらかは売れていて、更にトーヨーにその位置に代わるタイヤがないことが主たる原因といったところでしょう。結局、’NANO ENERGY 3’では代わりにならず、それらしい代替を出すか、よっぽど売れなくなるまでは、このままお茶を濁しておこうってところでしょうか。