低燃費タイヤはお得か?

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実際の金額で見て低燃費タイヤは本当にお得になるのでしょうか?
検証してみましょう。


もくじ

1.低燃費タイヤとは
1-1.簡単に言うと
1-2.ラベリング制度
➀転がり抵抗性能
➁ウェットグリップ性能
1-3.低燃費タイヤのまとめ

2.実際の金額を計算してみましょう
2-1.タイヤの寿命までで計算する
2-2.タイヤの寿命までに使う燃料費
2-3.節約できる燃料代

3.結論

4.タイヤを選ぼう
4-1.特に燃費の良いタイヤを選ぼう
4-2.標準的燃費性能にプラスアルファを
4-3.タイヤの燃費性能を度外視する

5.低燃費タイヤの隠れたメリット
5-1.発進が軽快になる
5-2.ハンドルが軽くなる
5-3.ウェットグリップが高い

6.低燃費タイヤを生かした運転をしよう
6-1.惰性を上手に使う
6-2.ブレーキを踏まない
6-3.2台前のブレーキランプを見る
6-4.摩耗を抑制する


1.低燃費タイヤとは

1-1.簡単に言うと

詳しいことは各メーカーのカタログやWebサイトにお任せするとして、早い話がよく転がるタイヤです。低燃費性能の高いタイヤを履けば、それが低いタイヤに比べ、同じ量の燃料でより遠くまで走れる。だから燃費が良いタイヤなわけです。

1-2.ラベリング制度

低燃費タイヤの性能について全メーカー共通の物差しを作ったのがグレーディングシステムで、それを表示したものがラベリング制度です。これにより誰でもおおよその低燃費性能が分かるようになりました。その要素には「転がり抵抗性能」と「ウェットグリップ性能」があります。

korogariTeiko26:➀転がり抵抗性能

タイヤが転がるにあたって抵抗は少ない方が良いわけです。そこで転がりやすさのグレードを’AAA’~’C’までの5段階に定めていて、A以上でないと低燃費タイヤを名乗れません。

wetGrip26:➁ウェットグリップ性能

その名の通り、濡れた路面でのグリップ性能です。よく転がるだけで低燃費タイヤと言えるなら鉄の車輪が良いということになってしまいます。しかし、裏を返せば止まりにくいということに繋がります。しかし、それではいけないので止まりやすさも担保しなければなりません。そこで止まりにくい濡れた路面での制動性能、つまりウェットグリップ性能を’a’~’d’の4段階に定め、’d’を下回ると低燃費タイヤは名乗れないようにすることで担保させています。

1-3.低燃費タイヤのまとめ

korogariTeiko26:転がり抵抗性能’A’以上 + wetGrip26:ウェットグリップ性能’d’以上 = 低燃費タイヤ

低燃費タイヤ:低燃費タイヤには、このマークを付けることが許されます。

そして一般にグレーディングが1つ上がると燃費はおよそ1%上がると言われています。

前置きはこのくらいにして次のページから本題にいきます。




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