4.タイヤを選ぼう
これを踏まえて、色々な選択の方法で低燃費タイヤを選びましょう。
4-1.特に燃費の良いタイヤを選ぼう
特にC車のような車両燃費が今一つだったりという車に乗っているあなた、そこそこだけどもっと燃費を伸ばしたいあなたにオススメです。
BluEarth AE-01F:ブルーアース エーイーゼロワン
・ヨコハマのブルーアース「アールブイゼロワンエフ」の転がり抵抗性能は最高の’AAA’。
・サイズラインナップは軽・コンパクトカーメイン。
・オレンジオイルでゴムのしなやかさ長持ちで年間走行距離が少ないあなた向き。
・ウェットグリップ性能は平均的な’c’だが、車重の軽い軽・コンパクトなら問題ない。
ENASAVE PREMIUM:エナセーブ プレミアム
・ダンロップのエナセーブ「プレミアム」の転がり抵抗性能は最高の’AAA’。
・サイズラインナップは小中型車メイン。
・国内メーカータイヤの中では比較的摩耗に強く沢山走るあなたはこっち。
・ウェットグリップ性能は’c’だが、雨では多少滑るので意識した運転をしてあげたい。
・ちょびっと高めの価格で売られているが、燃費性能’AAA’にはその価値がある。
NANO ENERGY 2:ナノエナジー ツー
・トーヨーの「ナノエナジー2」の転がり抵抗性能は‘AAA’。
・サイズラインナップはコンパクト~中大型車までと広め。
・大型車まで対応があり比較的安価なので’AAA’を安くというあなたはこれ。
・ウェットグリップ性能は概ね’c’だが、多少弱いと感じるので意識した運転を。
・少々柔らかいので、大型車ではフワフワとして疲れやすいかも。
LE MANS V:ルマン ファイブ
・ダンロップの「ルマンV」の転がり抵抗性能は‘AA’。
・サイズラインナップは軽~大型車までと幅広い。
・剛性が高く大型車でも安定感がある。しっかり走れるエコタイヤならこれ。
・ウェットグリップ性能は概ね’b’。
・価格もミドルクラスのタイヤとしては少し高い。
ENASAVE EC203:エナセーブ イーシーニーマルサン
・ダンロップのエナセーブ「イーシーニーマルサン」の転がり抵抗性能は‘AA’。
・サイズラインナップは軽~中型車までと幅広い。
・’AA’ながら安価で摩耗にも強く、沢山走れるタイヤを安くというあなたはこれ。
・ゴムの劣化が早めなので3年程での使い切りが理想。
・ウェットグリップ性能は平均的’c’だが濡れた路面では多少滑るので意識した運転を。
4-2.標準的燃費性能にプラスアルファを
B車、A車のような車両燃費の良い車は、そこそこの燃費性能のタイヤでも影響は小さいことが分かった。あまり燃費を落とさない範囲で、プラスアルファのあるタイヤを選んでみましょう。
BluEarth-A AE50:ブルーアースエース エーイーゴジュウ
・ヨコハマの「ブルーアースエース」の転がり抵抗性能は’A’。
・サイズラインナップはコンパクト~大型車までと幅広い。
・ウェットグリップ性能は最高性能’a’で雨の日も安心したいあなたにピッタリ。
・しなやかで乗り心地良く静か、しかもそれが長続き。
・摩耗は少し早めなので走行距離が多い方は注意。
REGNO GR-XI:レグノ ジーアールクロスアイ
・ブリヂストンの「レグノ ジーアールクロスアイ」の転がり抵抗性能は’A’。
・サイズラインナップは軽~大型車までと幅広い。
・上質な乗り心地と最上級の静粛性能を持ち、まさに「車が変わる」。
・剛性も増して走行安定性、高速安定性も増し、運転で疲れにくくなった。
・タイヤの中では最も高価な部類だが、それをしても余りある快適性能を持つ。
Playz PX:プレイズ ピーエックス
・ブリヂストンの「プレイズ ピーエックス」の転がり抵抗性能は’A’。
・サイズラインナップは中型~大型車を揃える。
(軽コンパクトはPlayz PX-C:プレイズ ピーエックスシー)
・最大の特徴は「ラク」であること。肩が凝る、腰が痛くなるなどを軽減してくれる。
・無意識の疲労からくる眠気を軽減する効果も期待でき、運転に疲れを感じるあなたにピッタリ。
・ウェットグリップ性能も最高の’a’と素晴らしい。ちょっと高い。
VEURO VE303:ビューロ ブイイーサンマルサン
・ダンロップの「ビューロ ブイイーサンマルサン」の転がり抵抗性能は’A’。
・サイズラインナップは中型~大型車を揃える。
・最大の特徴は特殊吸音スポンジで道路の継ぎ目を乗り越す音をよく消してくれる。
・高い剛性を持ち安定感は抜群で、直進安定性も良いので高速利用の多いあなたに良い。
・濡れた路面ではノイズが大きくなることと、ウェットは’c’に近い’b’といった印象。
ENERGY SAVER PLUS:エナジーセイバープラス
・ミシュランの「エナジーセイバープラス」の転がり抵抗性能は’A’。
・サイズラインナップはコンパクト~中型車までを揃える。
・圧倒的な耐摩耗性能で、すっごい走るあなたにピッタリ。
・走りも軽快で高速性能も高く、ウェットグリップ性能も’b’の中でも高いと感じられる。
・走行距離が少ない方はゴム硬化で摩耗しなくなりヒビが酷くなるので向かない。
4-3.タイヤの燃費性能を度外視する
なんだかここまでの話は一体なんだったんだと思われるかもしれないが意外とそうでもない。非常に車両燃費が良い場合はタイヤの寄与は少ないことが分かって頂けたと思う。つまり、そんな車に乗っているあなたのタイヤ選びは自由なのだ。「自由なんだったら好きにさせろ」と言わずに、良ければ私のオススメを聞いてほしい。
ちょっとハイグリップで少し高級なタイヤ達
ハイグリップなタイヤを履く自由は誰にでも与えられたものではない「贅沢」だ。それが故、高い燃費性能を持つ車に乗ったあなたはそういったタイヤを選びやすく運が良いと言える。サーキットを走るわけではないので快適性能を落とさないバランスの良いハイグリップタイヤを紹介しよう。
・POTENZA S001:ポテンザ エスゼロゼロワン
静かでハイグリップで素敵なタイヤ。摩耗は早いし高いけど。転がり抵抗性能’C’。
・Pilot Sport 3:パイロットスポーツ3
何も捨てないバランス型タイヤ。トンガッタところはないけど。
・SP SPORT MAXX 050+:エスピースポーツマックスゼロゴーゼロプラス
バランスの良いハイパフォーマンスタイヤ。高いけど。
安くいこうぜなタイヤ達
ちょいちょい乗りだし費用をかけるのも何かなぁなあなた低燃費も良いけどタイヤが安いに超したことはない。
・ECOS ES31:エコス イーエスサンイチ
安い割には中々いける。近所走るならこれで十分。転がり抵抗性能’A’。
・DRB:ディーアールビー
ハイグリップ?だけど、割と剛性も高いし悪くない。転がり抵抗性能’C’。
・ZIEX ZE914F:ジークス ゼットイーキューイチヨンエフ
安いけど、しっかりしてて良いタイヤ。ヒビが入るのは早いけど。転がり抵抗性能’A’。