ダンロップのスタッドレスタイヤ「WINTER MAXX（ウインターマックス）」の最新モデルです。

ココが売り！：

夏タイヤのような高い走行性能、非常に高い氷上性能

➀マックスグリップトリガー：ナノ凹凸ゴムはベースゴムに水溶性ゴム粒子を混合することで摩耗しても表面の凹凸が続く特許技術です。従来の面で氷に密着していくのとは異なり、点で接地が開始され水膜が隙間から素早く除水されることで従来より早く氷に密着します。
➁継続して採用された液状ファルネセンゴムがゴムの柔軟性を持続させます。

ブリザックやアイスガードの最新モデルに次ぐ非常に高い氷上性能を持ち、氷上性能も永く持続します。縦方向の効きはブリザックやアイスガードに明らかな分がありますが、氷上コーナリングでは近しい氷上性能を発揮します。
しかし、本シリーズのセールスポイントとはやはり乾燥路や高速走行での走行安定性でしょう。ミシュランまでの高速安定性能はありませんが、それでも通常の走行であればほとんどの方は夏タイヤの中級モデルと同等の性能であると感じるでしょう。
水溶性ゴム粒子の添加によって、先代より摩耗はかなり早くなっていますが、それでもブリザックやアイスガードに比べれば高い耐摩耗性能を持っています。よほど気温が高くない限りは走行距離は月あたり1000kmとして冬季４ヵ月履いても４年問題なく使えるでしょう。 氷上での効きのキーであるマックスグリップトリガーの水溶性ゴム粒子はトレッドの50％までしか入っていません。そのためスタッドレスタイヤの使用限界であるプラットフォームが露出した時点で雪道使用は完全にできなくなります。

【蛇足】2020年新商品を発売したにも関わらず新型コロナウィルスのためダンロップタイヤは販売店向けの試乗会を中止しました。他メーカーは限定的ではありますが試乗会を開催したため、皮肉にもナビゲーターは他メーカーの試乗会にてWINTER MAXX 03の氷上走行を試走することとなりました。

欠点：ブリザックやアイスガードには及ばない氷上性能。またゴムの硬化でもブリザックやアイスガードには及びません。

2020年9月発売