ダンロップのオールシーズンタイヤ「SYNCHRO WEATHER（シンクロ　ウェザー））」です。

国内で初めて凍結路まで対応することをカタログにうたった本格的なオールシーズンタイヤです。
今までとは全く違うテクノロジーを採用したトレッドゴムが、夏のウェット路面でも冬の凍結路面でも安心して走ることを可能にしました。（テクノロジーについて詳しくはこちら）カタログに氷上路面「〇」をつけており、メーカーの自信がうかがえます。冬用タイヤ規制時も通行可能を意味する「スノーフレークマーク」に加えて、国際的な氷上性能テストに合格したタイヤを示す「アイスグリップシンボル」も高い氷上性能を裏打ちしています。
まず、最も気になる凍結路性能ですが、同社のスタンダードスタッドレスタイヤWINTER MAXX WM02（ウィンターマックス ゼロツー）と同程度の性能を備えており、確かにしっかり止まります。準降雪地域でスタッドレスタイヤを履いている方のほとんどは、このタイヤで十分満足できるでしょう。また、ウェットグリップ性能はほぼすべてのサイズでグレーディング’b’を獲得しており、これは平均的な新車装着タイヤと同等かそれ以上の性能です。つまり、夏の雨の日も冬の雪の日もしっかり安心ということですから、本モデル１セットを１年中履きっぱなしで良いということです。
冬道の効きの持ちとしては満３シーズンが目安で、摩耗もノーマルタイヤよりは早めなので、安心して乗るならば３年ごとに交換をお勧めしますが、それでもスタッドレスタイヤと２セット持つことを考えれば経済的です。しかも、タイヤ保管スペースが不要で、毎年混雑するタイヤ交換に行かなくても良いんです。もちろん、雪の予報で慌てる必要もないわけです。
流石に非常に厳しい凍結環境については、最新スタッドレスには敵わないので、メーカーもそういった地域の方は最新スタッドレスタイヤを使うことを進めています。
オールシーズンタイヤを使ってみたいけど、それでもちょっと心配な人は布製タイヤチェーンがあると更に安心です。小さいし安いし、使わなければ劣化もほぼありません。

欠点：大きくはないですが特有のパターンノイズがあります。特に雨の日は水を巻き上げ、それがタイヤハウスにあたって音が出るようです。高い静粛性能を求める方はプレミアムコンフォートタイヤをタイヤを選ぶ方が良いでしょう。

2024年10月発売