トーヨーのフラッグシップブランド「プロクセス」のプレミアムコンフォートタイヤです。

プレミアムコンフォートの位置づけでラインナップされている本タイヤですが、プレミアムスポーツに近い印象です。
欧州で厳しくなる車外騒音規制に対応するためなのか、静粛性の向上がアピールされていますが、運転者として感じる静粛性はプレミアムコンフォートのそれとしては何とか及第点といったところ。
むしろ、先代よりスポーティー方向に性能が振られているようで、走行性能は安定性、操作性共によくなっているのが好印象です。ハンドリングについては重めですが、クイックに走るためのタイヤでもないので、切ったら切っただけ反応されるより安心感があります。
スポーティ―に振られたとは言いつつ、コンフォートの色は残していて、スポーツタイヤのように路面の凹凸などをつぶさに拾うようなことはありません。それ故、やたらと轍にタイヤを持っていかれてストレスと感じるようなことは少ないでしょう。
ウェットグリップ性能は全サイズ’b’と、ようやく時代に追いついた感じ。 転がり抵抗性能は’AA’～’A’と平均以上です。

欠点：決して快適性能が低いわけではないですが、「プレミアム」コンフォートとしての快適性能は何とか及第点といったレベルなので期待しすぎてはいけません。但し、バランスの良く仕上がっています。

2023年3月発売

ヨコハマ ADVAN SPORT V107：走行性能は高い。乗り心地は硬い。価格は少し高い。
ダンロップ VEURO VE304：快適性能は高い。走行性能はやや劣る。価格は少し安い。
ミシュラン PRIMACY 4+：快適性はやや高い。走行性能はやや劣る。同価格帯。