トーヨーのSUVタイヤブランド「オープンカントリー」のハイウェイテレーンタイヤです。

「OPEN COUNTRY H/T II」は、トーヨータイヤとしては久々のハイウェイテレーンタイヤのリリースとなります。ハイウェイテレーンはオンロードを主軸に、多少の悪路走破性を持たせたタイプで、SUVや四駆用タイヤとしては最もオーソドックスで使いやすいモデルですが、トーヨータイヤでは長らく販売がありませんでした。SUV人気と北米でのトーヨータイヤの販売好調から国内でもリリースとなりました。
しっかりとした縦溝が高速走行でも高い排水性能を発揮する一方、細かな横溝が乗り心地をマイルドにして静粛性能を高めており、日本自動車タイヤ協会（JATMA）にて制定されたタイヤラベリング制度における「低車外音タイヤ」に適合する静粛性能を実現しています。また、広めの横溝と組み合わせられた細かなサイプは耐雪道性能を発揮し、平野部の浅雪程度なら問題なく走行できます。
多くのサイズでホワイトレタータイヤ、ホワイトリボンタイヤがリリースされており、クロカン、SUVのメジャーどころはもちろん、ライズ、ロッキー、ハスラーやデリカD2などの軽自動車用まで、痒い所に手が届くサイズラインナップとなっています。しかも、マッドテレーンやオールテレーンでなく舗装路向きで多くの人に最も使いやすく、燃費性能や快適性能の高いハイウェイテレーンでです。
面白いのはタイヤ幅によってタイヤ形状を変えていることで、幅215以上は駆動や制動性能が高いスクエアショルダー、幅205以下は小回りが利き、偏摩耗が抑えられるラウンドショルダーとなっているところにもこだわりが感じられます。
欠点：やや硬めのトレッドゴムでオイル抜けもやや早めのため、ウェットグリップ性能の落ちはやや早めです。
2025年4月発売