性能評価
ハイエース、キャラバンのドレスアップ車を対象としたホワイトレターバン用タイヤで15インチから18インチまでリリースされています。
箱車乗りに人気のホワイトレタータイヤの代名詞といえば、
GOODYEARのNASCAR
ですが、商用ホワイトレタータイヤとしては最も人気がある反面、最も高価な部類でもあります。そこをいくとトーヨーは、国産ホワイトレタータイヤの先駆者的存在で、なおかつ価格も最もリーズナブルな部類で履きやすいタイヤと言えます。
サイドデザインはH20前期のフレイムスが後期になくなってしまいファンに惜しまれていました。H30になり、H20後期の文字だけのシンプルデザインから、疾走感のあるデザインが追加されました。個人的には右に履くと回転方向と逆向きになるのが少し気になりますが、片側ホワイトレタータイヤなので、コスト面で右用左用は作れませんから致し方ないところでしょう。
先代のコンパウンドからシリカの添加量を増加することで、わずかながら低燃費性能とウェットグリップ性能の向上させています。
パターンは大筋でH20を踏襲しながら、細かな溝を廃止することでブロックを大型化し、耐摩耗性能を高めています。細かな溝を減らすことが出来たのは、新コンパウンドによりウェットグリップ性能を向上させられたことが寄与していると考えられます。
細かな溝はタイヤの柔軟性を向上させ、静粛性能や乗り心地の良くする働きがありますが、シリカを添加しながらコンパウンドの柔軟性を向上させることで快適性能も維持しています。
18インチの車検対応の商用規格リリースは稀です。オーバーフェンダーなしで車検対応しているホイールのリリースがほぼないのが惜しまれますが、ユーザーからのニーズが増えれば、メーカーもリリースを増やすかもしれません。
欠点:やや経年劣化によるグリップ性能低下が早いように感じます。特に荷が軽い場合にウェットグリップ性能の弱さが出るので、軽積載での使用の場合、設定があれば軽積載用の空気圧で調整してください。
2023年2月頃発売
相対評価ゲージ
-
低燃費性
-
耐摩耗性
-
ドライ性能
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ウェット性能
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快適性能
-
走行安定性
-
悪路走行性
こんな人に
ホワイトレタータイヤを履きたい方
性能はそこそこで良いが価格優先な方
こんな車種に
ハイエース、キャラバン
ミニバン
SUV
具体的な車種
メーカー | 車種 |
TOYOTA(トヨタ) | HI-ACE(ハイエース) |
ALPHARD(アルファード) |
C-HR(シーエッチアール) |
NISSAN(ニッサン) | NV350(エヌブイ350) |
X-TRAIL(エクストレイル) |
SUBARU(スバル) | FORESTER(フォレスター) |
サイズラインナップ
:転がり抵抗係数 :ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
TOYO H30
インチ | タイヤサイズ | | | 備考 | | | |
18 | 225/50R18 107/105R | - | - | C | R | A | Y |
17 | 215/60R17 109/107R | - | - | C | R | A | Y |
16 | 215/65R16 109/107R | - | - | C | R | A | Y |
15 | 195/80R15 107/105N | - | - | | R | A | Y |
備考C.欧州ETRTOのC規格タイヤ(商用タイヤ)。日本でいうところのLTタイヤです。 |