ブリヂストンの新ブランド「NEWNO（ニューノ）」は、スタンダードタイヤの新しい基準を打ち出すべく、従来モデルの「NEXTRY（ネクストリー）」を進化させたタイヤです。

NEWNOとNEXTRYについて、具体的に改善された点を、技術的な特徴と、実際に乗った人のレビューを交えて比較してみます。
【技術的な特徴】
➀ウェットブレーキ性能：タイヤの接地形状を適正化し、シリカ配合ゴムを使用することで、雨の日の制動距離を短縮させており、NEXTRYと比べて、ウェットブレーキ性能が8％向上しています。全サイズでグレーディング’b’を取得しており、雨の日の運転に安心感がでました。
➁摩耗寿命：タイヤの表面温度を低減することで、ゴムの劣化を抑えました。摩耗が早かったNEXTRYより摩耗寿命を14％向上させています。
➂燃費性能：タイヤの転がり抵抗を低減することで、燃費性能’A’を維持しました。
【実際に乗った人のレビュー】
➀ウェット路面でも安定感があります。カーブやブレーキングでも滑りにくくなっています。
➁乗り心地が良くなりました。路面からの振動や騒音が少なくなっています。
➂耐久性が改善しています。長距離走行でもタイヤの減りが少ないです。
以上のように、NEWNOはNEXTRYと比べて、ウェットブレーキ性能や摩耗寿命などの基本性能が向上しており、実際に乗った人も一定の満足感を得ているようです。ベースグレードタイヤとしては高い安全性能を持ち、普段乗りとしては十分なタイヤだと言えるでしょう。
欠点：あくまでもベースグレードタイヤなのでプラスアルファの性能はない。カタログに主張されている摩耗寿命については、評価の高くないNEXTRYとの比較であって、決して耐摩耗性能が高いタイヤではありません。
2023年2月発売

ヨコハマ BluEarth-ES ES32：燃費性で若干優れる。その他性能は同等。価格はやや安い。
ダンロップ ENASAVE EC204：摩耗・燃費優れる。ウェット性能劣る。価格はやや安い。
ミシュラン ENERGY SAVER4：耐摩耗性は非常に優れる。ウェット性能やや高い。燃費同等。価格は高い。