今オススメのSUVタイヤ3+2選

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あなたにあったSUVタイヤを簡単に選べます。昨今の非常に高いSUV人気のため、タイヤメーカーも力を入れて様々な商品を積極的にリリースしています。SUVタイヤは沢山あれど大まかに分ければ下記の4タイプ。
・オンロード専用:バランス型、快適性能重視、スポーツ走行性能重視タイプなどがあります。
・ハイウェイテレーン:オンロード重視で僅かにオフロード性を備えたモデルで万人向け。
・オールテレーン:その名の通りの全天候タイプで、ダートや平野部の雪道くらいなら対応できます。
・マッドテレーン:本格的な悪路走破性能を備え、見た目にも迫力はあるが癖の強いタイプです。
最近では、これらに加えて低温でも柔らかいゴムを採用し、雪道性能の高めたオールシーズンタイプも登場しました。 これらの中で特にオススメな3つをセレクトしましたので、あなたの求めるタイヤをチョイスしてください。

もくじ



➀オーソドックスなオンロード重視タイヤ3選

➀ー1.ダンロップ GRANDTREK PT5(グラントレック ピーティーファイブ)

良いところ

SUV用タイヤとしての価格は最も安価な部類です。それでいてしっかりとSUV用タイヤのおさえるべき性能をおさえているため、安かろう悪かろうではなくお買い得なタイヤと言えます。
因みに一般に最も安価に販売されているSUV用タイヤはトーヨーPROXES CL1 SUV(プロクセス シーエルワン エスユーブイ)でしょう。もっとご予算を抑えたい方は参考にしてください。

元々、硬めのコンパウンドが使われていて耐摩耗性が強く、更に深溝設計のタイヤなので、たくさん走れて経済性が高い。年間走行距離が1万kmを超える方には特におすすめのタイヤです。

オールシーズン性能を備えていることを示すM+S(マッドアンドスノー)表記があるSUV用タイヤでありながら、オンロードを重視する設計がされていることで、転がり抵抗を抑えて低燃費性能が高いタイヤです。

悪いところ

元のコンパウンドが硬めであって硬化もやや早めなので、走行距離が少ない方ではヒビが目立っちます。硬化したゴムを摩耗させ、新しいゴムを露出させないければならないので、年間走行が8,000km以下の方にはあまりオススメしません。日陰に駐車するなど紫外線を抑える工夫をすると長持ちさせられます。

こんなあなたに

安価で摩耗寿命が長く、燃費が良いという優れた経済性を備えたSUV用タイヤです。年間の走行距離が1万kmを超えていて平均的なSUV用タイヤの性能を持っていれば十分とお考えのあなたにはピッタリのタイヤです。勿論、沢山走る方ならゴム硬化が問題になることはありません。
GRANDTREKは、その信頼性の高さから、本格的なクロカンであるトヨタランドクルーザー300や、都市型SUVのハリアーやマツダCX-5など、数々の人気車種の新車装着タイヤとして採用されています。その一般市販向けのスタンダードモデルであるPT5は、最もオーソドックスな万人向けのSUV用タイヤです。
ダンロップ GRANDTREK PT5(グラントレック ピーティーファイブ)のサイズラインナップと詳細

➀-2.BluEarth XT AE61(ブルーアース エックスティー エーイーロクイチ)

良いところ

安全にとって最も重要な要素のひとつであるウェットグリップ性能は、全てのサイズで最高グレード’a’を獲得しています。実際、濡れた路面でもしなやかなコンパウンドが粘り強くグリップしてストレスのないブレーキング性能を発揮してくれます。

優れた直進安定性能を備えているため、スーッと真っ直ぐに走れます。高速でのレーンチェンジの際もほとんどフラつきなく、思い描いた通り、ハンドルを切った通りにスッと目的車線へ収まります。意外に運動性能も高いので、軽いスポーツ走行も楽しめます。

ゴム製品すべてに言えることですが、使用していれば次第に劣化してしまいます。輪ゴムがヒビ割れて柔軟性を失い切れてしまうように、タイヤも硬くなってヒビ割れ路面をとらえる能力が低くなり滑りやすくなります。また硬くなったゴムで地面を叩けばノイズも大きくなり乗り心地も不快になります。BluEarth XT AE61の劣化がゆっくり進むという特徴は柔軟性が長く保たれ新品の時に近い性能が続くということです。

悪いところ

しなやかで柔らかなゴムは摩耗に弱い側面を持ちます。偏摩耗が抑えられるので普通タイヤよりに寿命が長いとはいえ、同じSUVタイヤのカテゴリーの中で言えば摩耗はやや早い傾向にあります。運転の仕方や車種にもよるので一概には言えませんが、30,000km~36,000km程度で寿命と言えそうです。

こんなあなたに

あなたがアスファルト上での走行性能を重視するならこのタイヤがオススメです。直進性が高いので運転が楽で、走行安定性も高いためコントロールしやすいタイヤです。また、雨の日のグリップ性能も良いので安心感があります。
バランス型のタイヤですが、快適性能よりは剛性の高い走行性能に振られた設計がされているので、走りを楽しみたい方に向いています。一方、突き上げ感はダイレクトに伝わってくる傾向にあるので、ソフトなタイヤを好む方は先のPT5や、次に紹介するLX100がお勧めです。
摩耗については普通の運転をしていれば、年間走行距離が12,000kmでも3年もちますので、よほど沢山走る方以外は、そこまで気にする必要はないでしょう。
BluEarth XT AE61(ブルーアース エックスティー エーイーロクイチ)のサイズラインナップと詳細

➀-3.ALENZA LX100(アレンザ エルエックスヒャク)

良いところ

SUV用のレグノです。最も静かなSUVタイヤと言って差し支えないでしょう。また、しなやかなゴムは乗り心地もソフトで、最適化された形状が突き上げ感をいなしてくれるので、日本人好みの優しい乗り心地を提供してくれます。

どっしりとした走りで安定感があるため、肩に力が入らないリラックスした運転ができます。高速安定性能も高く長距離の運転でもストレスなく疲れにくいのもうれしいところです。

あまり燃費の良くないタイヤが多かったSUV用タイヤにも燃費性能の良さが求められるようになりました。本モデルも新車装着タイヤと同程度の燃費性能を備えた高い燃費性能を持っています。

悪いところ

非常に優れた、他にない特徴的な性能を持ちますが、高めの価格設定なので予算を抑えたい際にはチョット厳しいでしょうか。但し、最上級の快適性能を求めるあなたには、価格以上の価値のあるタイヤです。

こんなあなたに

舗装路しか走らず、静かさや乗り心地にはこだわりたいあなたにおすすめのタイヤです。SUVをラグジュアリーセダンに変えてしまうほどのインパクトがあります。
振動を伝えにくくする独自のプロファイルは突き上げ感を極限まで抑えてくれるため、長距離ドライブが多い方や、運転に疲れを感じるようになったあなた、腰痛持ちのあなたにもピッタリです。
外部からのストレスをとことん減らす工夫がされているため、運転者はもちろん同乗者にもやさしいタイヤです。
ALENZA LX100(アレンザ エルエックスヒャク)のサイズラインナップと詳細

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➁1年中過ごせるタイヤ1選

GRANDTREK AT5(グラントレック エーティーファイブ)

良いところ

いわゆるオールテレーンと呼ばれるタイヤで、舗装路から悪路まで全ての路面に対応したタイヤです。普段走りはもちろん、ちょっとしたダートも難なく走れてしまうので、オートキャンプ場への乗りいれなども楽々です。
それなりの雪道性能も備えているので、平野部の雪道程度ならFFでも問題なく走れます。四駆なら言うことなしです。但し、凍結路の走行はお勧めしません。
比較的硬めのコンパウンドが使われているため耐摩耗性が強く、溝も深いため、たくさん走れて持ちが良いタイヤです。年間走行距離が1万kmを超える方には特におすすめのタイヤです。

パターン、サイドウォールともにインパクトがあるので、四駆らしいイカつい見た目が好みの方は、このタイヤに換えるだけで、車の印象を変えられます。最も安価でライトなカスタムと言えるでしょう。

悪いところ

本タイヤを含めて最新のオールシーズンタイヤは舗装路での走行性能、快適性能を重視する傾向にあるため、雨の日のグリップが極端に悪いとか、タイヤから出る音が非常に大きいなどということはなくなりました。それでも舗装路専用や舗装路重視に作られたタイヤに比べると、ゴロゴロしますし、音も出ます。

こんなあなたに

平野部で車を使い、かつ1セットのタイヤで通年過ごしたいあなたにおすすめのタイヤです。四駆なら間違いないですがFFであっても、平野部で凍結する時間帯を避ければ、大抵は問題なく過ごせてしまいます。未舗装路の走行も出来るのでアウトドアが好きな方にもおすすめです。
悪路走破性は必要ないけどイカつい見た目にあこがれる。でも走行性能や快適性能が著しく下がることは心配という方にも、この手のタイヤならエントリーしやすいでしょう。
GRANDTREK AT5(グラントレック エーティーファイブ)のサイズラインナップと詳細
平野部なら、一年中履きっぱなしでOKな雪道に強いオールシーズンタイヤは BluEarth-4S AW21(ブルーアース フォーエス エーダブリューニーイチ)がお勧めです。

➂オフロード対応の個性的なタイヤ1選

OPEN COUNTRY R/T(オープンカントリー アールティー)

良いところ

如何にもで期待通りのパターンとサイドウォールのイカツさ。マッドテレーンを思わせるTHE四駆のオフロードな見た目。見た目から悪路走破性能も高く、ダートや少々のぬかるみ程度なら問題なく走行できます。

ファッションとしての人気も高く、メインの欲しいサイズでホワイトレタータイヤの設定があります。ジムニーのサイズアップ用185/85R16から、プラド、FJクールーザー、ハスラーやプロボックスサイズまであるのはうれしいところです。

この手のタイヤは趣味の要素が強く、販売本数が限られることが多いため、値がはることが多いのですが、本タイヤは非常に人気が高く、よく売れているため一般的な販売価格も抑えられています。

悪いところ

ブロックが大きく溝も広いため、乗り心地はある程度ゴロゴロしますし、音も出ます。しかし、マッドテレーンと違い、ブロックを縦方向に長くなるように配置することで、舗装路の走行性能も快適性能も、見た目よりずっと高く、案外ストレスは少ないでしょう。

こんなあなたに

イカツく、インパクトの強い車にしたいあなたにおすすめのタイヤです。本気の悪路走破性能や見た目を求めるならば、マッドテレーンにするのが一番ですが、雨の日は止まりにくいし、ゴロゴロと振動も音もあるし中々にスパルタンです。
見た目だけゴツくしたいとか、それなりの悪路走破性能は欲しいが舗装路の走行性能も確保したい方には最上の選択肢になるでしょう。
トーヨー OPEN COUNTRY R/T(オープンカントリー アールティー)のサイズラインナップと詳細

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