コンチネンタルのスタッドレスタイヤ「NorthContact NC6」です。

ココが売り！：

走行性能の高さを一定程度維持しつつ、高い氷上制動性能を発揮

➀ノルディック・コンパウンド＋：低温下でも高い柔軟性を維持するコンパウンドです。交通量が多く融かされて凍ってしまった凸凹の氷盤路面に対しても密着性を発揮して効いてくれます。
また経年によるゴム劣化を抑えるように設計されています。
➁ゲッコー・グラブ・パターン：ヤモリの足の裏のように様々な方向に多くの溝とサイプを配置することで、氷に対して力強いグリップを発揮します。
➂千鳥トレッド・パターン：多くのサイプはブロック剛性を失い走行性能や耐摩耗性能を落としがちですが、ち密に計算されたジグザグの溝が剛性を保ちます。またノイズの周波数を分散することによってスタッドレスタイヤにありがちなノイズを抑えています。

同メーカーの「VikingContact7（バイキングコンタクト７）」は欧州で好まれる高速性能や走行安定性重視のスタッドレスタイヤであるのに対し、本タイヤは日本のシャーベットから氷盤までを広くカバーした柔軟性の高い日本向きのスタッドレスタイヤです。欧州系のスタッドレスタイヤとしては柔らかいコンパウンドの採用により、効きが粘り強く、交通量が多く車間距離が近くなる町中であっても安心感があります。非対称パターンの採用で速度域によって有効なパターンが接地します。低速では密着し高い氷上制動性能を発揮し、中高速域では効果的なトラクションを発揮しストレスの少ないドライブが出来ます。
準降雪地であって重量系の車種に乗っていたり高速利用が多かったりするならばバイキングコンタクトの方が向いていますし、北海道・東北や高地などの極寒地域ならブリヂストン BLIZAKK VRX2やヨコハマ iceGUARD 6が向いています。本タイヤはある程度高い冬道性能が要求される度々凍結があるような地域で、高い走行性能を維持したいような場合に向いていると言えます。

欠点：どっちつかずの中途半端な性能になっている感はありますが氷上性能と走行性能のバランス型ともいえます。中小型国産車に対してのサイズラインナップが足りていないのが残念です。

2019年9月発売