もくじ
1.2026年タイヤ値上げがくる理由

WTI原油先物価格は2月後半から急騰し、65ドルほどだった原油価格が3/28時点で100ドルを超えています。各国が共同で備蓄原油の放出を決めた際は一時価格を下げましたが、再び100ドルを超え焼け石に水なのは明白です。(トランプの側近がインサイダーをしている疑惑もありますが、ここではおいておきましょう。)
国内の火力発電のほとんどはLNGによるため影響が薄く、CO2排出規制で抑制していた石炭発電の増加も指示されたとのことなので、電力供給については当面心配なさそうですが、原材料としての原油となれば話は別です。アラスカからの原油輸送は、アメリカ本国を経由せねばならず、実質地球の裏側からの輸送となり、量も少なく問題解決にはならないでしょう。LNGを豪州から運んでくれており、カザフスタンの原油を優先的に日本向けにするなど頑張ってくれているINPEXには個人的に期待していますが、問題を解決するまでの力はないでしょう。結局は中東からの原油が正常化しなければ解決とはならないのです。
国内の火力発電のほとんどはLNGによるため影響が薄く、CO2排出規制で抑制していた石炭発電の増加も指示されたとのことなので、電力供給については当面心配なさそうですが、原材料としての原油となれば話は別です。アラスカからの原油輸送は、アメリカ本国を経由せねばならず、実質地球の裏側からの輸送となり、量も少なく問題解決にはならないでしょう。LNGを豪州から運んでくれており、カザフスタンの原油を優先的に日本向けにするなど頑張ってくれているINPEXには個人的に期待していますが、問題を解決するまでの力はないでしょう。結局は中東からの原油が正常化しなければ解決とはならないのです。
2.原材料の半分はゴム

タイヤの原材料の半分はゴムで、その6割は石油を原料とした合成ゴムです。補強材のカーボンブラックも多くは原油由来ですし、タイヤコードの多くはポリエステル、ナイロン、アラミドなどの石油合成繊維です。製造の加硫工程も環境配慮で減少はしていますが、まだまだ重油が使われています。WTI原油先物価格が上がれば、巻き添えでエネルギーは上昇し、全ての原材料価格の高騰、製造コストの上昇を招くのは言うに及ばないでしょう。
3.原材料費が下がる見込みは薄い

アメリカ、イスラエルによるイラン攻撃は収まる様子はありません。トランプは表向きは交渉していると言っていますが、国の頭を潰してしまって、効果のある相手と交渉できているでしょうか?3/29時点でイスラエルは、アメリカの制止を無視して、激しい攻撃をしています。
当のアメリカですら、第82空挺師団の派遣をしていることを考えると、交渉していると言っているのは攻撃までの時間稼ぎでしょう。
更に悪いことにフーシ派まで攻撃続行を宣言してしまいました。紅海も危険になり、ホルムズ海峡を通らないで運べていた原油すら、2.5倍の輸送費のかかる喜望峰回りのルートをとらざるを得ない状態です。原油施設破壊なども激化していますから、どんなに楽観的に見積もっても短期で油価が戻るわけはありません。
当のアメリカですら、第82空挺師団の派遣をしていることを考えると、交渉していると言っているのは攻撃までの時間稼ぎでしょう。
更に悪いことにフーシ派まで攻撃続行を宣言してしまいました。紅海も危険になり、ホルムズ海峡を通らないで運べていた原油すら、2.5倍の輸送費のかかる喜望峰回りのルートをとらざるを得ない状態です。原油施設破壊なども激化していますから、どんなに楽観的に見積もっても短期で油価が戻るわけはありません。
4.既発表メーカー別値上げ時期と今後
昨年、既に値上げされたことを記憶されている方もいるのではないでしょうか。2023年にも値上げは行われており、近年はタイヤもインフレが激しく、冬タイヤなどは、ホイールも値上げされています。店舗の人件費も高騰していますから、数年前に交換したときの倍くらいになったと感じられるお客様もいるようです。
そして、今回の戦争による原材料費の高騰はメーカーが吸収できるレベルではなく、メーカー側も社会も価格転嫁に慣れてきたこともあり、必ず価格転嫁されます。
そして、今回の戦争による原材料費の高騰はメーカーが吸収できるレベルではなく、メーカー側も社会も価格転嫁に慣れてきたこともあり、必ず価格転嫁されます。
| メーカー名 | 値上げ幅 | 値上げ時期 |
|---|---|---|
| ブリヂストン | 6~8% | 夏用タイヤ2025年6月 冬用タイヤ2025年9月 |
| ダンロップ | 約6% | 2025年4月 |
| ヨコハマ | 5~8% | 夏用タイヤ2025年6月 冬用タイヤ2025年9月 |
| トーヨー | 最大10% | 夏用タイヤ2025年6月 冬用タイヤ2025年9月 |
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5.あなたはどうすべきか
もし、あなたがタイヤの交換を検討しているなら、早い方が良いでしょう。少なくとも注文だけはしておくことをお勧めします。懇意のタイヤショップがあれば相談にのってくれるでしょうし、量販店であっても2~3か月以内に換える程度なら受け入れてくれると思います。タイヤショップも3、4月は繁忙期ですので、作業が少し先になるのはお互いの利害関係があう可能性すらあります。ただし、お店の事情がありますから無理を言ってはいけません。
もちろん、交換不要なタイヤを換える必要はありませんので悪しからず。
もちろん、交換不要なタイヤを換える必要はありませんので悪しからず。
6.まとめ
・原油価格は高騰している。
・タイヤの原材料の多くは原油。
・製造時にも原油が使われる。
・近々タイヤも値上げされる。
・タイヤ交換を検討中なら早めに購入がお勧め。
・今シーズン向け製造で良いなら、スタッドレスタイヤも早期購入を相談する価値あり。
・必要な方は値上がり前の価格で注文だけでもしておくと良い。
・タイヤの原材料の多くは原油。
・製造時にも原油が使われる。
・近々タイヤも値上げされる。
・タイヤ交換を検討中なら早めに購入がお勧め。
・今シーズン向け製造で良いなら、スタッドレスタイヤも早期購入を相談する価値あり。
・必要な方は値上がり前の価格で注文だけでもしておくと良い。