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・今年の売れ筋SUV「トヨタC-HR」のスタッドレス選び

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今年最も売れたSUVと言えば2017年上半期SUV新車販売台数第1位を獲得した「トヨタC-HR」。昨今のコンパクトSUVブームに乗って、その個性的な外観と買いやすい価格帯で売れに売れ、なんと2017年上半期(2017年1~6月)販売台数79303台というからすごい。
しかし、当サイトは車を紹介するサイトでは御座いません。寒くなってきましたので「C-HR」のスタッドレスタイヤについてご紹介していきましょう。

 

純正採用されているサイズ

➀18インチ採用車
➁17インチ採用車
今後GR(GAZOO Racing)などスポーツグレードの発売があれば19インチ以上が設定される可能性もあります。

 

タイヤサイズ

➀225/50R18
➁215/60R17

 

ホイールサイズ

ホイール幅J x インチ (インセット) ナット穴数 / PCD
➀7.0J x 18 (50) 5/114.3
➁6.5J x 17 (45) 5/114.3

 

装着可能サイズ

18インチ採用車、17インチ採用車ともに16インチまでインチダウンが可能です。

 

タイヤサイズ

純正採用の2サイズと、外径を合わせた16インチの装着が可能です。
225/50R18
215/60R17
215/65R16

 

ホイールサイズ

ホイールメーカーやモデルにもよりますが凡そ以下のサイズの範囲なら装着が可能でフェンダーからのはみ出しもなく、一般的な販売も多いオーソドックスなサイズです。
※ホイールによってはみ出しやブレーキ干渉が発生する場合があるため、必ず販売店に確認してください。
➀18インチ
7.5J × 18 (47~53) 5/114.3

➁17インチ
7.0J x 17 (47~53) 5/114.3

➂16インチ
6.5J x 16 (47~53) 5/114.3

 

純正サイズと適度なインチダウン

理想はノーマルタイヤと同じタイヤサイズですが、インチが大きい方が高額になります。
そこでナビゲーターは予算が許せばノーマルタイヤと同じサイズをお勧めしています。予算を抑えたい方には1インチダウンをお勧めしていますが、それ以上のインチダウンは氷上性能や走行性能の観点からお勧めしていません。
インチダウンについて詳しく知りたい方はインチダウンのメリットとデメリットを参考にしてください。

 

つまり、C-HRの場合は18インチ装着車ならば18か17インチの装着を、17インチ装着車ならば17か16インチの装着をお勧めします。もし18インチ車で2インチ落とすなら骨格がしっかりしたものを選ぶことで走行性能の低下を抑制すると良いでしょう。

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どのタイヤを選ぶか

氷上性能重視

ブリヂストン BLIZZAK VRX2

最も高額な部類ではあるものの氷上性能は最高クラスであり、効きの持続性も最高クラスです。
➀凍結の多い地域や坂の多い地域向き。
➁走行距離が1,000km/月以下で年数乗りたいあなたにお勧め。
➂トレッドは柔らかいもののケース剛性は高いので、走行性能も悪くない。

VRX2について詳しく

 

ヨコハマ iceGUARD6 iG60

それなりの値段はしますが氷上性能は最高クラスであり、効きの持続性も最高クラスです。
➀凍結の多い地域や坂の多い地域向き。
➁走行距離が1,000km/月以下で年数乗りたいあなたにお勧め。
➂ブリザックは高過ぎるので、氷に強く予算を抑えたタイヤをお探しのあなたにお勧め。
iceGUARD6 iG60について詳しく
 

走行性能重視

ミシュラン X-ICE3+

非常に高い氷上性能を持ちながら、走行安定性や耐摩耗性などバランスも良い。
➀凍結の多い雪国でも高い氷上性能を発揮するが、どちらかと言えば準降雪地域向き。
➁高い耐摩耗性を持つため通勤などでたくさん車を使うあなたにお勧め。
➂高速利用が多いとか、結構アクセル踏んじゃうあなたにお勧め。
X-ICE3+について詳しく
 

価格重視

ヨコハマ iceGUARD5 Plus iG50

最も安価な部類でありながら、高い氷上性能を持ったタイヤです。
➀溝があれば3シーズンは雪国でも問題なく使える。
➁第一優先は価格だけど氷も怖いあなたにお勧め。
➂どちらかと言えば中型車程度の車重の重くない車にお勧め。
iceGUARD5 Plus iG50について詳しく
 

ダンロップ WINTER MAXX 01

最も安価な部類であり、氷上性能もそれなりにあり、しっかりした走行性能を持っています。
➀摩耗に強いのでアスファルトの上を走ることが多い準降雪地域向き。
➁優先順位の上位は価格だけど万が一の雪には対応したいあなたにお勧め。
➂しっかりしたタイヤなので重い車でも安定。シーズン早めから履いても摩耗の心配が少ない。
WINTER MAXX 01について詳しく
 

まとめ

➀18インチ採用車にお勧めのサイズ
225/50R18 お勧め
215/60R17 お勧め
215/65R16

 

➁17インチ採用車にお勧めのサイズ
215/60R17 お勧め
215/65R16 お勧め

 

氷上性能優先なら、VRX2、iceGUARD6がお勧め。
比較的安価で氷に強いものを選ぶなら、iceGUARD5 Plusがお勧め。
比較的安価で雪に対応できるものを選ぶなら、WINTER MAXX 01がお勧め。
高速性能や走行性能なら、X-ICE3+がお勧め。
たくさん走るなら、X-ICE3+、WINTER MAXX 01がお勧め。

 

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2017年-2018年シーズンスタッドレスタイヤ品薄情報

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一部のスタッドレスタイヤに品薄感が出てきているようなのでお知らせしておきます。お目当てのスタッドレスタイヤがある方は早めに動いた方が良いかも知れません。

 

1.品薄銘柄

ヨコハマiceGUARD 5 PLUS

➀昨年から経営の舵取りが大きく変わり、安売りしてでもシェアをとる路線から、しっかりと利益をとっていく方針へと転舵しています。最新のアイスガード6の販売比率を増やし、アイスガード5プラスについては売り残しを極力減らす計画生産を重視しているようです。
➁5月にフィリピンで発生した工場火災の影響が尾を引いているようで生産が十分な稼働が出来なかったこともあるようです。
これらにより、一部サイズでは既に欠品が出ています。
 

225/50R18、215/50R17はメーカー在庫今季終了との報告を受けています。

 

トーヨータイヤGARIT G5

➀こちらも計画生産が重視されていることが原因として考えられます。
➁昨年からヨコハマの値上げがあった影響で、ディーラーなどの廉価スタッドレスタイヤの需要が上がったようで昨年も早々にメーカーから消えてしまっていました。
➂これは私見ですが、なかなか評価が上がらない日本市場より、近年トーヨーのタイヤを高く評価してくれる北米市場など海外でのタイヤ販売へ軸足を移している傾向が見受けられます。スタンダードモデルのスタッドレスタイヤを大量に作って少ない利益で叩き売るより、しっかり評価してくれる諸外国で売るタイヤを生産することを重視しているのかも知れません。

 

【11月5日追記】
どうやら量販店との契約がうまくまとまらず、大量に余っている地域があるようです。

 

2.品薄サイズ

225/50R18

トヨタの新型車C-HRが2017年上半期(2017年1~6月)販売台数が79,303台を記録し、SUV新車販売台数1位を獲得した影響が大きいでしょう。他にエスティマやヴェゼル、レガシィの一部グレードでも装着車があります。しかし、大口径の販売数見込みが多くないことから、どのメーカーも生産本数を絞っているため供給が不足していると考えられます。
また、215/60R17などインチダウンで対応することも出来ますので、18インチにこだわらないのであれば問題にはならないでしょう。

 

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3.品薄連鎖

全ての品薄サイズで言えることですが、ある銘柄のあるサイズが不足すると他の銘柄の同サイズも連鎖的にメーカー欠品します。

 

なぜこのようなことが起きるのでしょう?

➀あるタイヤが欠品すると他製品で対応するため、同サイズの他製品も需要が高まります。
➁特定のサイズの欠品情報が販売店に伝わると「他の製品も欠品し、そのサイズが欲しいお客様が来た場合受注できない」ケースを嫌い、販売店には同格の他社製品を確保しておこうという心理が働きます。
➂各メーカーの安い方のモデルから順にメーカー倉庫から消えます。
➃蛇足ですが、シーズン終わりになると確保したものの売り切ることが出来なかったタイヤが返品されたり市場にダブつくケースがあり、これが嫌なのでメーカーはむやみに大量生産してくれないというジレンマもあります。

 

4.まとめ

・今期はヨコハマのスタッドレスタイヤの生産本数が少なくなっているようなのでスタッドレスタイヤ全体の供給が少なくなっているため、廉価モデルの供給本数の総量が足りていない。
・大手通販であれば大量の商品を確保しているしショップの数も多いためどこかでは買えるが、路面店で購入したい方は早めに動くことをお勧めします。
・本文では触れませんでしたが年々スタッドレスの予約時期が早まっている傾向にあり、今年も昨年より更に早まっているため品薄になる時期も早まっています。

 

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