「タイヤ=1人/4人」これなんでしょう?

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ある調査によれば2016年現在の4輪自動車用タイヤの約25%はウェブなどを使って「通信販売で購入」されているそうです。通信販売では買いにくいと言われていたタイヤですが、どうしてこのような変化が起きているのでしょうか?

 

価格の開きの大きさ

例えば、今季発売されたミシュランタイヤの新商品パイロットスポーツ4ですが、大手量販店で販売価格を見ると1本30,000円を近い金額でした。ナビゲーターの自宅近くの安いと評判のタイヤ専門店でも25,000円ほどで4本買えば約10万円です。
それに比べてウェブ上のネット販売店では1本16,200円で売られていました。1本で1万円ほどの差があり4本では4~5万円もの開きがあります。
これほど大きな差があると知ってしまっては店舗で購入との天秤にかけて通販で購入する方が増えるのも頷けます。しかも、この例は新商品なので製造が古いタイヤなんてこともありえないのです。

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環境の変化

少し前は買った後に問題があった

家電製品などと違いタイヤは買ってそのまま使えるというものではありません。ホイールに組み込んで初めて役に立つわけです。自分で組み替えることも不可能ではありませんがハードルが高く、工具も必要になるので結局どこかに頼むのが順当です。
ここで問題となるのは、「組み換えが出来るところはタイヤを販売している」ということで、組み換えが出来るお店でも以下の理由から持ち込みタイヤを断っているところが多かったということです。

 

➀持ち込みタイヤを組み替えるのは儲からないので面白くない。
➁大抵はメーカーとの間で販売本数のノルマを持っているので自社で売りたい。
➂持ち込まれたタイヤに問題があっても組みつけたお店に苦情がくる。

 

儲からない上にクレームなどのトラブルの種となれば嫌われるのも当然と言えます。

 

今は作業を請け負ってくれるお店が増えた

➀ネット通販店と提携をして組み付け作業を請け負うお店が増えました。
➁整備工場などでも持ち込みハメ換えを請け負うところが増えてきました。
➂フランチャイズの車検屋さんで「持ち込みハメ換え歓迎」という看板も見掛けます。

 

これらは販売側の企業努力での提携店獲得に加えて、不景気によって作業者を遊ばせておくくらいなら工賃仕事を請け負ってでも儲けようという、お店側の姿勢の変化があります。また、アイサイトに代表される車の安全性の向上で事故が減り、板金などの仕事が大幅に減少していることも要因となっているかも知れません。

 

スマホの登場

スマホ操作まさにいつでもどこでも指1本でタイヤを買えるようになりました。タイヤを選ぶ際の性能評価や口コミもどこでも読んで吟味できます。最終的にはご自身で判断しなければならないというハードルはありますが、それさえ気にならなければとても安く購入できます。

 

サービスの向上

自宅でなく提携の取り付け店舗へタイヤを送ってくれるサービスがある通販店まであり、重いタイヤを積み込む手間や苦労がなくなったため、女性でも心配は要りません。
そもそも、販売側も商売ですから分からないことがあれば聞いてみれば親切に応対してくれるお店がほとんどです。







 

まとめ

あまり構えず気楽に利用してみることをお勧めします。利用してみれば拍子抜けするほど簡単で「得」ができてしまいます。特にこれから購入が増えるスタッドレスタイヤはホイールセットで購入される場合、自分でも簡単に取り付けできますし、ガソリンスタンドなどでも取り付けてくれるのでハードルはとても低いといえます。

とはいえ、「よく分からないし人任せにしたい」、「面倒だ」と思う方には向きませんし、そういった方は一定の割合で存在し続けます。経済的に余裕があって、面倒なことに時間を費やしたくないという方もいるでしょう。これら様々な理由から、現状ではタイヤ通販利用者はこの約25%という割合に落ち着くといわれています。

 

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