コンチネンタルのアジア向けスポーツタイヤであるマックスコンタクトがモデルチェンジし「MC6」が発売されます。
発売時期
2018年2月より順次発売します。
技術的な特徴
スタビライザーバー
スタビライザーバーは縦溝内に約50個も配置されています。これにより横方向の力に強くなりブロックの倒れこみを防ぐことでハンドリング性能とコーナリング安定性能を実現させています。
非対称リブアングル
排水用の縦溝を左右非対称の形状にすることで横方向からの力に強く、剛性が高められています。これによりクイックなハンドリングレスポンスを生み出します。
チャンファード・エッジ
縦方向のエッジを面取りすることで、角が巻き込まれることによる接地面積の低下を防ぎます。これにより横方向の力がかかっても安定したグリップを実現します。
シェブロン・グリップ・エレメント
タイヤ内側の斜め方向に交互にカットされた溝が、圧力がかかった際の接地圧を均一にすることでグリップが強化され制動性能とハンドリング性能を高めます。
ステイブル・リブ構造
ラグ溝を斜めかつ貫通させないことで、リブ(樅ヤマ)を分断しないパターンとしています。これにより横方向への排水性能を確保しながら切れ目のない連続したグリップ性能が得られます。
ノイズ・ブレーカー 2.0
縦溝と路面が作り出す「管」を高圧の空気が通り抜けようとすることで発生する気柱管共鳴音を抑制し静粛性能を確保しています。
※図はUltraContact UC6
アダプティブ・グリップ・コンパウンド
コンパウンドによるグリップ性能はつまるところ密着性を如何に高めるかに尽きます。MC6は特殊な粘着性のポリマーによって、「マクロ」「ミクロ」「ナノ」の3つのレベルで密着性を上げています。
マクロだけでなく路面の微細な凹凸にミクロレベルで密着することで、微細なレベルであっても点でなく面で路面をとらえます。更に分子構造を小さくすることでタイヤの構造分子と路面の構造分子の間に分子間力(ファンデルワールス力)が働き一時的に一つの物質のようにふるまう密着性能を発揮します。
エクストリーム・フォース・コンストラクション
低速時は柔軟性を保ち、路面からの衝撃を吸収することで快適性を確保します。一方でタイヤへの負荷が大きくなるコーナリングや高速時はサイドウォール剛性が高まりスポーティーな走りを助けます。
まとめ
・ハンドリングや剛性など走りに重きが置かれている。
・静粛性能にも配慮されている。
・低速時は快適性を確保し、高速時は走行性や操作性が増す。
・普段は快適に走りたいが、グイっと踏みたいときはしっかり踏めるタイヤです。
タイヤサイズ
EUタイヤラベル
:転がり抵抗係数 :ウェットグリップ性能
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※日本と欧州のラベリング制度の対比