暖冬の影響でタイヤ市場に起こっている問題とユーザーへの影響

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1.記録的な暖冬

日本の平均気温が1898年の統計開始以降、最も高くなる見込みだそうです。これにより降るべきところでもさっぱり雪が降っていないようで、クリスマスの札幌ですら道路には雪がついておらずアスファルトが見えている状態とのことです。ナビゲーターもお正月のあいさつで群馬に行きましたが、いつもなら雪があるところにも全く雪がなく、子供たちが楽しみにしていたスノーボードもままならないような状況でした。

2.メーカーの販売状況

ご想像の通り売り上げはかなり厳しいメーカーが多く、メーカーレベルでも昨年の7~8割程度という数字が出ています。ナビゲーターも「某メーカーではある地方だけで数万本単位でスタッドレスタイヤが残ってしまっている」との情報をつかんでいます。主要メーカーの倉庫、お店に納品済みのタイヤを合わせて考えると少なく見積もっても数十万本のスタッドレスタイヤがダブついていることになりそうです。
そもそも昨年もタイヤ業界の冬季の売り上げはあまり良い数字ではありませんでした。昨年のよくない数字をベースにして7~8割程度ですから大恐慌レベルです。

3.店舗の販売状況

量販店

正確な数字は分かりませんが多くの量販店でかなり余らせているようです。昨年の積み残しが相当数あったところからスタートしています。それらの販売のためシーズン前から叩き売りをしていたところへ、暖冬で大失速したのですから厳しくないわけがありません。

中小のタイヤショップ

更に厳しい状況なのは中小のタイヤ専業店です。売れないスタッドレスタイヤを抱えたまま運転資金が回らなくなり春まで持たないお店もあるかもしれません。


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4.来季モデルチェンジ予定のメーカー

こちらはメーカーからの情報が入り次第逐次更新していきますが2020年1月10日時点の状況を記載しておきます。

ダンロップ

シーズン前から来期のモデルチェンジがアナウンスされていましたため、まず間違いなく来季はモデルチェンジするでしょう。来期はWINTER MAXX WM01はカタログからは消える「はず」です。

トーヨー

一応モデルチェンジが予定されているようで来季はトーヨー GARIT G5が廃盤になるようです。しかしながら、生産能力の関係からか例年シーズン前に売り切っているメーカーにもかかわらず、現状万本単位の積み残しがあるようですから予定通りにいくのでしょうか。

ヨコハマ

お得意のパターンそのままでコンパウンドを変えるマイナーチェンジが来季あたりとの話もありますが、今期の状況を鑑みて舵取りを考える可能性があります。

5.ユーザーへの影響

前述の3,4を踏まえてユーザーにはどのような影響があるでしょうか。そうです。皆さんの大好きな方の影響です。

余り物が安く買える

勿論あるものだけですし、2019年以前の生産のタイヤになりますがこれから安く買えるのは間違いないでしょう。売り残し故通常は選択肢が少ないわけですが、例年より狙ったものが買える可能性が大幅に高くなるでしょう。
今シーズンの終わりから来シーズンまで積み残しを売り切るまで叩き売りされることでしょう。量販店では既に安売りが始まっているようでスタンダードな販売価格より1~2割ほど安い値段が聞こえてきています。まだ欲しい方や来年の買い替えを考えている方は多少強気の値切りができるかもしれません。
注)来季に買う方は紫外線の当たる外に大量に展示され続けているお店での購入は注意しましょう。正しく保管されているタイヤは1年や2年で劣化しませんが紫外線の影響を強く受ける場所で保管すれば性能低下は避けられません。

カタログ落ちしたモデルが安く買える

ダンロップ WINTER MAXX WM01トーヨー GARIT G5が実際カタログから消えたとしても相当量売れ残るでしょうから、来季メーカーは値下げしてでもショップに売り込むでしょう。仕入れる余裕のあるお店では安く売られる可能性がありますし、そもそも売れ残しているお店では安売りせざるを得ないでしょう。

まとめ

・今期は記録的な暖冬である
・メーカー、お店とも相当量のスタッドレスタイヤを売り残している
・売れ残したスタッドレスタイヤは今期から来期にかけて叩き売りされる
・来季カタログから消えるモデルについては更に安く売られる可能性が高い
・ただし、タイヤの保管状況については注意が必要
・ネット通販でも相当量のダブつきあり格安販売される可能性が高い
・実はスタッドレス用に生産された廉価ホイールも危機的な余り状況にある
・蛇足ですが、おそらく一部はロシアなど海外へ持ち出される

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