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トーヨーの新スタッドレス「OBSERVE GIZ2(オブザーブ ギズツー)」

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2020年―2021年シーズンに発売されるトーヨーのスタッドレスタイヤ「OBSERVE GIZ2」。トーヨーの語呂合わせで他社より少し遅れて7月14日に発表されました。

1.発売予定日

2020年8月1日

2.パターンと技術的な特徴

「OBSERVE GIZ2(オブザーブ ギズツー)」となり、名前から引っ掻きをイメージしたと思われるGARIT(ガリット)が取れました。

⓪コンパウンド+非対称パターン

コンパウンドには引っ掻き効果を期待したトーヨー伝統の鬼クルミ殻が配合されています。更に吸水素材として従来からのNEO吸水カーボニックと新たに添加された持続性吸水ゲルの効果により除水して効くコンパウンドになっています。
ミニバン用スタッドレスを除き、長らく対象パターンを貫いてきたトーヨーのスタッドレスタイヤですが、今期ついに非対称化されました。

①3連ブロック

3つのブロックが1セットになっており、お互いのサイプの幅が狭く作られています。これにより発進や制動など大きな力がかかる際にブロックの倒れこみを抑制して変形を抑えることで効果的なエッジ効果を発揮します。

②コンビネーションブロック

1+3で1セットになった大型ブロックセットが、制動やコーナリングなど縦にも横にもお互いに支えあうことで理想的な接地面を確保します。

③吸着3Dサイプ

サイプをただの切れ込みでなく若干溝に幅を持たせることで水膜除去効果を狙っています。

④バイティングエッジ

溝の末端をギザギザにすることでコーナリング時のグリップ力を高めています。

⑤溝底補強ブロック

溝の底に倒れこみを抑制する構造を配置することで接地面の動きを抑制し、安定したコーナリングやレーンチェンジに寄与しています。
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3.性能はどうなった

3-1.氷上制動性能

直線的な制動性能で8%早く止まるようになっています。

3-2.ウェット制動性能

直線的な制動性能で18%と大幅に早く止まるようになっています。

3-3.4年後の制動性能が違う

今回新たに添加された「持続性密着ゲル」がコンパウンドのやわらかさを持続させ、4年後の氷上性能の低下が先代のGIZの半分になりました。

サイズラインナップ

タイヤのみ購入:対象のタイヤサイズをクリック
ホイールセット購入:対象車種をクリック
タイヤサイズ、ホイールサイズについては車種の年式や型式によっても変わってきますので購入ショップで確認してください。
インチタイヤサイズホイールセット購入 備考
18245/40R18 93QレクサスGS,WRX,ベンツCLS、E,アウディA4,A5,A6
245/45R18 100Q-
215/45R18 89Qレガシィ,エクシーガ,SAI,アクセラ,アテンザ
245/50R18 100Qフーガ,シーマ
17225/55R17 97QXV,フォレスター,レガシィB4,アルファード,シーマ,スカイライン,アテンザ
16205/55R16 91Q86,BRZ,インプレッサ,レガシィ,レクサスCT,レクサスIS,オーリス,ブレイド,リーフ,アイシス,アコード,アクセラ
215/60R16 95Qクラウン,マークX,カムリ,エスティマ,MPV,オデッセイ,ティアナ
205/60R16 92Qエクシーガ,レガシィ,プリウスα,SAI,ジェイド,ジェイド,ジューク,MPV,CX-3,ノア,VOXY,ステップワゴン
185/60R16 86Qデミオ
175/60R16 82Qラクティス,アクア,iQ
15195/65R15 91Qフィールダー,プリウス,レクサスCT,ウィッシュ,インプレッサ,プレミオ,ストリーム,セレナ,ノア,VOXY,ステップワゴン,プレマシー,アクセラ
185/65R15 88QbB,イスト,ティーダ,ノート,デミオ,フリード,フリード(GB5~GB8),プリウス,プレミオ1
175/65R15 84Qアクア,フィールダー,スペイド,ヴィッツ,フィット
165/65R15 81Qソリオ
14175/65R14 82QbB,ヴィッツ,キューブ,ノート,フィット
155/65R14 75Qムーブ、ワゴンR、タント、N-BOX、デイズ、N-WGNなど
185/70R14 88Qアリオン,アクシオ,プレミオ,ノート,フリード
175/70R14 84Qシエンタ,ポルテ,フィット
165/70R14 81Qアクア,ヴィッツ,パッソ,マーチ,Kei
13155/65R13 73Qライフ、ムーブ、ワゴンR、モコ、eK、エッセなど
155/70R13 75Qバモス、NV100、ミニカ、エブリィワゴンなど
155/80R13 79Qパッソ、ヴィッツ、プラッツなど
145/80R13 75Qミラ ジーノ、N-BOX、アルト、タント、ムーブなど
備考1.エクストラロードタイヤです

まとめ

・トーヨーの新スタッドレスが発売
・名前は「OBSERVE GIZ2(オブザーブ ギズツー)」
・発売は2020年8月1日
・非対称パターンに変わり
・氷上制動性能8%アップ
・ウェット制動性能18%アップ
・4年後でもある程度の氷上制動性能が期待できる
・発売サイズは18インチから13インチまで23サイズ

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2020年発売のスタッドレスタイヤはコレだ

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2020年―2021年シーズンに発売されるスタッドレスタイヤと発売しそうとのうわさが聞こえてきているスタッドレスタイヤの簡単な特徴をご紹介します。
詳しい性能については実際の製品に触れたり、メーカーから直接説明を受けたり、試乗会に行ったりしてからにしようかなと考えています。

発売が確定しているタイヤ

1.ダンロップの「WINTER MAXX 03(ウインター マックス ゼロスリー)」
2.ミシュラン「X-ICE SNOW(エックスアイス スノー)」

発売しそうなタイヤ

どうやらモデルチェンジしそうだと聞いているのはトーヨーで当然名前は不明です。

発売予定日

ダンロップ 2020年8月1日
ミシュラン 2020年8月11日

パターンと簡単な特徴

1.ダンロップ「WINTER MAXX 03(ウインター マックス ゼロスリー)」

「WINTER MAXX 02(ウインター マックス ゼロツー)」との比較で、氷上ブレーキ性能が22%、氷上コーナリング性能で11%も向上しています。

①ナノ凹凸ゴム

タイヤ表面にナノレベルの超微細な凹凸を作り、摩耗しても凹凸を作り出し続けます。この微細な凹凸が氷表面の水膜を素早く強力に除去することで、氷上で素早くグリップします。

②液状ファルネセンゴム

先代の02から引き続き採用されている新素材により、ゴムの柔軟性が長く続きます。

2.ミシュラン「X-ICE SNOW(エックスアイス スノー)」

「X-ICE+(エックスアイスプラス)」との比較で、氷上ブレーキ性能が9%、雪上コーナリング性能で4%も向上しています。
同パターンでSUVも発売される模様です。

①オールシーズン3Dサイプ

ベースコンパウンドに別種の剛性の高いポリマー材料を混合することで、ベースコンパウンドとの摩耗差により微小な凹凸を作り出します。これにより効率よく水膜を破り排水し高い氷上グリップを発揮します。
またその微細な凹凸が雪をつかむことで雪面での性能も高めています。

②新パターン

サイプの長さを28%増加させエッジ効果を高めています。
倒れこみ抑制技術により雪にしっかり食い込みグリップします。同時に高い剛性を確保することで安定した走行性能を発揮してくれます。

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まとめ

・発売が決定しているのはダンロップとミシュランの2メーカー
・発売する可能性があるのはトーヨー
・ダンロップ、ミシュランとも2種類の材料による微細な凹凸がポイント
・ダンロップはなんと22%もの氷上ブレーキ性能が向上
・ミシュランも9%の氷上ブレーキ性能が向上
・インプレッションなど詳細は追ってご報告

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感染症対策を考えた上手なタイヤ交換

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新型コロナウィルスの流行により例年とは違った新年度になっている2020年です。GWのお出掛け前需要が減るため売り上げ激減かと思いきや、案外ナビゲーターのお店は例年に近い売り上げを維持しています。
新型コロナウィルスの影響で買い物はまとめ買いになっていたり、公共交通機関の利用を避け車通勤をするように会社から指示があったり、車の重要性が増しているためのようです。車検などでどうしても必要な方もいるし、「何かあったときに動けないと困るし」といざという時に備えて交換に来る方もいらっしゃいます。
タイヤは替えなければならないけれど、出来るだけ人が集まる場所に行くのはさけたいものです。そこでどうしても今タイヤ交換が必要な方のため出来るだけ感染リスクを減らすタイヤ交換方法をしていきましょう。

目次


1.タイヤを選ぶ

まず購入したら平均3~5年ほど付き合うタイヤですからご自身に合うものを選びたいものです。当サイトをお役立ていただくのも良いと思いますし、メーカーページなどを参考にするのもいいかと思います。お暇がある方は暇つぶしと思って来店することなくタイヤを選ぶと良いでしょう。
高い買い物ですから、どうしても説明を聞きたいとお考えならお近くのタイヤショップに電話などで相談してみるのも良いと思います。こんな時期ですから案外ゆっくり話を聞いてくれるお店も多いのではないしょうか。

2.通販を利用したり電話でタイヤを注文

タイヤは買ってそのまま使えないちょっと特殊な商品です。はめ替えたり車につけたりと、一般的にはプロに頼らざるを得ません。通販で購入するにしろ路面店で購入するにしろ取り付けをお願いする店舗へ出向く必要があります。来店しても欲しいタイヤがないなどで何度も来店することは避けた方がいいでしょう。
通販なら購入したタイヤの取り付け店を選びましょう。今は提携店も多いので簡単に選びやすくなっています。
路面店を利用する方は購入するタイヤを決めたら、取り付け店舗にタイヤを注文しましょう。 ※タイヤは高額で契約書類を作成したいお店もあるでしょうから、そういった場合はお店に無理を言ってはいけません。

3.作業日時を予約

先にも述べた通り、タイヤ交換をするためにはどうしても店舗へ出向く必要が出てきます。突然行って何台もの作業がたまっていて、自分の作業になるまで長い時間待って感染リスクを上げる必要はありません。日時の予約をすることであなたの車の作業に至るまでの時間を短くしましょう。

4.来店

来店時は必ずマスクを着用していきましょう。マスクが買えないという方もハンカチとゴムで手軽に簡易マスクを作る方法なども紹介されています。マスクはウィルスそのものを防げるわけではありませんが飛沫からは守ってくれますし、顔を触らなくなるという補助的な効果もあるようです。着用しないメリットはありません。なれない方は息苦しくても対面時だけでも結構です。鼻までしっかり覆いましょう。
メガネなどがある方は人と対面する時だけでもかけておくと少しでもリスクが減らせるでしょう。
大人数で行かないことも重要です。お子様などは自宅などで誰かに見てもらえる時にご来店されると良いでしょう。
シビアに気にする方はハンドルなどをアルコール除菌しておけば完璧でしょう。

5.お店に滞在しない

交換にかかる時間を聞いて出かけてしまうのも賢い方法です。ナビゲーターのお店でも作業時間を聞いて外出されるお客様がかなり多くおり、皆さんよく考えて行動されていて素晴らしいなと思っています。暖かい時期にもなってきましたので、運動不足解消がてらお散歩するのも良いかもしれません。

6.不要なものには触らない

必要がなければお店のものには触らない方が良いでしょう。小さなお子様は普段行かないタイヤショップでは色々触りたくなってしまうもので、さらに手を口や目に持っていきがちです。感染リスク自体は大人より高くなるでしょうから一緒に来店する場合は注意してあげてください。

7.支払い

昔から言われていることですが「お金は汚い」という認識を再度持ちましょう。未だお金を数えるのに指をなめる方がいらっしゃいます。普段でも抵抗がありますが、こんなときですから更に配慮が必要です。
クレジットカードなら自分と店員さんくらいしか触れないのでリスクは低くなります。
なんちゃらペイなら非接触での会計なので更にリスクを抑えられます。
クレジットカードにしろ、なんちゃらペイにしろ、お店によっては6月までキャッシュレス決済によるポイント還元がありますから利用しない手はないでしょう。

8.帰宅したら手洗い

自宅に帰ったらできる限り何にも触らないで、とにかく石鹸で手を洗いましょう。実はコロナウイルスはある意味では非常に貧弱です。薄い脂肪の膜で覆われており、これを壊してしまえば感染することが出来なくなります。アルコール消毒も効果的ですが、高額でしか買えないならアルコールなんてなくても平気です。難しいことは必要ありません。しっかり手を洗えば十分です。最後に蛇口も洗いましょう。


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まとめ

・できるなら自宅でタイヤを選びましょう。
・電話を活用して対面を減らしましょう。
・電話やネットを使ってタイヤを注文しましょう。
・作業日時を予約をしましょう。
・来店時はマスクをしましょう。
・出来れば一人で来店する。
・店舗滞在時間を短くしましょう。
・作業中は出かけても良いでしょう。
・不要なものには触らない。
・キャッシュレス決済を積極的に利用しましょう。
・帰宅したら手洗いをしましょう。
我慢が続いてストレスは溜まりますが「必ず終わる」ので、みんなで頑張りましょう。

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ヨコハマから乗用車用オールシーズンタイヤいよいよリリースへ

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グッドイヤーが火付け役となった国内のオールシーズンタイヤ市場ですが、少しずつ国内メーカーのオールシーズンタイヤもリリースされてきました。そしてついにヨコハマタイヤも国内向けにオールシーズンタイヤ「BluEarth-4S AW21(ブルーアース フォーエス エーダブリューニーイチ)」をリリースします。

発売までの経緯

本タイヤは2018年に欧州で発売され高い評価を得ており、実は昨年東京でもテスト販売がなされています。しかし、販売が非常に限定的かつ、ユーザーによる雪上走行がほとんどなされなかったため口コミなどはほとんど見かけない状況ではあります。しかしながら、メーカーによるユーザーアンケートや売れ行き、市場からのニーズなどを鑑みて今回リリースになったようです。

発売予定日

2020年1月9日

技術的な特徴

①V字ダイバージェントグルーブ

全方向へグリップするカーブを描いた特徴的な方向性パターンで排水性能は勿論、高い排雪性能を発揮します。

②クロスグルーブ

V字溝に交差するように配置された太めの溝です。ブロックに押しのけられた雪を取り込みむことで、ブロックが柔らかい雪面を貫き硬い層へ効率よく到達する雪柱せん断性能を発揮します。また排雪をより効率的に行う助けになります。

③ 大型ショルダーブロック

ショルダー部に大型のブロックを配置しています。サマータイヤに比べて柔らかいコンパウンドを採用しているため腰砕けになりがちなオールシーズンタイヤのふらつきを抑えて走行安定性を高めています。

④ オールシーズン3Dサイプ

サイプの切れ込みを立体的にすることで、ブロック同士で支えあい倒れこみを抑えることで剛性をアップし走行安定性を確保しています。

雪上性能

欧州で冬用タイヤとして認証された「スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク(3PMSF)いわゆるスノーフレークマーク」を取得していることで冬道性能担保がされています。
勿論、ユーザーとして最も気になる高速道路の冬用タイヤ規制でも走行が許可されています。
※ただし、すべての検査員に浸透しているわけではないのでグッドイヤーなどはタイヤカタログを車載しておくことを推奨しています。

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販売価格は

ナビゲーターのお店の担当営業からはかなり強気の販売価格を聞いています。具体的には一般的な販売価格が最も高価なサマータイヤ「ブリヂストン REGNO GR-XII」とどっこいの価格帯です。オールシーズンタイヤではこれまで最も高価だった「グッドイヤー Vector 4 Seasons Hybrid」より高くなる可能性があります。
更にかなり強めに価格をコントロールしていこうとしているようなので、そうなるとちょっと手を出しにくいタイヤになるのかもしれません。

製造国

どうやら全サイズフィリピン製になる予定のようです。

まとめ

・ヨコハマから普通乗用車用オールシーズンタイヤ発売決定
・名前はBluEarth-4S AW21(ブルーアース フォーエス エーダブリューニーイチ)
・発売予定日2020年2月
・欧州では先行販売されており高い評価を受けている
・2019年東京でテスト販売された実績がある
・スノーフレークマークを取得おり冬用タイヤ規制クリア
・雪道は問題ないが氷上は△の評価
・かなり高めの価格設定になりまそうです。
・製造国はフィリピンになる予定

サイズラインナップ

国内のラベリング制度ではM+S表記のあるタイヤはラベリングされないため、参考までにEUラベルを記載しておきます。
転がり抵抗係数:EUの’C’は日本の’A’、EUの’E’は日本の’C’
ウェットグリップ性能:EUの’B’は日本の’b’、EUの’C’は日本の’c’

EUタイヤラベル korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
※日本と欧州のラベリング制度の対比
発売は2019年9月予定
インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考korogariTeiko26wetGrip26wetGrip26
19235/55R19 105W--1RAY
225/55R19 99V--RAY
18245/40R18 97Y--1RAY
225/45R18 95Y--1RAY
235/50R18 101V--1RAY
235/55R18 100V--RAY
225/55R18 98V--RAY
235/60R18 107W--1RAY
225/60R18 104V--1RAY
17225/45R17 94V--1RAY
225/50R17 98V--1RAY
215/50R17 95W--1RAY
225/55R17 101W--1RAY
215/55R17 98W--1RAY
225/60R17 103V--1RAY
215/60R17 100V--1RAY
225/65R17 106V--1RAY
16205/55R16 91V--RAY
215/60R16 99H--1RAY
205/60R16 96H--1RAY
215/65R16 98H--RAY
215/70R16 100H--RAY
15185/55R15 86H--1RAY
185/60R15 88H--1RAY
195/65R15 91H--RAY
185/65R15 88H--RAY
175/65R15 84H--RAY
14175/65R14 82T--RAY
155/65R14 75H--RAY
備考1.エクストラローダタイヤです。
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暖冬の影響でタイヤ市場に起こっている問題とユーザーへの影響

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1.記録的な暖冬

日本の平均気温が1898年の統計開始以降、最も高くなる見込みだそうです。これにより降るべきところでもさっぱり雪が降っていないようで、クリスマスの札幌ですら道路には雪がついておらずアスファルトが見えている状態とのことです。ナビゲーターもお正月のあいさつで群馬に行きましたが、いつもなら雪があるところにも全く雪がなく、子供たちが楽しみにしていたスノーボードもままならないような状況でした。

2.メーカーの販売状況

ご想像の通り売り上げはかなり厳しいメーカーが多く、メーカーレベルでも昨年の7~8割程度という数字が出ています。ナビゲーターも「某メーカーではある地方だけで数万本単位でスタッドレスタイヤが残ってしまっている」との情報をつかんでいます。主要メーカーの倉庫、お店に納品済みのタイヤを合わせて考えると少なく見積もっても数十万本のスタッドレスタイヤがダブついていることになりそうです。
そもそも昨年もタイヤ業界の冬季の売り上げはあまり良い数字ではありませんでした。昨年のよくない数字をベースにして7~8割程度ですから大恐慌レベルです。

3.店舗の販売状況

量販店

正確な数字は分かりませんが多くの量販店でかなり余らせているようです。昨年の積み残しが相当数あったところからスタートしています。それらの販売のためシーズン前から叩き売りをしていたところへ、暖冬で大失速したのですから厳しくないわけがありません。

中小のタイヤショップ

更に厳しい状況なのは中小のタイヤ専業店です。売れないスタッドレスタイヤを抱えたまま運転資金が回らなくなり春まで持たないお店もあるかもしれません。


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4.来季モデルチェンジ予定のメーカー

こちらはメーカーからの情報が入り次第逐次更新していきますが2020年1月10日時点の状況を記載しておきます。

ダンロップ

シーズン前から来期のモデルチェンジがアナウンスされていましたため、まず間違いなく来季はモデルチェンジするでしょう。来期はWINTER MAXX WM01はカタログからは消える「はず」です。

トーヨー

一応モデルチェンジが予定されているようで来季はトーヨー GARIT G5が廃盤になるようです。しかしながら、生産能力の関係からか例年シーズン前に売り切っているメーカーにもかかわらず、現状万本単位の積み残しがあるようですから予定通りにいくのでしょうか。

ヨコハマ

お得意のパターンそのままでコンパウンドを変えるマイナーチェンジが来季あたりとの話もありますが、今期の状況を鑑みて舵取りを考える可能性があります。

5.ユーザーへの影響

前述の3,4を踏まえてユーザーにはどのような影響があるでしょうか。そうです。皆さんの大好きな方の影響です。

余り物が安く買える

勿論あるものだけですし、2019年以前の生産のタイヤになりますがこれから安く買えるのは間違いないでしょう。売り残し故通常は選択肢が少ないわけですが、例年より狙ったものが買える可能性が大幅に高くなるでしょう。
今シーズンの終わりから来シーズンまで積み残しを売り切るまで叩き売りされることでしょう。量販店では既に安売りが始まっているようでスタンダードな販売価格より1~2割ほど安い値段が聞こえてきています。まだ欲しい方や来年の買い替えを考えている方は多少強気の値切りができるかもしれません。
注)来季に買う方は紫外線の当たる外に大量に展示され続けているお店での購入は注意しましょう。正しく保管されているタイヤは1年や2年で劣化しませんが紫外線の影響を強く受ける場所で保管すれば性能低下は避けられません。

カタログ落ちしたモデルが安く買える

ダンロップ WINTER MAXX WM01トーヨー GARIT G5が実際カタログから消えたとしても相当量売れ残るでしょうから、来季メーカーは値下げしてでもショップに売り込むでしょう。仕入れる余裕のあるお店では安く売られる可能性がありますし、そもそも売れ残しているお店では安売りせざるを得ないでしょう。

まとめ

・今期は記録的な暖冬である
・メーカー、お店とも相当量のスタッドレスタイヤを売り残している
・売れ残したスタッドレスタイヤは今期から来期にかけて叩き売りされる
・来季カタログから消えるモデルについては更に安く売られる可能性が高い
・ただし、タイヤの保管状況については注意が必要
・ネット通販でも相当量のダブつきあり格安販売される可能性が高い
・実はスタッドレス用に生産された廉価ホイールも危機的な余り状況にある
・蛇足ですが、おそらく一部はロシアなど海外へ持ち出される

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消費税10%になってからタイヤを買った方が良い理由

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消費税増税まで15日ほどになりました。急いでタイヤを購入しなければと焦っている方もいるでしょう。特に消費税増税前にスタッドレスタイヤを買っておこうという方で9月なのにスタッドレスタイヤの予約を沢山頂戴しているためナビゲーターのお店も大繁盛です。ありがたやー。
しかし、ちょっと待ってください。購入されるお店や支払い方法によっては増税後に買った方がお得になります。

ポイント還元

アンテナ張ってる方はよくご存じかとは思いますが、増税後の消費の冷え込み対策として一定の条件を満たせばポイント還元という形でお得になる政策を打ち出しています。

条件

中小企業や個人経営店舗などで購入

ポイント還元政策には大手に比べて企業体力が弱い傾向にある中小企業や個人経営店舗が倒れてしまわないための対策という側面があります。そのため「ポイント還元店舗に申請登録された一般の中小店で購入すると5%」が消費者にポイント還元され、「大手系列のフランチャイズ店でも2%」還元されます。地域密着の個人経営店などで購入予定の方については10月1日以降に買った方がお得になります。また大手系フランチャイズ店で購入予定の方も無理に急ぐことはないわけです。

キャッシュレス決済

もう一つの重要な条件として、政府が普及を推し進めようとしているキャッシュレス決済の利用です。クレジットカードや電子決済やオンライン決済サービスなどで購入する必要があります。
タイヤは高額な買い物なため高額な現金を持ち歩くのを嫌ってクレジットカードなどの決済方法をとる方も多く「~Pay」もそれなりに広がってきています。特別ハードルが高いわけではないので利用しない手はないでしょう。

ポイント還元期間は増税後9ヵ月

ポイント還元期間は増税後9ヵ月と長いので、「実はもう少し履けるんだけど消費税が上がるなら、ちょっと早いけど買ってしまうか」と考えている方で上記の条件に当てはまる方は急ぐ必要などないのです。

チャージ上限には注意

破竹の勢いで普及しているような気がする「なんちゃらペイ」ですが、高額な買い物をするには落とし穴もあります。
それがチャージ上限です。例えばPayPay(ペイペイ)は通常24時間以内にチャージ可能な金額は20,000までで1ヵ月の上限は50,000までです。タイヤのような高額な買い物をするためには十分とは言えないサービスもあるので事前に確認しておきましょう。


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まとめ

〇10月1日から消費税が10%に増税
〇以下の2つの条件を満たせば10月1日以降の購入で5%ポイント還元
・ポイント還元店舗に登録された中小店舗で購入する
・キャッシュレス決済を利用する
〇ポイント還元期間は増税後9ヵ月
〇決済方法のチャージ上限などは確認が必要
〇通信販売で購入される場合についても対象店であれば還元対象

[crp]

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ヨコハマからオフロードドレスアップタイヤ「GEOLANDAR X-AT(ジオランダー エックスエーティー)」発売決定

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ヨコハマではホビータイヤにカテゴリーされているGEOLANDAR Xシリーズにオールテレーンが追加されます。

これまでのXシリーズ
街乗りドレスアップオールシーズンの GEOLANDAR X-CV
本気度マックスのマッドテレーン GEOLANDAR X-MT

位置づけ

ヨコハマタイヤの位置づけとしてはGEOLANDER A/T G015GEOLANDER M/T G003の間という絶妙なラインをついてきています。
というのもSUV人気からユーザーニーズも多様化しており、オフロード色を強めたオシャレを楽しむ層も増えてきています。車全体をがっつりカスタマイズする層からタイヤホイールだけでも個性を出そうというライトカスタム層まで増加傾向にあります。 そんなユーザー達には本気度マックスな厳ついマッドテレーンを求めるマニアもいれば、カッコいいタイヤが良いけど舗装路での実用性も捨てられないユーザーもいるわけです。そんなとき見た目は厳ついマッド寄りのアピール度の高いタイヤだけど舗装路での走行性も捨てきっていない本タイヤは絶妙な選択肢となるのです。
勿論悪路走破性も高いので普通のオールテレーンじゃ物足りない本気性能で選ぶのも良し、「走破性?」「何それ食えんの?」ってわけで雰囲気や見た目だけで選んだって良いわけです。

発売予定日

2019年9月

技術的な特徴

ダイナミックショルダーブロック

長さの違う大型のショルダーブロックがバイティングエッジを形成し、タイヤの変形とともに咀嚼するように溝の開閉を促すことで泥と石の排出を促進してくれます。

アグレッシブセンターブロック

角度を変えたセンターブロックが強度とグリップに寄与してくれます。

コンビネーショングルーブ

サイプと狭い溝が各トレッドブロックに組み合わされて、ウェット、雪、滑りやすい岩の表面でトラクションを提供します。

ストーンインジェクター

石噛み防止と最も薄い溝部分のカットを防ぎます。

3プライサイドウォール

3層のサイドウォール、ハイターンアップカーカス、ナイロンキャップにより耐久性と耐パンク性が向上しています。

サイドウォール

特徴的なデザインのガードを持つ分厚いサイドウォールプロテクターは衝撃やパンクからタイヤを守ってくれます。またデザインが裏表で違うのでオシャレで選択することも可能です。

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製造国

どうやら全サイズ日本製になる予定のようです。

まとめ

・GEOLANDAR XシリーズにオールテレーンX-ATが追加
・GEOLANDER A/T G015とM/T G003に間の位置づけ
・発売予定日2019年9月
・一つ上の悪路走破性能を備えたオールテレーンタイヤ
・舗装路での快適性能は高くはないがマッドタイヤほど酷くはない
・サイドウォールは迫力がありインパクト大
・サイドウォール裏表でデザイン違いで選択可能
・製造国はメイドインジャパンになる予定

サイズラインナップ

korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
発売は2019年9月予定
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ヨコハマタイヤの発売延期と納期未定に注意

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発売延期を発表

ヨコハマタイヤが公式ホームページで「GEOLANDAR X-CV G057(ジオランダー エックスシーブイ)」の発売を延期しました。
 

納期未定

「BluEarth GT AE51(ブルーアースジーティー)」の4月発売サイズで納期未定のサイズが出ているようです。
 
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春の恒例イベント

春はスタッドレスからの履き替えに伴う需要もあるので各メーカー欠品がちになりやすいのはある程度仕方ないように思います。 しかし、ここ数年のヨコハマは毎年この時期になると欠品を起こし、今回に至っては新商品の発売延期や発売するはずのサイズが納期未定などひどい状況です。何とも不名誉な状況ですが、2017年のフィリピンの工場火災が未だに尾を引いているのでしょうか?「BluEarth RV02(ブルーアース アールブイゼロツー)」の195/65R15や205/60R16あたりの主要サイズも欠品がちなので注意が必要です。
  ヨコハマタイヤはここ数年、販売価格を守ろうと頑張っているところで今回発売した新商品も強気な価格設定です。しかし、こういったところで落ち度が出ると、販売本数に縛りのある販売店などからは「供給もできないくせに」と不満が出るのは必至でしょうか。
  エンドユーザーに出来る限り迷惑がかからないことを願います。
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ヨコハマよりハイウェイテレーンタイヤの新製品「GEOLANDAR X-CV」2019年4月発売

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ヨコハマよりハイウェイテレーンタイヤの新製品「GEOLANDAR X-CV」が発売されます。
 

発売日

2019年4月1日
 

特徴

特に都市型のSUVを想定したハイウェイテレーンで、高い走行性能に加えて乗り心地や静粛性を高めるように設計されています。あくまで舗装路を得意としていますが、雪上などに対応した細かいサイプを持ったオールシーズン設計になっています。 高緯度で国土の多くが亜寒帯であるカナダでオールシーズン性を持つタイヤとして販売されていることからも冬道性能の信頼性が期待されます。
ヨコハマとしての国内での位置づけはハイウェイテレーンですがグッドイヤー Assurance WeatherReadyなどとコンセプトが近くオールシーズンと考えて差し支えないでしょう。

なぜオールシーズンと謳わないのか

現在ブリヂストンもヨコハマも実はオールシーズンタイヤを持っており海外では販売しています。しかしながら、国内では冬はスタッドレスタイヤというのが定着しており、オールシーズンを販売した場合スタッドレスのような冬道性能を発揮すると勘違いされることを懸念しているというのが1つの理由です。もう1つは日本には四季があり梅雨という雨期が存在し、雪質も多彩で凍結もあり1つのタイヤで全てを賄うのは難しいという事情もあるようです。
更に裏事情としては「折角2つ売れるものを敢えて1つにするのもつまらない」という考えがあるものと推測されます。

価格と位置づけ

元々ロープロタイヤの安い(正確には日本が高い)北米価格を持ってきたヨコハマ PARADA Spec-Xは大口径でもかなりリーズナブルでした。しかし、本タイヤはナビゲーターの手元に入ってきたメーカーの参考価格表と仕切りを見ても高めの価格設定になりそうです。

技術的な特徴

非対称トレッドパターン

アウト側セカンドリブとイン側のショルダー(左図の青色部分)ではウェット性能を強化しています。センター部とアウト側ショルダーはドライ性能のために最適化されています。

 

2-3Dコンビネーションサイプ

2Dと3Dのサイプを組み合わせ、エッジ効果を高めつつ倒れこみを防止して剛性を確保しています。ウェット路面、急な降雪時にトラクションを発揮します。

 

4本のワイドストレートグルーブ

4本の主溝が優れた排水性を発揮します。ウェット路面での操縦安定性を確保するとともに、耐ハイドロプレーニング性能も向上させています。

 

ダイナミックサイドデザイン

ジオランダーのブランド名はしっかりと主張しつつ、従来の浮き文字ではなくフラットデザインにすることでシンプルに仕上げています。

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まとめ

・4×4、SUV向けのハイウェイテレーンタイヤです。
・都市型SUVを主に想定して設計されています。
・快適性能と走行安定性能に重きを置いて設計されています。
・オールシーズン性能を持っており少々の雪なら問題なく走れます。
・カナダでもオールシーズン対応タイヤとして販売されています。
・細かなサイプが快適性能と雪道性能を生み出しています。
・残念ながら国内展開は1サイズのみです。
 

サイズラインナップ

korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。

インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考
22275/40R22 108W--1
21295/35R21 107W--1
295/40R21 111W--1
275/40R21 107W--
275/45R21 110W--1
265/45R21 104W--
20275/40R20 106W--1
265/45R20 108W--1
255/45R20 105W--1
235/45R20 100W--1
265/50R20 111W--1
255/50R20 109W--1
19265/50R19 110W--1
255/50R19 107W--1
235/55R19 105W--1
18255/55R18 109W--1
備考1.エクストラロードタイヤです。

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ファルケンより4×4向けマッドテレーンタイヤ「WILDPEAK M/T01」2019年3月発売

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ファルケンより住友ゴム工業が北米で先行して販売している4×4、SUV向けマッドテレーンタイヤ「WILDPEAK (ワイルドピーク)M/T01」をご紹介します。
 

発売日

2019年3月1日
 

特徴

過酷な環境に対応すべく設計されたこのタイヤは舗装路だけでなく泥濘、雪、岩場を走破することも想定しています。彼らアメリカ人は四駆やピックアップにこのタイヤを装備し深い雪やダートを走り回っており、そうした環境で鍛えられた本格派のオフロードタイヤであることの信頼性は高い。

技術的な特徴

DURASPEC

2つのハイターンアップカーカスがサイドの保護と耐久性を強化しており、過酷なオフロードの状況に対抗してくれます。

 

熱拡散機構

けん引したり重い荷物を運んだりする際などタイヤに大きな負荷がかかる場合でも、この熱拡散機構によりタイヤの重要な部品が冷却され保護されています。これにより車両の安定性が確保されています。

 

高剛性で堅牢なブロック

接地ブロックの剛性を高め、石が溝に引っかかるのを防いでくれます。これにより走行安定性と悪路でも常に変わらぬパフォーマンスを発揮できます。

 

アグレッシブアッパーサイドウォール

サイドウォールを鋭い岩から保護します。タイヤを低圧にしたり逆バンクになるような状況では更に多くのトラクションを生み出す助けになってくれます。

 

泥と岩の防御機能

溝の中に詰まった泥を効率的に排出することで安定したトラクションを確保します。またトレッド底部を鋭い岩から保護します。

 

最適化されたトレッドパターン

3種類の幅の異なるブロックを配置することで音域を分散し発生した音同士を干渉させて低減することで、ある程度の静粛性能を確保しています。

 

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まとめ

・4×4、SUV向けのマッドテレーンタイヤです。
・北米の郊外で鍛えられたマッドテレーンタイヤで信頼性は高い。
・トレッドからサイドまで外部からのダメージに対し強靭に設計されています。
・あえて一時的にタイヤ内圧を下げて使用することも想定して設計されています。
・快適性や静粛性を期待して履くタイヤではありません。
・残念ながら国内展開は1サイズのみです。
 

サイズラインナップ

korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。

インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考
16LT245/75R16 120/116Q--

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