三菱 デリカD:5におすすめのタイヤ タイプ別3選

Pocket

もくじ


デリカD:5の特徴

2023年度は販売台数前年比102.1%、2024年3月の単月で2,384台を販売し、前年比で104.4%の増加している人気車種です。
オフロードミニバンという他にはない独自性を持っていることが最も大きな特徴でしょう。
燃費性能に優れたディーゼルエンジンを採用しており、燃費だけでなく、力強い走行も併せ持っています​。 もともと走行性もデザイン性もアウトドア性が強く押し出されていますが、更にアウトドアに特化した特別仕様車「CHAMONIX(シャモニー)」などが用意されており、用途や好みに応じた選択が可能です​。

デリカD:5が人気な理由

オーナーの挙げるデリカの良いところには以下のようなものがあります。
➀オフロード性能と四輪駆動システム:
強力な四輪駆動システムを備えており、オフロードや悪路でも優れた走行性能を発揮します。アウトドアやキャンプなどのアクティビティを楽しむ人々にとって、この性能は非常に魅力的です。
➁広い室内空間と多用途性:
ミニバン特有の広い室内空間を提供し、最大8人まで乗車可能です。また、シートアレンジが多彩で、大きな荷物を運ぶ際や車中泊などの用途にも対応できます。家族連れや大勢の人を乗せる機会が多い場合に非常に便利です。
➂他にはないオフロードミニバン:
ミニバンカテゴリーでもあり、オフロードカテゴリーでもあるという特徴を併せ持っています。SUVでは「長物が積めない」、「実質的な乗車人数が少ない」など意外に積載量に悩まされることがあります。一方、一般的なミニバンではオフロード性能はほとんど皆無です。その点、デリカD5なら、積載量も走破性も満足で、更にオフロードを意識させるデザインはキャンプ場などアウトドアと高い親和性があり、人気があります。

タイヤ選びに影響する要素

摩耗

ミニバンで最も気になるのはタイヤの外肩が顕著に摩耗する偏摩耗ですが、デリカD5については、顕著に出ていないケースも多いので、ご自身のタイヤの摩耗の仕方を見て、タイヤ選択の参考にしてください。また、トヨタのノアや日産のセレナ、ホンダのステップワゴンなど一般的なミドルクラスミニバンに比べると1割ほど車重が重いためタイヤにかかる負荷は大きくなります。一方、タイヤサイズとしては、225/55R18が最も多く選択されており、多くのミドルクラスミニバンで採用されているタイヤより接地面積が広く、負荷は分散されるため、その点はトレードオフでしょう。

オフロード性能とデザイン

キャンプやバーベキューなどで河原に乗り入れたり、オフロード性能に惹かれてデリカD5を選択されたオーナーも多いことでしょう。また、悪路を走るわけではないけれど、アウトドアを思わせるデザイン性に惹かれてオーナーとなり、見た目だけでもアウトドアっぽいかっこよさを強調したいと考えている方も多くいるようです。そういった意味ではタイヤの交換は、車体をそのままに大きくデザインを変えられるライトなカスタムと言えます。自分好みのホイールに変更すれば、更に上がることは間違いないでしょう。

サイズ由来の価格

先にも述べましたが、見た目もあってか多くのオーナーは225/55R18サイズを選択されています。ここでタイヤ4本の一般的な販売価格を比較してみると、ステップワゴンなどで採用されている205/60R16のミニバン専用タイヤが5万円~とすると、225/55R18では8万円~となかなかの値段差となります。このため、リーズナブルな選択肢や長持ちするタイヤが必要とされるでしょう。

タイヤサイズ

純正採用されている主なタイヤサイズは以下です。
 225/55R18
 215/70R16
ローデストなど一部グレード
 215/55R17
ご自身の車のタイヤサイズの調べ方はこちら

お勧めのタイヤ3選

GEOLANDAR CV G058(ジオランダー シーブイ ジーゼロゴーハチ)

お勧め度
star50
快適性能star40
舗装路走行性能star40
悪路走破性能star35
耐摩耗性能star40
価格(星が多い方が安価)star40
舗装路重視の全天候モデル
ヨコハマタイヤのSUV用タイヤブランド「ジオンランダー」の舗装路重視のスタンダードモデル。
最も純正に近いカテゴリーで、万人向けの選択と言えるため、よくわからないという方はこのタイヤを選べば失敗しないでしょう。SUV用タイヤですが舗装路重視の設計がされているため、運転しやすく、燃費も乗り心地もよく、ノイズも抑えられているので、運転者も同乗者もストレスを感じづらいタイヤです。
それでいて、純正で装着されているSUV用タイヤが持つマッドアンドスノー性能も備えていますので、キャンプ場程度のダートや平野部で降るちょっとした雪程度なら対応可能です。但し、走破性は高くないので過信は禁物で、前述以上の悪路性能が必要ならオールテレーンタイヤ、冬道はスタッドレスタイヤに履き替える方がいいでしょう。
ミニバン専用タイヤと違って外肩のショルダー摩耗を抑える設計にはなっていないので、純正で極端なショルダー偏摩耗が出ている方はミニバン専用タイヤの選択を考えられても良いかと思います。

225/55R18

215/70R16


その他のサイズとGEOLANDAR CV G058(ジオランダー シーブイ ジーゼロゴーハチ)の詳細はこちら
しっかり悪路走破性能を備えたオールテーレーンならGEOLANDAR AT G015(ジオランダー エーティー ジーゼロイチゴ)の選択がよいでしょう。舗装路での走行性能、快適性能も悪くなく、見た目もカッコイイです。

広告

ヨコハマ BluEarth-RV RV03(ブルーアース アールブイ アールブイゼロスリー)


お勧め度
star50
快適性能star50
舗装路走行性能star45
悪路走破性能star10
耐摩耗性能star35
価格(星が多い方が安価)star50
安全性と快適性が高いモデル
ヨコハマタイヤの低燃費タイヤブランドであるブルーアースのミニバン専用タイヤです。
デリカD5にオフロード性能などは求めておらず、あくまでもミニバンとしての使用を考えている方にあっているタイヤです。純正で装着されているSUV用タイヤが持つマッドアンドスノー性能はありませんが、実はミニバン専用タイヤはSUV用タイヤより安いため、舗装路性能のみでよい方には良い選択のひとつとなります。
ウェットグリップ性能が全サイズ最高グレード’a’を獲得しており、非常に高い安全性を持っていることが売りのタイヤです。
また、ふらつきを抑えるために大型ブロックを配置することで、快適性能が落ちがちなミニバン専用タイヤでありながら、高い静粛性能とやさしい乗り心地を実現しています。
気になる燃費性能も225/55R18は’AA’と純正より向上すると考えられます。
偏摩耗には強いので、ショルダー摩耗を抑制してくれますが、トレッドゴム自体はしなやかで柔らかめのゴムを採用しているので、全体的な摩耗としてはやや早めです。とはいえ、年間走行距離10,000km程度なら不満を感じることは少ないでしょう。街乗りが多く距離はそれほど多くない方に特に向いています。
残念ながら215/70R16は設定がありません。

225/55R18


広告

OPEN COUNTRY R/T(オープンカントリー アールティー)

お勧め度
star45
快適性能star30
舗装路走行性能star35
悪路走破性能star45
耐摩耗性能star45
価格(星が多い方が安価)star45
悪路走破性能が高く見た目がカッコイイモデル
トーヨータイヤのSUVタイヤブランド「オープンカントリー」のラギッドテレーンタイヤです。
ラギッドテレーンはトーヨー独自のカテゴリーで、トラクション性能に優れた「マッドテレーンタイプ」とオンロードとオフロードとのバランスをキープする 「オールテレーンタイプ」の2つの特性を両立するパターンデザインです。要するにマッドほど乗りにくくなく、オールテレーンタイヤよりイカツクてカッコいいタイヤということです。パターンもサイドウォールも迫力があり、オフロードを強く意識させる印象を与えます。
中心部分のブロックが縦気味に配置されているため、意外にもノイズは思ったほど大きくなく、舗装路の運転でもほとんどストレスは感じません。ストレートな縦溝がないため、わだちに水が溜まるほどの状況では、高速走行すると横揺れを伴い、グリップ性能にも不安が出ますので、速度を抑えた走行をされることをお勧めします。
純正サイズはホワイトレタータイヤではないため、ホワイトレターサイズへのサイズアップなどは販売店に相談してください。純正サイズのままタイヤペイントマーカーペンで塗るのもありかもしれません。

225/55R18

215/70R16






Pocket

現役プロが教えるタイヤ選びや買い方総合サイト