2016年10月1日トーヨータイヤから「OPEN COUNTRY R/T(オープンカントリー アールティー)」が発売されました。
そもそもどんなタイヤ?
オープンカントリーは北米で販売されている人気モデルで、トーヨータイヤとしてはMTとATの間の性能という位置づけで提案しています。
北米では税制優遇などの理由からピックアップが好んで乗られています。しかし、スタッドレスタイヤが普及していないため、雪の降る地域ではATやMTで年中過ごす人が大多数です。そんな北米で人気のクロカンタイヤが「オープンカントリー」なのです。
特性は?
R/TはRugged Terrainの略だそうで「でこぼこのある」、「ごつごつした」、「起伏のある」地形や路面に特化して設計されています。しかし、悪路を走行する方でも大半は舗装路走行であるので、オンロードでの快適性能もある程度確保するよう設計されています。
性能は?
- オフロード:
- 少々の悪路なら難なくこなしてくれます。
- オンロード:
- ゴロゴロ感はありますし、ある程度音もしますが思ったほどではありません。
- 雪道 :
- 氷でなければ滑りながらも走れるでしょう。
- コーナー :
- オーバースピードだと横方向へ階段状にガガガっと僅かずつ振り出されます。
- 燃費 :
- 新車装着タイヤとの比較で落ちます。
サイズラインナップは?
- 165/60R15:
- ハスラー、キャストアクティバ
- 185/85R16:
- ジムニー
要望が多ければ、北米で展開されているサイズの発売もありそうです。
まとめ
オンロードでのある程度の快適性能も確保しながらオフロードの走破性も持ちます。
見た目もクロカンスタイルに出来、ジムニーは勿論ハスラーやキャストアクティバもクロカンぽさを大幅アップして注目度もアップできます。丸さの際立つキャストには少々見た目のエッジがきつ過ぎるかもしれません。
エンジンが運転席から近い軽自動車なのでエンジン音により走行音はそれほど気になりませんし、この手のタイヤとしては乗り心地のゴロゴロ感は少ないと思います。しかし、この手のタイヤですから快適を期待してはいけません。
ハスラーやキャストでこのタイヤを検討されていて、口コミを参考にするならラダーフレームのトヨタ系の四駆の方の意見は鵜呑みにしない方が良いと考えます。というのもナビゲーターもトヨタ四駆にマッドタイヤを履かせて乗っていたのですが、ラダーフレームは振動などを運転席に伝えにくいようで、「すごくウルサイ!」、「乗り心地最悪!」と言われているタイヤでもそれほど気になったことがなかったのです。車の骨格構造がモノコックフレームであるハスラーやキャストは全く違うと考えた方が無難です。
裏話
ナビゲーターのお客様でも、日本に正式上陸する前に並行輸入品でジムニーに履いて楽しんでいる方が何人かいらっしゃいます。雪深い地域に走って遊べる場所があるそうで、意図的に滑らせてみたり、しっかりトラクションするのを楽しんだりと遊んでいます。乗り心地や音もそれほど不快感がなくスタイルとしてもカッコイイので見た目だけで履くのもありだと思います。
タイヤサイズ
日本販売サイズ
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北米販売サイズ-並行輸入品で買えるサイズもあります
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