今期履くべき、あなたにお勧めのスタッドレスタイヤをご紹介します。
【2018年11月追記】
今シーズン追加されたスタッドレスタイヤはファルケン ESPIA W-ACEとコンチネンタル VikingContact7です。ともにウェットを意識した設計になっているためウェット性能が気になる方は考慮に入れて頂いて良いと思いますが、ナビゲーターのオススメは昨年と変わりません。
1.ブリヂストン BLIZZAK VRX2
(ブリザック ヴイアールエックスツー)
オススメポイント
なんと言っても氷上性能です。北海道、北東北主要5都市では2台に1台がブリザックを履いていることからも凍結路面での信頼性がうかがえます。
効きの持ちが良いのも特徴で、使用環境や保管環境にもよりますが溝さえあれば4年は大丈夫。5年目でも効いてくれる可能性のある数少ないスタッドレスです。
ウィークポイント
やはり価格の高さでしょう。販売されているスタッドレスタイヤの中では最も高価な部類です。スポンジ状のゴムであるので摩耗にはあまり強くありません。常に雪がついているような地域では問題ありませんが、アスファルト上を走る機会の多い準降雪地域で走行距離の多い方には不向きかも知れません。骨格構造はしっかりしていますが効くためのゴムは軟らかいのでグイグイ走っていく方には不向きかも知れません。
こんなあなたにオススメ
凍結の多い地域の方であればブリザックを履いているときの心強さはよくご存じのはずです。他社のタイヤで登れない車がいる中ブリザックを履いていたので登っていけたというケースもあります。自宅前が日陰でよく凍るあなたや度々凍結する坂道なあなたには日々の安心感を与えてくれます。雪山レジャーに行く方もスキー宿や温泉街ではよくある道が狭くて坂がきついといった怖い環境でも安心感が違います。
準降雪地域であっても走行距離が年間10,000kmに満たないあなたは多くのシーズン使用できて逆にお得という考え方もあります。しかもその間、最上級の氷上安全性能が得られるのですから少々高い買い物をする価値もあります。
BLIZZAK VRX2(ブリザック ヴイアールエックスツー)詳細と購入
2.ヨコハマ iceGUARD6 iG60
(アイスガード6)
オススメポイント
非常に高い氷上性能でありながらブリザックより大幅に安い価格で購入できます。ナビゲーターの価格調査では70~80%ほどの価格で購入できることが多いようで4本購入すれば何万円も安く上がります。効きの持ちも最新のブリザックVRX2レベルであり、使用環境や保管環境にもよりますが溝さえあれば4年はまず問題ないでしょう。
ウィークポイント
若干ケース剛性が弱いのか高速走行での飛ばす方は横剛性に不満を感じる可能性があります。常に雪がついているような地域では問題ありませんが、アスファルト上を走る機会の多い準降雪地域で走行距離の多い方にはやや不向きかも知れません。
こんなあなたにオススメ
凍結が多く高い氷上性能を必要とするけれど、最新のブリザックは少々高いと感じるあなたにはこのスタッドレスタイヤがお勧めです。ウィンタースポーツや温泉など雪山に出向く方は勿論、通勤で早朝や夜遅くに運転するあなたはこのタイヤを履いておいて良かったと感じられるでしょう。様々な凍結路に対応してくれるので日本の変化にとんだ雪道に安心感のある走りを提供してくれます。
雪国のあなたに良い選択の一つなのは勿論、準降雪地域であっても走行距離が年間10,000kmに満たないあなたは4シーズンは新品時に近い氷上性能が保たれ安心感を得られるでしょう。
iceGUARD 6(アイスガード シックス)詳細と購入
3.ミシュラン X-ICE3+
(エックスアイス3プラス)
オススメポイント
新たな技術Mチップの導入で氷上性能も大幅にアップさせながら夏タイヤ相当の速度レンジ(H,T)を保ち、非常に高い高速安定性も両立したスタッドレスタイヤです。スタッドレスタイヤとしては静粛性能も高いため走行音も気になりません。耐摩耗性能もスタッドレスタイヤの中でトップクラスです。今では数が減った方向性パターンは深い雪やベチャ雪でも排雪性が高く強いです。
ウィークポイント
発売サイズが少ない。来シーズン以降に順次サイズ追加されるでしょう。元々硬めのコンパウンド設定に加え、ブリヂストンやヨコハマに比べると硬化速度が速いので経年による性能低下は顕著で3年で若干の性能低下を感じ始め、4年目には明らかな低下を実感することでしょう。ブリヂストンやヨコハマの耐経年劣化性能が高いのであってミシュランは平均的なのですが上を見ると弱点と感じてしまいます。
こんなあなたにオススメ
準降雪地域でたくさん走るあなたに特に向いています。走行性能が髙いので走りにこだわるあなたにお勧めです。準降雪地域や非降雪地域にいてウィンタースポーツなどのために降雪地域に行くあなたは行き帰りの高速では安定した走行が出来て、現地でもしっかり氷に効いてくれる本タイヤの選択は最上の一つになるでしょう。
X-Ice3 plus(エックスアイス スリープラス)詳細と購入
4.ヨコハマ iceGUARD5 Plus iG50
(アイスガード5プラス)
オススメポイント
昨年まで最新だったためプレミアムの位置づけだったスタッドレスタイヤがスタンダードモデルになって大幅に安くなっているためお勧めです。値段だけでなく氷上性能も高く、効きの持ちも良いためコストパフォーマンスが非常に高いお勧めスタッドレスタイヤです。
ウィークポイント
耐摩耗性能が髙くないので準降雪地域で年間走行距離が12,000kmを超える方には向かないかも知れません。今期は生産数が相当少ない上に市場の動きが早く、既にかなりのサイズでメーカーから今季終了の報告が来ているので購入を考えている方は急いだ方が良いでしょう。販売サイズ自体もかなり絞っているので今期の在庫限りで終了のサイズも多くありますので注意が必要です。
こんなあなたにオススメ
最新スタッドレスタイヤまでは必要ないが出来るだけ氷に強いモデルが欲しいあなたにはピッタリです。準降雪地域の備えには勿論、凍結の多い地域であっても十分な性能です。雪道に慣れているあなたなら問題は感じないでしょう。
iceGUARD 5 PLUS詳細と購入
プラス1.ダンロップ WINTER MAXX 01
(ウインターマックス01)
オススメポイント
有名メーカーのスタッドレスタイヤの中では今期最も安い部類でありながら氷上での効きも中々な庶民の味方なスタッドレスタイヤです。しっかりしたコンパウンドなのでスタッドレスタイヤにしては安定した走行性能を持っています。スタッドレスタイヤの中では高い耐摩耗性を持っています。
ウィークポイント
最上級とは言えない氷上性能ですが準降雪地域なら十分と言えるでしょう。効きの持続性は平均的で3年目までは問題ありませんが4年目からは性能低下を顕著に感じるでしょう。タイヤ自体がかなり重いのでスタッドレスタイヤであってもハンドリングを気にする方は別の選択をした方が良いのかも知れません。
こんなあなたにオススメ
乾燥路での走行性能を重視して、もしもの雪や凍結にも対応したいといった準降雪地域で主に通勤に車を使用しているあなたにピッタリです。価格を優先しながらも一定程度の信頼性は欲しいあなたには良い選択肢と言えます。
WINTER MAXX 01 WM01詳細と購入