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・POTENZA S001モデルチェンジのニオイ

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2010年2月に発売されて約8年フラッグシップモデルとしては少々長くなってきています。2,3年前からそろそろモデルチェンジもあるのでは?と囁かれながら中々モデルチェンジされませんでした。しかし、今年2018年とうとうモデルチェンジしそうな情報がメーカー筋から出てきています。

 

根拠

モデルチェンジのスパン

「POTENZA S001」の先代の「POTENZA RE050」は2004年発売なのでモデルチェンジまで約6年であり、S001が発売されてから8年はモデルチェンジのスパンとしては少々長すぎるぐらいです。
ブリヂストンのスタンダードモデル「ECOPIA(エコピア)」では「EX20」シリーズから「NH100」シリーズになるまでに3年、ブリヂストンの最も安価なカタログモデル「NEXTRY」に至っては前モデルの「SNEAKER SNK2 Ecopia」から2年で発売されています。

 

今年は新商品の発表がない

2018年は軽バン用のエコピアにニューモデルR710(2サイズのみ)が投入された以外は新商品の投入がなく何かあって良い。カタログも新鮮さが足りず、嵐の前の静けさという感じ。

 

他社のフラッグシップが続々刷新されている

2013年2月にヨコハマからADVAN SPORT V105
2015年7月にダンロップからSP SPORT MAXX 050+
2016年3月にコンチネンタルからContiSportContact6
2016年4月にピレリからNEW P-ZERO
更に
2016年4月にミシュランからPilot Sport4s(世界2位のメーカー)
2017年2月にグッドイヤーからEAGLE F1 ASYMMETRIC 3(世界3位のメーカー)
2017年6月にトーヨーからPROXES SPORT

 

性能でも負けている

ナビゲーターの評価では快適性能こそ高いもののウェットグリップ性能や耐摩耗性能などでは、他社のフラッグシップモデルの多くが優れています。更に昨今はプレミアムスポーツタイヤであっても低燃費性能も高くなっており、その点でも遅れを取り戻すにはモデルチェンジが必要でしょう。

 

なぜモデルチェンジが遅くなったのか

これはナビゲーターの私見ですが、S001はブリヂストンの他の一般的なタイヤと違いポルシャやベンツなど名立たる名車の純正タイヤとして採用された正にフラッグシップのタイヤです。純正採用されているというのは高い評価をうけているという素晴らしい面を持つ一方、簡単にモデルをなくすわけにはいかないという面倒な面もあります。コンチネンタルのスポーツコンタクトなどで古いモデルが退役しないのは自動車メーカーからの強い要請で継続生産をしなければならず、中々なくすことが出来ないのです。特に欧州車でその傾向が強いようで、欧州車への純正採用が多いS001も同様にモデルを継続せねばならずモデルチェンジもし難かったと推測できます。
おそらくですが後継モデルが出ても純正採用サイズは継続生産されるでしょう。

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まとめ

・情報としてはそれなりに濃厚です。
・時期は夏頃と予想します。
・総合的に高い性能のタイヤが出てくることが予想されます。
・燃費性もそれなりに高いものになるでしょう。

今年発売されなかったらゴメン…

 

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コンチネンタル「PremiumContact 6(プレミアムコンタクト6)」発売

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コンチネンタルタイヤから新製品「Premium Contact 6(プレミアムコンタクト6、以下PC6)」が2017年7月1日発売されました。

 

製品の位置づけ


当サイトではプレミアムスポーツタイヤと位置付けます。
参考)代表的なプレミアムスポーツタイヤ

 

名前からすると「ContiPremiumContact5(プレミアムコンタクト5、以下CPC5)」の後継のようですが、実際にはCPC5と「ContiSportContact5(コンチスポーツコンタクト5、以下CSC5)」を統合した形で、むしろCSC5の方がベースになっているようです。
 CPC5は当サイトでもプレミアムコンフォートと定義しましたが国内で言うところのプレミアムコンフォートというにはやや違和感があり、かなり走行性重視に寄っていながら走行性能も快適性能は中程度であり、上記の図ではスポーツコンフォートくらいが妥当だったかもしれません。

そこをいくとPC6は走行性能と快適性能などタイヤに要求される全ての性能を高いレベルでバランスすることが重視されており、コンチネンタルの言葉を借りれば「乗り心地、正確なステアリングレスポンス、最高の安全性、そして優れた環境特性に関して高まり続ける要求を、1つの製品で満たす」ことを目指しており、これはまさに「プレミアムスポーツタイヤ」が妥当と考えられるわけです。

 

技術的な特徴

1.新開発の結晶シリカコンパウンド

特に濡れた路面状況において優れた制動性能を発揮します。 また、CSC5の安全性能を維持しながら、耐摩耗性能は大幅に改善されました。

 

2.アドバンスド・マクロ・ブロック・デザイン

3つのテクノロジーの採用により、限界のコーナリング時における安定したコントロールを生み出します。
1)大型ショルダーブロック
2)排水機構
3)隣接ブロック同士の連動機構
パッと見あまり似てないようにみえるのですが、特にアウトサイドなどがSportContact 6から採用したトレッドパターンなのだそうです。

 

3.パフォーマンス・フットプリント

最適化したポリマーブレンドにより、接地面を最適に保ち摩耗寿命を15%以上改善しています。 また、スムーズなパターン剛性により走行快適性や走行距離が向上し車外騒音が低減されています。

 

4.パターンデザイン


高度なマクロブロック設計により、高いコントロール性能とコーナリングの安定性を発揮します。 さらに、非対称リブアングルはコーナリング時の横方向からの力を受けてもブロックが倒れこみにくく高いグリップ性能を発揮する。

 

ContiSportContact5との対比

 

CSC5との対比が本国のサイトに掲載されているので日本語化してみました。ほぼ完全上位互換と言って良い性能で特にCSC5では早かった摩耗寿命が改善され、ノイズなどの快適性能や燃費なども向上しています。燃費性能としては国内メーカーの標準的な低燃費タイヤと同等程度の性能を持っているようです。耐ハイドロプレーニング性能はわずかに低下していますが、時速200km超からのフルブレーキングが想定され高い性能を誇るCSC5が基準ですから、日本の道路事情ではなお余りある性能と言って良いでしょう。







まとめ

➀設計ベースはCSC5です。
➁CSC5の走行性能に摩耗寿命や快適性能をプラスしたタイヤです。
➂当サイトでの位置づけはプレミアムスポーツタイヤです。
➃ブリヂストンで言えばPOTENZA S001が近い。
➄バランスが良く仕上がった多くの日本人にも好まれるタイヤと言えます。
➅日本のラベリングを取得していませんが、日本の「低燃費タイヤ」に相当する性能を持っています。

プレミアムコンタクト6の性能評価や相対評価ゲージはコンチネンタル PremiumContact6

 

タイヤサイズ

日本の低燃費タイヤラベリングは取得されていないので、EUラベルを掲載しました。
日本と欧州のラベリング制度の対比
燃費  :日本’A’ ≒ 欧州’C’
ウェット:日本’a’ ≒ 欧州’A’

EUタイヤラベル korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
※日本と欧州のラベリング制度の対比
PremiumContact6
インチタイヤサイズEU-LABEL-FUEL-EFFICIENCYEU-LABEL-FUEL-EFFICIENCY備考
18275/40R18 103YCA1
245/40R18 97YCA1
235/40R18 95YCA1
225/40R18 92YCA1
255/45R18 103YCA1
245/45R18 100YCA1
235/45R18 98YCA1
225/45R18 95YCA1
235/50R18 101YBA1
17245/40R17 91YEA
205/40R17 84YCA1
245/45R17 99YCA1
235/45R17 97YCA1
225/45R17 94YCA1
215/45R17 91YCA1
205/45R17 88WCA1
225/50R17 98YCA1
215/50R17 95YBA1
205/50R17 93YCA1
備考1.エクストラロードタイヤです。
PremiumContact6 SUVサイズ
インチタイヤサイズEU-LABEL-FUEL-EFFICIENCYEU-LABEL-FUEL-EFFICIENCY備考
19255/50R19 107YBA1
255/55R19 111VBA1
225/55R19 99VCA
18255/55R18 109Y--1,⑪
235/55R18 100VBA
225/55R18 98VCA
235/60R18 107VCA1
備考1.エクストラロードタイヤです。
備考⑪.2017年11月発売予定です。
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