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タイヤのパンクをいち早く簡単に知る便利グッズ

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タイヤの圧力監視装置:TPMS

TPMSという名前を聞いたことがないでしょうか?TPMSとはTire Pressure Monitoring System(タイヤ圧力監視システム)の略で、タイヤの空気圧(内圧)を監視する装置です。ここでとりあげるTPMSは直接TPMSと呼ばれるタイプで空気の注入口であるバルブを圧力センサー内蔵のバルブに変更するなどして実装し、空気圧を常時監視することができるタイプです。

TPMS本体

普及しつつある背景

BMWなどで純正装着されているランフラットタイヤはパンクしても外観による変化が分かりにくいので、ドライバーがパンクに気付くのは困難です。そのため空気圧が低くなったタイヤと正常なタイヤの間で生まれる回転数の差を検知するセンサー(間接TPMS)が装備され、メルセデスベンツなどにも普及しています。
日本でも一時期クラウンなどに、この種のセンサーが標準装備されていました。

 

しかし、間接TPMSは車両側についているABS用センサーを利用するものの、ソフトウェアの変更が必要になるため標準装備がない車両では後付けは難しいようです。それに対して、直接TPMSはバルブの交換などで装備できるので、ホイール形状に幾らかの制限はあるものもありますが、大抵の車両に装備可能です。また装備した車のドライバーが空気圧を表示するモニターを見るだけで、早期に異常に気付くことが出来るので簡単で明瞭です。

 

因みに北米ではTPMSの装備が義務化されおり、日本でも将来的には義務化が検討されています。最近はレクサスなどの高級車や日産自動車の一部車種に純正装着されるなど普及が進んでいます。

 




メリット

異常に早期に気付ける

空気圧の異常に「早期に」気づけるかはほとんど運と言っても過言ではありません。発見には主に「タイヤの異常なたわみに目視で気付く」、「空気圧をチェックして異常に気付く」、「ハンドルの重さなど走行性の悪化に気付く」の3種類があり、これらのどれかを「早期に」気付かなければならないのです。では、なぜ「早期に」気付く必要があるのでしょうか。

 

パンクした経験のある方ならご存知の方もいるかも知れませんが、タイヤは低圧状態で走行するとホイールと路面で押しつぶされ構造が破壊されます。こうなってしまっては極小さな穴で通常なら修理で済むはずのタイヤも交換しなければなりません。早期に発見しなければ、こういった事態を防ぐことができないのです。

 

リスクが減らせる

朝、駐車場に行ったらタイヤがぺちゃんこで「会社に遅刻」してしまったり、「急用なのにすぐに動けない」なんて事態にも、前に車に乗った際に気付いておける可能性が格段に上がります。

 

また走行中にゆっくりと空気が抜けている場合などでも致命的な事態になる前に、路肩に寄せたりパーキングエリアに立ち寄ったりといった対処が可能です。特に高速道路を走行している場合などではパンクによる危険度は高く早期に気付ければ安全に対処できます。

 

空気圧管理がしやすい

当然、普段からも空気圧が見えているので管理も楽で、空気圧が減ったのを見て補充をすることが可能です。特に扁平タイヤでは空気圧が減少していても見た目に分かりにくいのでモニターがあるのは助かります。空気圧を保つことは燃費や走行安定性、偏摩耗抑制などの観点から見ても非常に重要です。しばらく点検をしていなくて非常に低い空気圧で走行していたなんてことも避けられるわけです。




デメリット

価格が高い

まだまだ価格が高く4つセットで1万円代後半くらいから販売されていることが多く、少々手が出しにくいかも知れません。

 

そういった意味では、あれば便利だとは思いますがコンパクトカーの標準装着サイズのタイヤなどであれば装備の必要性は低いと考えられます。しかし、扁平の大口径タイヤなど高価なタイヤを装着している場合、タイヤをダメにしてしまっては損失も大きいので保険の意味で装備をお勧めしたいところです。扁平タイヤの場合、空気圧の管理もよりシビアになることが多いので、そういった意味でも装備をお勧めします。また扁平タイヤはもともと薄いので空気が抜けてたわんでいるのにも気づきにくく、発見が遅れてタイヤをダメにしてしまいがちなことも付け加えておきます。

 

自分で装備するのは困難

バルブを交換するには、専用の機械などでビードを落とす必要があるなど自分でやるのは難しくタイヤショップなどにお願いすることになるので気軽にポンとつけるというわけにはいきませんし、幾らかの工賃も必要になります。

 

新品のタイヤに交換する際に一緒に装備してもらうと工賃も節約できて良いでしょう。

 

数年で交換が必要

バルブ側にバッテリーが内蔵されていて、電波を飛ばしてモニタリングしているため、数年で交換が必要です。バッテリーのみの交換を行えれば安価に済みそうですが私の知る限りバッテリーまでユニット化されていてバルブごと交換しなければならないものが一般的なようです。手間や工賃を考えるとTPMSバルブの交換もタイヤ交換と同じタイミングで行うのがよさそうです。

 

庶民のブツブツ

高価なのだから、振動で発電する素子を使って充電するとか、タイヤの回転を利用して充電するなどで半永久的に使えるようにすべきだと思うんですけど…
あ、これで特許か実用新案でも取れないかな(笑)。
なんて私くらいが思いつく程度のものは既に偉い人が思いついているでしょう。おそらくは更に価格が上がってしまう等の問題で今の形なのでしょうね。今より更に普及してくれば価格も下がって、機能性の高いものが発売すると考えられます。

 

まとめ

・直接TPMSはタイヤの空気圧を常時モニターできるので便利
・まだまだ高価なので、むやみにつける必要はない
・扁平タイヤなど高価なタイヤを使用している場合は装備する価値が大きい
・安全のためと考えられる方には価値があるアイテム
・高速道路の利用が多い方には安全面でのメリットが大きい

 

実は素晴らしいものがある


デメリットを挙げておいてなんですが、実はそれをひっくり返す画期的な製品があります。

北米では完全義務化されていることは先に述べましたが、完全義務化となると色々考える人がいるものです。何とか安く手間なくつけられるものをと考えられたのがバルブキャップ型TPMSです。バルブについているキャップをTPMSつきにすればいいだけなんです。しかも比較的安価。スマホをモニターにするタイプなんかも売られています。

バルブキャップ

これを↓に換えるだけ

 

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知ったら怖くなる。あなたのタイヤは雨の日でも大丈夫?

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JAFが公開しているタイヤの状態と制動距離の関係を実験した動画がすごく分かりやすくて興味深かったので紹介してみます。

実験条件

➀車種    :プリウス
➁空気圧   :前230kPa、後220kPa(メーカー標準)
➂夏タイヤ  :ECOPIA EP25(プリウス純正)
 新品 :残り溝 7.6mm
 5分山:残り溝 4.7mm
 2分山:残り溝 3.1mm
 ※法定限度は残り溝1.6mm
➃スタッドレス:BLIZZAK REVO1
 5分山:残り溝 4.5mm

 

ドライ 時速60kmでの制動

JAF制動試験ドライ60kmh

1)スタッドレスはやや不利
やはり氷などに対応すべく設計されたスタッドレスは通常の舗装路では不利です。コンパウンドの対応温度帯が低温でも柔らかくなるように設計されているので路面温度が高くなればなるほど不利にはたらきます。

 

2)慣らしは重要
新品は慣らしが終わっていないのでこんなものでしょうか。

 

3)山がない方ほど早く止まる
5分山が2分山に負けたのは意外に思うかもしれませんが、考えてみれば当然でレースでも溝がない方が有利ですよね。レースシーンは極端としても、この場合考えられるのは5分山の方がブロックの高さがある為、倒れこみによって接地面積が少なくなったり、力が集中した結果でしょう。接地面積が狭いのはグリップに不利ですし、力が集中すればコンパウンドが耐えられず削れていくことで制動距離が伸びますし、過度に熱が発生してしまうことも制動距離を伸ばす要因になるでしょう。

 

ブロック倒れ込み

 

ドライ 時速100kmでの制動

JAF制動試験ドライ100kmh

結果は先程と同様ですね。注目すべきは時速が60kmから100kmなっただけで、制動距離が大きく伸びたということです。止まるまでに要した距離は約3倍です。スピードの出し過ぎには注意しましょう。




ウェット 時速60kmでの制動

概ねドライの時速60kmと同等の結果でしたので画像は割愛。大きな差は出ませんでしたが夏タイヤの2分山とスタッドレスでは2mほど制動距離が伸びました。2mと言えば横断歩道が大抵4mですから半分は過ぎてしまいます。

 

ウェット 時速100kmでの制動

JAF制動試験ウェット100kmh

 

1)残り溝との関係
個人的には制動距離の順位については最も予想通りと思える結果でした。排水溝の深さに従ってよく止まるという単純な結果です。新品と5分山があまり変わらないのは予想通りでしたが、法定限度の1.6mmの倍ほどの残り溝がある2分山でこれほど制動距離が伸びる結果は動画を見て驚きました。

 

2)残り溝が5分山のスタッドレスが滑った理由
スタッドレスは十分な残り溝があるのに滑るのは細かいサイプが水を含むことが大きな要因と考えられます。また全体にブロックが小さく倒れこみが大きくなりがちなことも原因の一つと考えられます。
ブリヂストンの発砲ゴムは残り溝5分山でなくなる(動画でも発砲ゴムと通常ゴムがまだらに見える1分30秒頃)ので影響は少ないと考えられるが、水を含み制動距離を幾らか伸ばした要因となった可能性もあります。

 

残り溝と制動距離の関係
残り溝と制動距離

 

旋回制動

JAF制動試験ウェット旋回制動

 

最後にウェット時の旋回制動。スタッドレス5分山は水膜の上に乗ってしまっている所謂ハイドロプレーニング現象のような状態を起こしており、ハンドルを切っても、車はおかまいなしに今進んでいる方向へ進み続けようとします。コントロール不能の大変危険な状態と言えます。
現実に起これば曲がり切れず対向車線に飛び出して行って衝突という結果になります。相手がダンプカーだったりすれば大事故は免れないでしょう。しかも、中央線をオーバーしているのはこちらなのです。

 

では動画を見てみましょう

 

まとめ

1.路面上がドライであれば、タイヤによる極端に大きな差は出ない。それでもスタッドレスは時速60kmですら車1台分の差があることは認識しておくべき。
2.ドライの時速60kmと時速100kmでは約3倍の制動距離の差があるがタイヤの状態では極端な差はない。
3.ウェットであっても時速60kmなら極端な制動距離の差はない。しかし、スタッドレスは車1台分も前へ出てしまう。
4.ウェットで時速100kmでは制動距離に極端に大きな差が出て、2分山とスタッドレスの5分山は制動距離が非常に長い

 

当然ですが出来ることならスタッドレスの履きつぶしは避けた方が良いという結果でした。そうはいってももったいと思う気持ちもわかります。もし履きつぶしをするなら濡れた路面では十分に速度を落とし、注意して運転してください。





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ヨコハマのSUVタイヤブランドGEOLANDARのオールテレーンがリニューアル

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新商品名はGEOLANDAR A/T G015

GEOLANDAR A/T-S G012(2006年発売)からGEOLANDAR A/T G015へ変更になります。10年の時を経てのリニューアルであり、ヨンク好きのナビゲーターとしてもハァハァしちゃいます。

 

GeolanarATG015

 

性能について

オフロードでの走破性と耐久性を向上させ、背反するオンロードでの快適性や静粛性も高められ全体的な底上げが図られています。

オフロード:特に悪路でのカット耐性が改良されています。また、横方向の溝の面積比率を増やすことでエッジ効果を増し、トラクションの増大を実現しています。当然、雪上性能も上昇しています。

オンロード:パターンの見直しとコンパウンド変更により静粛性能が大きく改善されています。また、オレンジオイルの配合などのブルーアーステクノロジーの採用でウェットグリップが向上しています。同時にコンパウンドのしなやかさが長持ちしグリップや快適性能が長持ちするようになりました。

 

002-yokohoma-g015-intro-lineup-sorrel-river-resort

 

デザイン

ショルダー部分のデザインが美しく、高いトラクション性能を期待させます。先代を踏襲したアウトラインホワイトレターが一部サイズに採用されているようですが、詳細は不明なため追って報告します。

 

GeolanarATG015-01

GeolanarATG015WL

 

やっぱりアメリカンホイールはカッコいいなぁってわけでちょっと脱線してみる。
左のホイールはKMC XD128で安価なタイヤセットでこんな感じ

 

右のホイールはMKW MK-46 M/L+でジオランダーのG012つけてこんな感じ

やっぱりMKWはお手頃価格ですね。G015が出たら、また安くセットを売っているところを探しておきます。

発売サイズ

インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考
20LT285/55R20 122/119S--
275/55R20 117H--1
LT325/60R20 121/118S--
275/60R20 115H--
18225/55R18 98H--
285/60R18 116H--
275/60R18 113H--
265/60R18 110H--
235/60R18 107H--1
255/70R18 113H--
17215/60R17 96H--
275/65R17 115H--
265/65R17 112H--
245/65R17 111H--1
235/65R17 108H--1
225/65R17 102H--
LT315/70R17 121/118S--OWL
LT285/70R17 121/118S--OWL
LT265/70R17 121/118S--OWL
P265/70R17 113T--OWL
LT245/75R17 121/118S--
16235/60R16 100H--
215/60R16 95H--
255/65R16 109H--
275/70R16 114H--
P265/70R16 111T--OWL
265/70R16 112H--
P255/70R16 109T--OWL
255/70R16 111H--
P245/70R16 106T--OWL
245/70R16 111H--1
P235/70R16 104T--OWL
225/70R16 103H--
215/70R16 100H--
LT315/75R16 127/124R--
LT285/75R16 126/123R--OWL
LT265/75R16 123/120R--OWL
LT245/75R16 120/116S--
LT225/75R16 115/112R--OWL
205/80R16 104T--1
175/80R16 91S--
LT235/85R16 120/116R--OWL
LT215/85R16 115/112R--
185/85R16 105/103L--
15165/60R15 77H--
265/70R15 112H--
P235/70R15 102T--OWL
P225/70R15 100T--OWL
215/70R15 98H--OWL
205/70R15 96H--
LT235/75R15 104/101S--OWL
LT215/75R15 100/97S--OWL
225/80R15 105S--
215/80R15 102S--OWL
195/80R15 96H--
175/80R15 90S--
LT33X12.50R15 108S--OWL
LT32X11.50R15 113S--OWL
LT30X9.50R15 104S--OWL
備考1.エクストラロードタイヤです。
備考OWL.アウトラインホワイトレタータイヤです。

 

北米のリリースサイズを参考にすれば日本で発売される下記のサイズはまずホワイトレターでしょう。
LT265/70R17
LT285/75R16
LT225/75R16
LT235/85R16
上記以外にもありそうなので分かり次第追記します。

クリックで拡大(表の右端のOWL=アウトラインホワイトレター)
GeolanarATG015USsize





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ヨコハマの新発売カジュアルスポーツタイヤを先行で手に入れよう

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新商品はADVAN FLEVA V701

2016年8月1日発売予定です。

 

性能について

月末にメーカーの試乗会があるそうで、今のところ詳細についてはまだ不明ですがS.driveの後継の位置づけになるようで『「楽しいハンドリング」というテーマに基づいて開発されたADVANの新たなハイパフォーマンス・スポーティー・タイヤ』となっています。
いわゆるナノゴムの採用でグリップ力を増しながら、普段使いしやすいよう高い排水性能を持つパターン設計がされています。近年、本タイヤもヨコハマが特に力を入れているウェットグリップ性能が非常に高く、ラベリングは全サイズ’a’を取得しています。更にスポーティータイヤといえども経済性能や環境性能を意識したユーザーに配慮し、転がり抵抗性能もほとんどのサイズで’A’を獲得して燃費も良いです。
詳しい性能がわかったら追って報告します。

 

先行予約

性能など詳しく分かってから詳しく報告しようと思っていたFLEVAについて突然投稿したのにはわけがあります。
実は6月末頃までの先行予約で7月初旬に商品を渡せるとのことなのです。早めに手に入れたいとか、摩耗が進んでいて通常の発売まで待てないなんて方は先行で手に入れるチャンスです。
6月16日現在、ネットショップではまだ売られていないようなので、気になる方はお店に聞いてみて下さい。先行販売するネットショップをこちらでもチェックしておきます。

 





発売サイズ

インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26korogariTeiko26wetGrip26wetGrip26備考
20275/30R20 97WAaRAY1,2
255/30R20 92WAaRAY1,2
225/35R20 90WAaRAY1,2
245/40R20 99WAaRAY1,2
19265/30R19 93WAaRAY1,2
255/30R19 91WAaRAY1,2
275/35R19 100WAaRAY1,2
255/35R19 96WAaRAY1,2
245/35R19 93WAaRAY1,2
235/35R19 91WAaRAY1,2
225/35R19 88WBaRAY1,2
245/40R19 98WAaRAY1,2
225/40R19 93WAaRAY1,2
235/45R19 95WAaRAY2
225/45R19 96WAaRAY1,2
18265/35R18 97WAaRAY1,2
255/35R18 94WAaRAY1,2
245/35R18 92WAaRAY1,2
225/35R18 87WBaRAY1,2
215/35R18 84WBaRAY1,2
255/40R18 99WAaRAY1,2
245/40R18 97WAaRAY1,2
235/40R18 95WAaRAY1,2
225/40R18 92WAaRAY1,2
215/40R18 89WBaRAY1,2
205/40R18 86WBaRAY1,2
245/45R18 100WAaRAY1,2
225/45R18 95WAaRAY1,2
215/45R18 93WAaRAY1,2
235/50R18 97VAaRAY2
225/50R18 99WAaRAY1,2
235/55R18 100VAaRAY2
17255/40R17 94WAaRAY2
245/40R17 95WAaRAY1,2
235/40R17 90WAaRAY2
215/40R17 87WBaRAY1,2
205/40R17 84WBaRAY1,2
195/40R17 81WBaRAY1,2
235/45R17 97WAaRAY1,2
225/45R17 94WAaRAY1,2
215/45R17 91WAaRAY1,2
205/45R17 88WAaRAY1,2
195/45R17 85WAaRAY1,2
225/50R17 98WAaRAY1,2
215/50R17 95WAaRAY1,2
205/50R17 93WAaRAY1,2
225/55R17 97WAaRAY2
215/55R17 94WAaRAY2
205/55R17 91VAaRAY2
16215/45R16 90WAaRAY1,2
205/45R16 87WAaRAY1,2
195/45R16 84WAaRAY1,2
225/50R16 92WAaRAY2
205/50R16 87VAaRAY2
195/50R16 84VAaRAY2
165/50R16 75VAaRAY2
225/55R16 95WAaRAY2
215/55R16 93WAaRAY2
205/55R16 91WAaRAY2
195/55R16 87VAaRAY2
15205/50R15 86VAaRAY2
195/50R15 82VAaRAY2
165/50R15 73VAaRAY2
205/55R15 88VAaRAY2
195/55R15 85VAaRAY2
185/55R15 82VAaRAY2
165/55R15 75VAaRAY
備考1.エクストラロードタイヤです。備考2.リムプロテクター付きタイヤです。

 

どうでも良いですけど、初めてFLEVAを見たときどこかで見たような・・・と気になっていたのですが
↓↓↓でした。似て非なるものですけどね。答えは知的好奇心に駆られる方だけ調べてみて下さいね(笑)。ヒントはサイドウォール。

 

内緒のタイヤ

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ピレリのタイヤを買って傘を貰っちゃおうキャンペーン

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ピレリが傘くれるらしい

雨が多くて気分も乗らない梅雨。ドライバーにとっても視界は悪いし滑りやすいしで気疲れします。こんなシーズンだから(?)少しでも気分よくお出かけしてもらえるようにオリジナルグッズをくれるそうです。
このためにピレリをタイヤを買うって方はレアだとしても、購入する予定があるあなたはキャンペーン対象店か確認してもいいかも知れませんね。

 

対象商品

P ZERO
DRAGON SPORT
Cinturato P7
全て18インチ以上4本セット

 

キャンペーン期間

2016年6月末日まで
キャンペーンを越してもお店にあればくれると思うので購入店に確認してみましょう。

 

お渡し方法

タイヤ発注後にメーカーからお店などに入荷の形だそうで、キャンペーン前にお店が在庫していたタイヤでは対象商品を購入しても即渡しにならないケースもあるようです。

 

気になるプレゼント

ピレリレイニーシーズンキャンペーン2

 

宣伝させられてる感もなく控えめで良いじゃないですか。欧州メーカーのキャンペーンものって丈夫でモノが良いんですよね。

 

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溝もある見た目も大丈夫な「危険なタイヤ」とは?

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先日、お客様から外したタイヤを見て、これは危ないなと感じたケースです。年に何度か見るケースですが、ユーザーとして異常が発見しにくい「ゴム劣化」の例としてお見せします。

 

タイヤ交換をすべきタイミングは2つ

主に下の2つのケースがあります。

摩耗が進んでスリップサインが露出しそうな場合

ゴムが劣化した場合

 

今回はゴムの劣化が主たる問題となりますが、摩耗についても軽く触れていきます。

 


摩耗が進んでスリップサインが露出しそうな場合

これは見た目だけで判断可能で明白です。こうなったらアウト。

 

slipSign

 

1箇所でもスリップサインが繋がったタイヤでの公道走行は法令で禁止されていますから、その前に交換しましょう。法令は置いておいても、スリップサインは濡れた路面で急激に制動距離が伸びるラインなので、あなたと周りの方の安全の為に交換しましょう。勿論その安全のための法令ですからね。

 

ゴムが劣化した場合

まず劣化には大まかに2つの問題があります。
ひとつは靴底に当たるトレッドの劣化で、もうひとつは空気のケースであり車体を支える骨格構造のゴムの劣化です。では、これら2つの問題について見ていきましょう。

 





今回問題のタイヤを例に見ていきます

今回危険な例に挙げるのは使用開始から約6年、製造からは約7年で交換に至ったこのタイヤです。因みにこちらはミシュランのエナジーセイバーで非常に摩耗に強いので年間走行距離が1万km以下だと5年経っても溝が沢山残っているケースが多いタイヤです。

 

周クラック

トレッドの劣化

靴底にあたるトレッドの劣化は利きを落とします。静粛性能が落ちたりするので不快感も出ますが、それは劣化に伴ってゆっくりとなので慣れてしまいますし、それ以外の問題は普段はあまり大きく問題を感じません。ただ例えば、「子供が飛び出してきたというような緊急時」これが問題です。トレッドが劣化していると「通常なら止まれていたのに…」といったことになりかねません。あまり無理なタイヤの延命はお勧めしません。溝があるとどうしても勿体なく思えてしまいます。しかし、大手メーカーサイトでも「使用開始後5年以上経過したタイヤについては、継続使用に適しているかどうか、すみやかにタイヤ販売店等での点検を受けられることをお奨め致します」と書かれているように、5年経過したら交換の検討が推奨されています。

 

ブリヂストン公式サイト「長期経過タイヤの点検・交換」

 

さて今回のタイヤのトレッドはこのようになっています。

 

トレッドの痛み2

トレッドの痛み

 

スリップサインまではまだまだで、ヒビは多いものの致命的ではないように思えます。しかし、ゴムが劣化し硬化したことで見た目にも問題があることは分かります。まず溝の中にクラックが入っています。トレッドの中で最もゴムが薄く弱い部分と言えるので良い傾向とは言えません。またブロックの角のゴムが細かく千切れて、のこぎりのようにギザギザになっています。ゴムの硬化がかなり進行していることを示していて、急ブレーキを踏めばゴムが負荷に耐え切れず千切れ飛びながら止まることとなり、緊急制動距離は大幅に伸びているので、やはり危険と言えるでしょう。劣化したタイヤであっても普段は問題にならないのですが急ブレーキを要するようなときにはじめてタイヤの真価が問われます。やはりこの様な状態になっていたら、交換した方が良いでしょう。但し、これだけでは「致命的」とまでは言えません。

 





骨格ゴムの劣化

タイヤは高圧の空気を入れておくためのケースでもあります。空気を入れるメリットは乗り心地や軽量化など多くの意味があります。普段意識しませんがタイヤには大抵は大気圧の倍以上の圧力の空気が充填されています。これにより重い車を支えたりといったタイヤの基本的な機能を実現しているわけです。
では問題のタイヤです。

 

タイヤ外観

 

全体を見ても大きな問題はなさそうです。しかし、問題がないならとりあげないわけです。
というわけで詳しく見ていきましょう。

 

周クラック

周クラック-ストレスかけた

 

一見問題なさそうに見える画像の点線を入れた部分ですが、少し変形させてあげると非常に深いクラックが現れます。ヒビを見やすくするために変形させているだけで、ヒビは元々そこに存在し別に無理にヒビ割れさせたわけではありません。それ以前に手で力を入れた程度でヒビが広がったりする状態なら、1トンを超える車を支えるタイヤとしては失格です。

 

このクラック、タイヤ側面の骨組みで、放射線状に入っているナイロンコードに達していました。このコードは鉄筋コンクリートで言えば鉄筋の部分でコンクリートに深いヒビが入って鉄筋に達していると言えば、恐ろしさが伝わるでしょうか?本来外部と接触しないはずの鉄筋が雨などにより錆び、強度が大幅に低下し耐荷重が落ち危険にさらされていることが分かるでしょう。重さ1トンを超える車体を支えるタイヤでも同じことが言えます。
元々、高荷重に耐え、内部からの高い空気圧に耐えているタイヤですが、これから暑くなると高熱になったアスファルトや強烈な直射日光などで特にタイヤには厳しい環境になります。骨格が弱っているタイヤで高速走行などすれば問題が起こってもなんら不思議はありません。むしろ問題が起こらないでいる現状は、運が良いだけとさえ言えます。最悪の場合、バーストなんて怖い目にあわないために安全点検はしておきましょう。

 

点検なんてよく分からないけど気になったあなた。チェックしてもらうだけならタダだから、エアチェックついでにタイヤショップに立ち寄ってみては?


最後にこんな動画をどうぞ

 

流石にここまでひどいのは、ほとんどトラックなどの大型車ですけどね。

 

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なんて便利!謎のハイテクタイヤの秘密

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欲しくなっちゃう便利なタイヤ

 

謎のタイヤの秘密を解明

contiseal01

 

一見なんの変哲もないこのタイヤ。内側を見てみましょう。

 

contiseal02

 

なんだかテカテカした黒いものが見えます。
因みに普通のタイヤの内側はこちら。

 

normaltire01

 

黒いテカテカはありませんね。
では、正体を確かめるため、触ってみましょう。

 

contiseal03

 

うぁ~ネバネバ~

 

contiseal04

 

くっついてきた~;

 

ここで突然ですがブスリ!

 

contiseal05

 

えぇ~!!
いきなりタイヤに千枚通しを突き刺すとか何考えてるんですか?!
と下手な小芝居をしたところで…

 

テッテレー♪

 

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貫通した千枚通しが先程の黒いネバネバしたものに覆われています。角度的に分かりにくいですが3cmほど貫通しています。

 

少し角度を変えてみます。

 

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確かに貫通しています。しかし千枚通し本来の金属光沢は見えません。
実はこの黒いネバネバは、このように異物を包み込んで空気漏れを防いでしまうハイテク素材なんです。これにより釘などを踏んでしまっても、そのまま走行できてしまうのです!
しかも!

 

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釘などの異物が抜けても内部からの空気圧で、このハイテク素材が穴へ押し込まれ穴をふさいでくれるので大丈夫。
(状況によるので100%ではありません)

 

防げる場合と防げない場合

5mm程度の穴なら有効です。
大き過ぎる穴の場合は防げません。
サイドウォールへのパンクは防げません。




コンチネンタルのメーカー担当者にQA

ナビゲーター「ランフラット同様、穴が開いたら交換ですか?」
メーカー担当「はい。穴が開いたタイヤは交換してください」
ナビゲーター「気づかないで走り続けられちゃう場合もありますよね?」
メーカー担当「そうですね」
ナビゲーター「そのまま使い切ってしまうこともある?」
メーカー担当「確認できませんが、あるようです」
ナビゲーター「そんなときは問題ないってことですよね?」
メーカー担当「気付かないわけですからね」
ナビゲーター「じゃあ問題ないですね」
メーカー担当「推奨するわけではないですよ?気付いたら換えて下さいね」
とのことでした。これがランフラットタイヤとの大きな差です。

ランフラットタイヤとの差

ランフラットタイヤは空気が入っていなくても自己組織を壊しながら一定距離走れるタイヤです。どの程度組織が壊れたかは確認できない為パンクしたら必ず交換が必要です。それに対しシールタイヤは穴自体を塞いでしまうので空気漏れ自体を止めてしまいます。穴が開いても自分でふさいでしまうのだから、気付かず使い切るケースは否定できないですし、それ自体は問題ないようです。
もう一つ重要な差はランフラットのように硬くないことです。ランフラットタイヤは構造上あの鉄で走っているような乗り心地になっていまいますが、シールタイヤはソフトです。

 

この技術が採用されているタイヤは?

今回はフォルクスワーゲンのシャランから外したコンチネンタルのContiPremiumContact2のContiSealタイヤですが、ピレリからもSEAL INSIDEのブランド名で発売されています。

 

どのタイヤもサイズはかなり限定されていて、基本的には標準装着されている車の交換用です。
ピレリのメーカー担当者に聞いたところ、推奨するものではないがサイズが合えば標準装着車以外につけても問題はないそうです。

 

シールタイヤのラインナップ

コンチネンタル

ContiSportContact5
285/35R21
255/40R21
235/40R18
235/45R17

 

ContiPremiumContact2
225/50R17
215/60R16

 

ピレリ

ピレリ CintuRato P7
235/40R18
235/45R17

 

国産車ではあまり多くないサイズばかりですが、215/60R16は国産車でも使えるケースが多いですね。




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ミニバンにPlayzPX-RVとNEXTRYを比較走行

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乗り比べインプレッションをレポート

タイヤの乗り比べの機会があったのでご報告します。乗る前から実力、特性に差があるので画像のような熱い対決にはならないでしょうか?
まず1回目は先入観を捨てるため今走っているのがどちらのタイヤか知らない状態で比較する目隠し試験としました。2回目はタイヤを明らかにした上で比較してみました。さて、下馬評通りにいくでしょうか?私の感性に問題が発見されるかも知れないので他のスタッフ3人にも同様の試走をしてアンケートしました。

1.比較環境

1-1.使用タイヤ・ホイールデータ

タイヤサイズ:195/65R15 91H
ホイール:15インチ純正アルミ 6-15(50) 5/114.3

VOXY15Al

 

NEXTRY(ネクストリー)
ブリヂストンのベースグレードタイヤであり、基本的な安全性能を備えた低燃費タイヤです。ブリヂストンにしては安いのが売りです。
骨格は柔らかくグリップもそれなり、軽自動車やコンパクトカー、小型セダンくらいなら車重も軽いので許容範囲内ですが、それ以上の車格だと頼りないと感じられることも。はっきり言ってミニバン向きではない。

 

Playz PX-RV(プレイズ ピーエックスアールブイ)
2016年2月から発売されたばかりの新商品で、初代Playzからの「ラク」を基本設計指針としたタイヤです。ミニバン専用タイヤの中でも特にふらつきが少なく、ふらつきを抑えようと無意識に力が入って「肩が凝る」、「腰が痛くなる」といった症状を緩和してくれます。また無意識の疲れはストレスとなり運転に対する拒絶感から眠気につながることもあるそうで、長時間の運転の疲れによる眠気を抑える効果も期待できるようです。

 

1-2.使用車種

現行型のVOXY(ヴォクシー)5ナンバー

 

1-3.走行コース

一般道で以下のようなコースを走行しました。
➀直進⇒➁低速で左折⇒➂直線で60km/hまで加速⇒➃そのままの速度で車線変更⇒➄右折⇒➅粗いアスファルトの直線⇒➆粗いアスファルトのカーブ⇒駐車場へ戻る⇒➇30km/hで水を撒いた路面で制動(ABS作動)




2.比較評価レポート

1回目で違いは明らかでした。全員一致で全てにおいてPlayzPX-RVを選びました。

では2回目を終えた感想です。

2-1.安全性能

NEXTRY(ネクストリー)
明らかにフラつきがあり、スタート直後の駐車場から公道へ出る軽い段差で直ぐ不安を感じました。➂の時点で道路の継ぎ目を拾って上下にフワフワし、➃ではハンドルを切った際に車体がフラつき車線変更後も中々フラつきが収まらず、この時点で「タイヤ換えた」いと思いました。カーブは50km/hほどだったこともありそれほど不安感はありませんでしたが抑えて走らなければという意識が働きました。ウェット制動はこんなものかなと言う感じで可も不可もなしといったところです。

 

Playz PX-RV(プレイズ ピーエックスアールブイ)
スタートから直後から「あー安心する」と一言が出てしまうほど違います。圧倒的な安定感でフラつきが少なく➃の高速車線変更でも不安感なく背の高いミニバンに乗っていることを軽く忘れました。右折もカーブもしっかりした走りで「あーコレコレ」流石ミニバンタイヤ。ウェット制動はちょっと期待してブレーキを踏んでみると、期待通りに止まってくれました。踏み始めからよく利いた分、フロントがガッツリ沈んでハンドルを抑える腕に力が入りました。

2-2.走行性能

NEXTRY(ネクストリー)
安定感が悪いんだものスピードを上げればフワフワするし、➂では道路の継ぎ目でも跳ねてグリップを失うし、細かくハンドルをとられるしで大人しく走らなければと意識させられます。➆ではグリップはそれなりにしますが、そもそも骨格が柔らかいのでグリップを感じるほど攻められず減速してしまいました。

 

Playz PX-RV(プレイズ ピーエックスアールブイ)
その昔、元はと言えばライトスポーツタイヤから派生したPlayzだけに、剛性もしっかりしているしグリップも満足できるレベルです。もちろんスポーツ系のハイグリップタイヤのようなわけにはいきませんが、ミニバンでスポーツ走行することもないでしょうし十二分な走行性能を持っています。➂での加速でもエンジンの力をしっかり伝え、重たいミニバンがスムーズに加速していきます。公道でお行儀が悪いので行いませんでしたが➃での車線変更も連続して行ってもいいような気すらします。しっかりグリップし骨格が強いためカーブでもステアリングの舵角調整が最小限で切ったなりに曲がってくれ、内へ切れ込んでいくような気すらします。

 

2-3.快適性能

NEXTRY(ネクストリー)
文句を言わなければ問題ないというレベル。特別うるさくもないし、ひどく乗り心地が悪いわけでもない。けれども満足も出来ない。終始気になるのはフワフワ感ですが、これは人によってはソフトで乗り心地が良いと感じる方もいると思います。それ以外には➆での走行音は結構気になるものでした。緩やかなカーブでもジャーっという音が出てカーブがきつくなるとブチブチというような音が出て不快でした。

 

Playz PX-RV(プレイズ ピーエックスアールブイ)
しっかり腰が強いので安心感があって、私はこちらが圧倒的に好きです。硬いのとは違うので硬い乗り心地が苦手というあなたも安心して良いと思いますが、柔らかい乗り心地が好きなら、その点ではNEXTRYもありです。音に関しては取り立てて静かとは感じませんでしたが➆の粗いアスファルトでもNEXTRYほど耳障りな音は感じませんでした。




3.アンケート結果集計

集計ったって4人しかいませんが…よ、4人でも普段からタイヤに関わるプロの意見ですから参考になる!…はず

平均評価
NEXTRY
(5段階小数点一桁平均)
平均評価
Playz PX-RV
(5段階小数点一桁平均)
走行安定性2.54.0
グリップ3.03.2
加速感2.83.0
転がり3.53.5
乗り心地2.53.8
静粛性2.53.0
安心感1.84.5

4.まとめ

やっぱりと言って差し支えない大きな差がありました。特にPlayz PX-RVは大幅にフラつきを抑えることから、非常に安心して運転できたことが大きかったです。近所走りしかしない方ならNEXTRYでも我慢できるかも知れませんが、大人数でレジャーに使われることも多いミニバンの性質を考えるとPlayz PX-RVを選択しない手はないのかなと思いました。

5.感想

はっきり言って実力に差があり過ぎです。出来れはエコピアECOPIA EX20RVと比較したかったところですが、お世話になっている取引先がお膳立てしてくれた試走会だったので、お礼はあっても文句は言えないです。はい。
乗り比べなので、あまり野暮なことを言うのは趣旨に反するかもしれませんがPlayz PX-RVはちょっと高価でしょうか。もし高価すぎると感じた方はECOPIA EX20RVを選んであげるとフラつきを抑えながら幾らか予算を抑えられます。
そもそもブリヂストンにこだわらなければ、摩耗に強いダンロップのENASAVE RV504や静かで雨に強いヨコハマのBluEarth RV02にすれば更に節約できます。

   

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ドイツ発の安価で高性能な扁平(ロープロファイル)タイヤ

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実は世界と比べて日本国内では扁平(ロープロ)タイヤが高いんです。それにはちょっとしたカラクリがあります。

日本でロープロが高い理由

カラクリというほどのものでもないんですが、実は日本のタイヤ市場ではバス・トラックタイヤが異常に安いんです。企業としては、その安過ぎる価格をどこかで調整しなければならない。そこでロープロタイヤの価格を海外に比べ高く設定して吸収していると言われています。考え方を変えてみると、トラックやバスなど多くを企業で使用するタイヤは安く優遇され、我々乗用車ユーザーに跳ね返ってきているわけです。
(なんか一部企業が優遇されて、個人に厳しい今の日本の税制に似てますね。)

一般ユーザーには困ったことが起きている

一昔前まではロープロなんて一部のドレスアップカーユーザーだけのものでした。しかし、今はそうではなくなってしまった。価格格差の歪を持ったまま欧州車の大口径化に引き摺られる形で国産車も大口径化が進んでいます。つまり世界標準より高いロープロタイヤを買わなければならない人が増えているわけです。タイヤメーカーはどんどん儲かるようになっていて我々の出費はどんどん増えているわけです。

タイヤメーカーにも困ったことが起きている

ネット全盛のこの時代、今やネットを見る方法はパソコンのみでなく、日本のスマホ普及率は50%を超えようとしています。いつでもどこでも見ようと思えば世界の情報を見れるわけです。そして全く同じものが日本より非常に安く売られていることを知り、それを輸入して国内で売る卸業者が増えている。当然、正規品ではないがモノは同じなので性能も同じ、これをネットで購入するユーザーも増えつつある。国内でも大量仕入れで安く買い、個人にもネット販売する業者の増加と合わせて価格は下がり続けています。

上手に買う人だけは得できる

実は国内販売の正規品であっても、タイヤは大量仕入れで大きなリベートが入る為、大資本の卸会社は大量買い付けをして非常に安く買っています。この大きなリベートとネットの普及で、「メーカーから買うより安い価格」で大資本卸からの仕入れが容易になっており、たくさん買えない小売りでも安く販売することが可能になっています。つまり小規模な小売店であっても安価に販売することが出来るようになっているのです。当然、そういったお店を利用すれば我々も量販店などで買うのとは比べ物にならない価格で購入することが出来るわけです。更に言うなら卸会社がインターネットを使い、小売りを飛ばしてエンドユーザーに販売しており、楽天などを使えば安全に安く購入することが出来るわけです。

アジアンタイヤだけが安いタイヤの選択肢ではない

少し前までは安いタイヤの代名詞は韓国タイヤでした。今はそれも高くなり、台湾、中国、インドネシアなどのアジアンタイヤが安売りタイヤの代名詞となりました。しかし、その質は「30年前のタイヤ」と表現されることもしばしばです。車は30年前に比べて安全装備などが充実し、一方で車重が重くなっています。贅沢を言わなければ乗るには問題ないかも知れませんが、車重の増えた車に不釣り合いなタイヤでは「急に自転車が飛び出してきた」、「前の車が急ブレーキを踏んだ」など緊急回避をしなければならない状況で弱さを露呈してしまいます。また品質に大きなバラつきがあるケースも多く口コミがあてになりません。もうひとつの問題としてインターネットで簡単に様々なことが調べられる現代ですが、インターネット上の情報の難点はユーザーが精査しなければならない点です。口コミでの「良かった」は裏に「値段の割には」という言葉が潜んでいる可能性があり、某化粧品サイトで問題になったメーカーや販売サイトから報酬を貰った「サクラ」などが良い評価をしている可能性などの問題も考えなければならないのです。アジアンタイヤ=悪いとは思いませんが、安いものには安いなりの理由があるということを忘れてはいけません。

安全に関わる重要なタイヤだから、信頼のおけるものを購入してもらいたい。一方で高額な出費を少しでも抑えて欲しい。そこでアジアンタイヤほど安くはありませんが、より安心で高性能ながらに比較的安価な選択肢を2つ提案しましょう。
それがドイツのタイヤメーカーコンチネンタルタイヤ「エクストリームコンタクト」
「マックスコンタクト」です。

コンチマックスコンタクト MC5

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アジア圏をターゲットに発売したコンチマックスコンタクトMC5
全体的にバランス重視で、スポーツ性重視の欧州向けタイヤに比べて乗り心地を重視した設計になっており日本人向きなタイヤです。割合ソフトなのでコンチネンタル=硬いと考えていると、乗り心地の良さに意表を突かれます。フラッグシップのスポーツコンタクトなどのグリップには及ぶべくもありませんが、通勤や普段乗りなら十分です。大口径化が進んでいる欧州車のタイヤの値段を見てビビったものの、折角の車に妙なメーカーのタイヤじゃ恰好悪いとお考えなら、名門ブランドの安価なモデルというのも一手かも知れません。もちろん国産車への装着でもピタリで、クラウンアスリートやスカイラインなどは特にしっくりくると思います。

ベンツCクラス、BMW3シリーズ、フォルクスワーゲンゴルフ等
アルファード、ヴェルファイア20インチ

その他サイズ Conti Max Contact MC5

エクストリームコンタクト DWS06

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北米向けに設計されたコンチエクストリームコンタクトDWS(DWSはドライ、ウェット、スノーの意)
多少のオールシーズン性能を有したタイヤで名門メーカーのタイヤなのに激安です。
難を言えばノイズが出ることでしたが、それもDWS06になってかなり静かになったので昨今の国産車の遮音性の高さを考えれば、ほとんど気にならないと思います。ある程度は価格を優先するけど、素性の分からないメーカーでは不安だという方は北米でも人気のこのタイヤなら信頼性もあり、一度履いてみて損はないタイヤです。勿論基本的な安全性能は十分に備えていますし、このサイズで4本で7万円ほどは破格で、コストパフォーマンスの良いタイヤです。

ハリアー用20インチなど

コンチネンタル 245/45R20 エクストリーム コンタクト DWS06 Continental EXTREME CONTACT DWS06【タイヤ オールシーズン サマータイヤ】

価格:16,632円
(2016/1/23 21:57時点)
感想(0件)

アルファード、ヴェルファイア20インチ

その他サイズ Extreme Contact DWS06

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ミニバン専用タイヤTRANPATH mpZは今買いか?

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耐震ゴムの偽装問題を起こしてから、ちょいと元気のないトーヨータイヤですが、ミニバン専用タイヤを初めて世に送り出した功績は大きい。TRANPATH(トランパス)と言えば、ミニバン専用タイヤの代名詞と言っていいほどあまりにも有名です。
そのトランパスに新しいモデル「TRANPATH ML」が発表されました。2016年6月に発売されるこのタイヤのコンセプトは「力強い外装と高級感ある内装を持つミドルクラスミニバンの上級グレードをターゲットにしたタイヤ」ということだそうですが、今回はこのタイヤの話ではありません。

 

一応、発売予定サイズはこれ
TranpathML

TRANPATH ML
[table “sizeTYTranpathML” not found /]

では、何の話かというと既にあるモデルであるmpZのお話です。実はMLが発売されることでmpZに変化があり、この変化を見た上で「買いか」、「買いでない」かはあなたが判断してください。

安くなった

上位クラスのタイヤがリリースされることで価格の見直しが行われました。もちろん性能が下がったわけではないので今までと同じものが単純に安くなったわけです。元々の性能も平均的で満足できるトランパスのスタンダードモデルが安く買えるのですから「買い」ではないでしょうか?

 

廃版のリスク

今のところMLが発売されても併売ということで、廃版の予定はないとアナウンスされています。しかし、この業界にはよくあることですが、現在ある在庫を吐き出してからか、その目処がついてから「廃版になりま~す」なんて発表され、なくならないって言ったじゃないか「騙された~」なんてこともしばしばなのです。もし廃版となれば、パンクなんかでタイヤ交換の必要が出たら同じものが手に入らないリスクが出てくるということで、これは「買いでない」のかなぁ。

 

まとめ

職業柄、日々パンクしたタイヤを見ます。しかし、管理人も10年以上の運転歴がありますがパンクの経験はゼロ、ほとんどの人にとって度々起こることと認識している必要はないのではと考えられます。おまけに今のところ廃版になる予定はないと言われているのなら、よっぽど気になる人以外は「買い」で良いと思います。新商品のMLも気になることですし、性能に納得出来そうだと判断したあなたに限りますけどね。

詳しい性能評価はコチラ
TRANPATH mpZ

 

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