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大手カー用品量販店など一部店舗で値上げ延長されたワケ

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ブリヂストンをはじめとして大手タイヤメーカーの値上げについては以前お伝えしました。(2019年ブリヂストンが値上げする理由と時期参照)しかし、ここにきて販売店としてはそんなんありなの?という事態が浮上しています。勿論皆さんにも関わる話なのでアナウンスしておきます。

国内メーカーの値上げ発表

おさらいですが、ブリヂストンに追随する形で国内4大メーカーは足並みを揃えて2019年8月1日の3%値上げを発表しました。メーカーによって差はありますが、発表自体は2019年6月でした。

対応の遅れ

さてここから問題が発生します。
メーカーは値上げ発表をしたものの、いつまで経っても値上げ後の価格を販売店に周知することが出来ません。あっと言う間に7月になり、販売店としてもそろそろ準備に入らないとスケジュール的に厳しくなっていきます。
そして7月も20日を超えたころ、ようやくメーカーから値上げ後のメーカーから納入価格の基本となる表(以下、価格表)が届き始めます。ナビゲーターのお店で全ての価格表が揃ったのが24日でした。価格改定までちょうど1週間です。

販売店は大騒ぎ

価格表が届いてはじめて販売店は価格改定の準備に入れます。具体的にはお店での販売価格を算出して、レジや販売管理用のデータベースを書き換え、お店によっては数百もある店頭の値札を書き換えたりプリントし直したりする必要があります。チラシやホームページの書き換えが必要なお店だってあったはずです。何しろ「価格」という間違いがあってはならない重要な数字ですから、チェックも何段階も入念に行われるため時間を要します。
日程的に冗談じゃないわけです。これらを10日以下で行うのか?8月1日に間に合うのか?と日々戦々恐々しながら、深夜まで準備に追われる毎日でした。
ナビゲーターも言いたいことは山ほどありますが、ここで愚痴っても仕方ないので割愛します。当然ですがナビゲーターだけでなく実際メーカーに「冗談じゃない」と文句を言ったお店も多くあったようです。

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そして事件は起きる

販売店はスケジュールを引いてみるものの、どう考えても間に合わないお店もあったはずです。大手カー用品量販店もデータベース更新など間に合わないと声を上げたようです。
そして、値上げまであと数日というところでナビゲーターの耳にとんでもない噂が飛び込んできます。
「大手カー用品量販店は納入価格の値上げが延長されるらしい」
おいおいそりゃないだろう…
メーカーの準備不良で無茶なスケジュールで対応を迫られた量販店には責任はありません。納入価格の値上げ延長は妥当な措置だと考えられます。
しかしですよ。それであれば全てのお店に対して同等の延長をするのが筋でしょう?それにも関わらず、大手量販店や一部のお店だけ値上げを延長したわけです。延長された期間、延長された店とされなかった店でお店側に責任がないにも関わらず不当に競争力に差が出てしまうわけです。ナビゲーターのお店はそれなりの年間販売本数があるため、苦情を伝えたところ3メーカーでは延長される側に入れてもらえました。しかし、じゃあいっかというわけにはいきません。

延長された値上げ日

大手カー用品量販店など一部店舗では値上げが
10月1日
に延長されました。

量販店もモラルに反する

大手量販店の折り込みチラシがはいりました。こんな言葉が躍ります。「当店ではタイヤの値上げを据え置きます」「メーカーは8月1日の値上げを発表しましたが8,9月は上げません!」「今がチャンスです!」と。量販店の店舗ブログやSNSなどにも同様の記述が見受けられます。
確かに値上げはしないので、ウソとまで言うとお叱りを受けるかも知れません。しかし、この言い回しでは「メーカーは値上げしたけどウチが利益を減らして販売価格を据え置きますよ」と受け取るのが普通でしょう。意図的に誤解を招くような言い回しは良識に反しますよね。堂々と「メーカーと交渉して入荷価格の値上げは10月1日になりました」というべきですが、値上げ延長されてないお店の手前それは堂々と言えないのでしょうけれど・・・

まとめ

・AB、YH、JMSなど大手カー用品量販店など一部販売店で値上げ延長
・延長期間は2ヵ月で値上げは10月1日
・あくまでメーカーの値上げ延期
・これら以外のお店では実際メーカー値上げが実施され、利益を削っているお店もあるかもしれない。
・なんやかんやで量販店で買う方は9月中までに買うのがお勧め。

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2019年ブリヂストンが値上げする理由と時期

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ブリヂストンが値上げを発表しました。メーカー営業より先にプレス発表で知るという、なんとも締まらない形でした。

1.時期

2019年8月1日

2.値上げ幅

夏用タイヤ、スタッドレスタイヤ、ライトトラック用、バス・トラック用など
3%

3.値上げ理由

イランの原油禁輸とかアメリカに付き合わされてまいっちゃう事由もあるし・・・
はいはい、また原材料でしょと思いましたらば・・・今回は違うようです。
今回の値上げの原因は主に
物流費の増加と人手不足による人件費の高騰
だそうです。
なるほど確かに最近のドライバー不足、人手不足は深刻みたいですよね。そもそも日本全体で働き手不足なんですけど。タイヤショップも人手が足りなくて高齢化しています。それ故、「お願いします。タイヤ交換してください。」なんて言わないといけない未来が来るかもしれないって言われています。
話がそれましたが、それに加えてタイヤって他の荷物といっしょに運ぶのが嫌われる荷物というのもあるでしょう。例えば食品がたとえ新品だとしてもタイヤと一緒に運ばれていたら何となく印象悪いですよね。他の荷物に擦れると保護剤や油分で箱を汚すこともありますしね。そうするとやはり専用便をたてる必要が多くなりコストがかさむのも頷けます。
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まとめ

・値上げ時期2019年8月1日
・値上げ幅3%
・値上げ理由は物流費の増加
・おそらく来るべき消費税増税も影響している
・他メーカーも後を追う可能性が高い
・スタッドレスタイヤの生産が始まっているので生産量が制限される
・値上げ直前になるとタイヤが足りなくなる可能性があるので注意
・業界最大手のBSが値上げするということは他メーカーもまず上げるでしょう。 【追記】⇒ヨコハマ、ダンロップ、トーヨーは8月1日に、ピレリ、ミシュランは9月1日に値上げすることを発表。理由はブリヂストンと同調して物流コストと人件費の高騰。

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・スタッドレスタイヤ不足情報など

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毎年どうしても不足してしまうスタッドレスタイヤですが、今年は特に早期に不足情報が出ています。必要な方は早めに予約や購入をしておくと良いでしょう。

 

不足情報

SUV用225/60R17品薄気味

SUV人気からか様々なメーカーで不足気味です。メーカーによっては今期終了の話が入ってきています。ヨコハマ iceGUARD SUV G075はかなり厳しい状況のようです。ブリヂストン BLIZAKK DM-V2現状欠品していますがまだ生産が上がってくるようです。

 

ミシュラン今期絶望サイズ多数

メーカー在庫は終了してしまったようなので、卸売店や販売店に納品されたものがなくなれば終了ということになります。

X-ICE3+

245/55R19
225/60R18
235/45R18
235/55R18
225/60R17
235/50R17
265/65R17 残り僅か
215/55R16

X-ICE3 XI3

245/40R19
235/40R18
215/65R17
165/55R15
155/65R14

215/65R17 2017年製のみ
195/60R15 2017年製のみ
175/70R13 2017年製のみ

LATITUDE X-ICE XI2

265/65R18
235/60R17

235/70R16 2017年製のみ
265/70R16 2017年製のみ

 

ダンロップWM01 225/50R18

2017年製のみで2018年度は生産計画はないようです。

 

ダンロップ WINTER MAXX 01 225/50R18について


昨年トヨタCH-Rが非常に売れた関係から225/50R18が一時市場から消えました。それにも関わらずダンロップ WINTER MAXX 01 WM01の225/50R18は2017年製が大量にあり今期は生産しないようです。なぜ売り切れだったものが大量に残っているのでしょう?

考えられる原因はこうでしょう。
➀お店にお客様からの受注が相次ぐ
➁お店は「これは売れる」と追加でメーカーに発注する
➂メーカーは品切れになる
➃市場にモノがないとなるとお店はバックオーダーして次回生産分を確保する
➄生産分が上がってきたころには他のものを買われてしまったあと
➅やっぱりいらないのでバックオーダーを取り消す
この様にして浮いてしまった在庫が大量に余り、2017年製で今年の販売分が賄えてしまうという予測の下で生産がなされないようです。ナビゲーターのが聞いたところによると500本以上あまっているようです。

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まとめ

・昨年の大雪の影響か今期は市場の動きが早いため売り切れも早い。
・廉価モデル以外は今後も生産が上がってくるので急いでないなら問題にならないかも。
但し、予約だけは入れておいた方が良いでしょう。
・ミシュランは追加がないので今期終了のものはメーカーにはありません。
お店に納品されているものが売切れれば終わりです。
・まだ11月に入ったばかりなのに市場の動きが早過ぎてメーカーが追い付けていない。
・今後の生産で落ち着いてくるものもある。
・ヨコハマは生産能力的にアイスガード5+が今ある分で終了の可能性が高い。
・トーヨーはGARIT G5が少ない。

 

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・2018年-2019年シーズンのスタッドレスタイヤ購入を急がなければならない理由

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結論からいきます。
「モデルチェンジを見据えて売り残したくない」これに尽きます。
そして急がなければならないのは「1世代前の国内メーカーの廉価モデルを狙っている」、「メインサイズから外れている」あなたです。
では理由を説明していきましょう。

 

前置き

国内のメインメーカーのラインナップ

ブリヂストン、ヨコハマ、ダンロップ、トーヨーの国内4大メーカーは最新モデルと1世代前の廉価モデルを並行販売しています。

 

発売時期

今年は国内4大メーカーはスタッドレスタイヤのモデルチェンジを行っていません。そして廉価モデルは発売からそれなりの年数を経過しています。

ブリヂストン BLIZAKK VRX2:2017年9月発売
ブリヂストン BLIZAKK VRX:2013年9月発売

ヨコハマ iceGUARD 6:2017年9月発売
ヨコハマ iceGUARD 5 PLUS:2015年8月発売

ダンロップ WINTER MAXX 02 WM02:2016年8月発売
ダンロップ WINTER MAXX WM01:2012年8月発売

トーヨー GARIT GIZ:2014年8月発売
トーヨー GARIT G5:2009年8月発売

 

急がなければならない理由

繰り返しになりますが「モデルチェンジを見据えて売り残したくない」これに尽きます。

 

モデルチェンジ

➀ブリヂストンは来年はまず考えられません。
➁ヨコハマは十八番の「プラス」マイナーチェンジの可能性があり、関係者からもちらほらそんな情報が洩れてきています。
➂ダンロップはモデルチェンジには若干早いので、可能性は低いですがもしかするとという感じ。
➃トーヨーはいい加減にモデルチェンジしないとヤバい。Winter Tranpathとかやってる場合じゃない。

 

サイズラインナップを絞る

メーカーは売り残しを防ぐためモデルチェンジに向けてサイズラインナップ絞り、最新モデルにサイズが存在すれば廉価モデルではレアサイズをカタログ落ちさせていきます。今年は国内メーカーの多くでこの傾向が強く、手元に来ている資料でも多くのサイズが現品限りとなっています。更にそれらのサイズで問い合わせを行った多くのサイズで「既にありません」との回答が返ってきています。

 

注意するサイズ

レアサイズと言われてもナビゲーターのようなタイヤ業界にいる人やある程度車に詳しい人でなければ、それがどのサイズか分からないものです。国産車で一般によく売れている車で一般的なグレードなら問題ないことが多いでしょう。しかし、国産車であってもグレードの高い車などは大口径ホイールを装備していることが多く、新車サイズを維持するならレアサイズになることが多いため注意です。インチダウンで問題ないか既にインチダウンしたスタッドレスタイヤホイールのタイヤ交換なら問題にならないことが多いでしょう。

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まとめ

・最新モデルは問題ないが廉価モデルのレアサイズは注意が必要。
・既に手遅れのサイズも多くあるので出来るだけ急いだ方がチャンスが増えます。
・レアサイズは最新モデルに譲り、廉価では生産終了し「在庫限り」となっているものが多い。
・グレードの高い車やレア車は特に注意が必要です。
・「大手」通販購入するあなたは落ち着いて大丈夫かも知れません。大手ならまとめ買いして在庫を抱えているところも多くあります。
・昨年と一昨年関東でもかなり雪が降ったので、在庫がはけたところも多く早いに越したことはない。

 

お詫び

タイヤの買い付けなどで長期出張しており更新ができませんでした。頑張ればタブレットから更新できないこともないのですがナビゲーターはおじさんなのでカチャカチャいうメカニカルキーボードじゃないと・・・
また皆様の役に立てるように更新していきます。

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・お盆前のタイヤ交換を考えているならリミットが迫っています

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長距離移動を伴うことが多い大型連休の前にタイヤ交換を考える方は多いものです。しかし、のんびりしていると困ったことになることもあるんです。

 

急がなければならない理由

まず結論からいきましょう。早い話が「メーカー」や「お店」は休むということです。

➀メーカーが休む

多くのメーカーが8月11日から16日まで休業します。これが急ぐ必要のある一番の理由です。休みになればメーカーからの出荷は停止され配送はお盆休み明けの17日以降となります。

➁お店が休む

大型連休も営業しているお店がほとんどですが、ここ数年は働き方の変化から世間が休む時は休むという昔スタイルに戻るお店も出てきています。お目当てのお店がある方は確認しておきましょう。

 

問題になるケース

まずお店に欲しいタイヤがあれば問題になりません。利用するお店の近くのメーカー営業所に欲しいタイヤがあれば10日の午前中くらいまでは何とか間に合うでしょう。しかし、問題になるケースが増えているので注意が必要です。

➀タイヤサイズのバラエティーが増えている

車の新車装着タイヤのサイズバラエティーの増加から、お店に置いていないタイヤサイズも増えてきています。つまり、あなたのタイヤサイズが置いていないリスクも増えているということになります。

➁タイヤに求めるものがある

タイヤに求められる性能が増えたことでタイヤラインナップが増えています。お店やメーカー営業所におけるタイヤには限りがあるので、分母が増えれば「これ」と決めたタイヤがないという「ハズレ」が多くなるわけです。これと決めているタイヤがあったり、ある程度タイヤに求める性能があるなどの場合は急いだ方が良いでしょう。妥協をすれば良いんですが何年も付き合うタイヤですから納得のいくものを選びたいところです。

 

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まとめ

・2018年は8月11日から16日が休みのメーカが大半です。
・最終出荷日は10日なので、そこがデッドラインです。
・配送の中継拠点などの関係で8日まで注文しておくのが安心でしょう。
・流通の少ないサイズの方は注意が急ぐ必要があります。
・お目当てのタイヤや要望がある場合も急ぐ必要があります。
・タイヤに対してこだわりがなく一般的なサイズならば問題にならないかも知れません。

 

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・POTENZA S007A(ポテンザ エスゼロゼロナナエー)の横溝が気になる

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画像で見ていると意外と気が付かないけれど現物を見ると気になることが出てくることがあります。7月1日に発売されたブリヂストンのフラッグショップタイヤ「POTENZA S007A(ポテンザ エスゼロゼロナナエー)」にも気になることがあったので考察していきます。

 

百聞は一見に如かず

違和感を感じますか?

少し近づいて撮影してみましたが気になるところはあるでしょうか?更に拡大した画像が下です。(ともに画像クリックで拡大できます)

 

更に拡大

ナビゲーターが違和感を感じたのはここです。赤くマーキングした横溝と青くマーキングした横溝に注目してください。青のマーキングの横溝は深く切られており、これはよく見る普通の溝です。一方で赤のマーキングの横溝(?)は1mmあるかないかのごく浅いもので通常見られません。

 

横溝の役割

ここでタイヤの横溝の役割をおさらいします。
夏タイヤにおける横溝には主に2つの役割があります。

 

Ⓐトレッドの硬さを調整することで接地圧を調整します。またブロックを細かく仕切ることでパターンノイズを抑えて静かにします。リブに配置されている横溝は主にこの役割を担います。
Ⓑ縦方向の主溝による排水をサポートする役割があり、カーブなどで遠心力がかかった際に大きな効果を発揮します。ショルダー部分に配置されている横溝は主にこの役割を担います。

 

今回の注目している横溝はⒶの接地圧を均一化する役割を担っています。タイヤには常に大きな車重がかかり続けており、この力により水平方向へタイヤを伸ばすような力が働きます。一般に横溝は主にこの伸びを緩和することで接地圧を均一化するために切られています。

 

今回の浅い横溝は?

前置きが長くなりましたが、今回注目している溝が浅いのはなぜなのでしょう?
ナビゲーターの考えはこうです。新品の溝の深い状態のとき、即ちリブ山が高いときにには変形も大きく接地圧の均一化をするためには横溝が必要であるけれども、摩耗が進みリブ山が低くなれば変形が少なくなり横溝が必要なくなるのではないかと考えます。実は溝を切らなくても変形に対応できるならば、その方がタイヤが常に路面をとらえ続けるため運動性能としては有利です。そのためスポーツタイヤでは度々センターリブに溝を切らないパターンが存在し、先代のS001(左図)もセンターリブに若干の刻みはあるものの横溝はありません。今回発売された「S007A」はドライグリップの大幅な向上を目指したため可能な限り横溝を抑えて、初期の変形が大きく接地圧が均一化しにくい初期のみ浅溝を配しているのではないかと考察します。

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実際に聞いてみた

考察はしてみたもののナビゲーターの仮説にすぎないことは否めません。そこで実際にブリヂストンに聞いてみました。最初からそうしろという声もあるかと思いますがそれではあまりにも芸がないのでご容赦願います。
ナビ・・・タイヤナビゲーター、BS・・・ブリヂストン担当者

 

ナビ:
今回発売された「ポテンザの新商品S007A」について教えてください。
BS:
はい、どういったご質問でしょうか?
ナビ:
まず、基本的なところから確認させてください。リブにある横溝は主に接地圧を均一にする役割ということで理解に間違いないでしょうか?
BS:
その通りです。横溝はリブの変形により接地圧にバラつきが出来ないようにするのが主な役割です。
ナビ:
それを踏まえてセンターリブの浅溝(上図➁)とセカンドリブの浅溝(上図➀)についてです
BS:
はい
ナビ:
他のタイヤでは摩耗初期に消えてしまうような浅い溝は見受けられませんね?
BS:
はい
ナビ:
連続的に路面をとらえることを目指したため横溝を最小限にし、初期はリブの変形が多いため接地圧を均一にするために浅溝を配置したと考えましたがどうでしょうか?
BS:
セカンドリブについてはその通りです。ドライに重点を置いたので出来る限り接地を増やしましたが初期のリブ山が高い際はどうしても変形による接地圧のバラツキが出るため配置されています。
ナビ:
なるほど。センターリブについては違うわけですか?
BS:
はい。実はセンターリブの浅溝についてはデザインです。
ナビ:
機能的な意味はないと?
BS:
はい。センターリブはほとんど周方向の力のみのため接地圧にバラつきが出にくく、今回の設計では横溝は必要ありませんでした。しかし、見た目としてセンターリブに溝がないのは少々さみしいですから(笑)
ナビ:
なるほど。購入される方からの見た目を意識したわけですね。ありがとうございました。
BS:
ありがとうございました。

 

このようなインタビュー結果になりました。つまりナビゲーターの仮説は半分は正解、半分は不正解ということでした。

 

まとめ

・センターリブ、セカンドリブの浅い横溝の意味は何か考察、インタービューした。
・S007Aはドライグリップを最大限に発揮するためリブの横溝を最小限とした。
・セカンドリブの浅溝はリブ山が高く大きな変形が出る初期において、変形による接地圧バラつきを抑えるために配置した。
・センターリブの浅溝はデザインであり機能的な意味はない。

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・ミシュランのプレミアムコンフォート「Primacy4(プライマシー4)」の追加情報

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ミシュランのプレミアムコンフォート「Primacy4(プライマシー4)」の発売がプレスへの公式発表され、ナビゲーターのお店にも既に入荷しています。幾らかの追加情報がありますので、既にご報告した情報のおさらいと追加情報のご報告をしていきます。

 

製品名称

プライマシー4(Primacy4)

 

時期

2018年7月1日より順次販売開始

 

入荷したタイヤをじっくり見て分かったこと

プレス発表の前にメーカー営業から聞いていた情報ではパターン変更はなくコンパウンド変更のみとのことでしたが、コンパウンド変更以外にも幾らか変更がありました。

➀より高い排水性能と、静粛性や乗り心地の向上を狙いプライマシー3では貫通していなかったセンターリブの横溝が貫通されています。
➁性能には関係ないようですがスリップサインがどこにあるか分かりやすくするための工夫のようです。

➂主溝の形状を変更することで摩耗すると顕著に低下していた排水性能を大幅に改善しています。
➃主溝の中には細かなギザギザの低い山が配されていて、高速で通り抜ける気流の渦を消すことで騒音を抑えます。
➄スリップサインを見つけやすいように工夫されています。
 

ラベリングについて

転がり抵抗性能’AA’16サイズ、’A’19サイズ
ウェットグリップ性能’a’19サイズ、’b’16サイズ

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まとめ

・摩耗しても排水性能が低下しにくいよう主溝の形状が変更されています。
・ウェットグリップ性能向上のためコンパウンドが変更されています。
・ウェットグリップ性能向上のため排水性能を高めるパターン変更が施されています。
・静粛性や乗り心地を向上させるため若干のパターン変更が施されています。
・インサイドアウトサイドがありますが、パターンとしてはあまり非対称性が感じられません。
・18インチ以上はサイドウォールのベルベット加工が採用されています。

相対ゲージなどはミシュラン Primacy4を参照してください。

 

サイズラインナップ

korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。

PRIMACY4

インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考
19245/45R19 102WAa1,⑩
18225/40R18 92YAa1
255/45R18 99YAAa
245/45R18 100WAAa1
235/45R18 98YAAa1
225/45R18 95YAa1,⑨
215/45R18 93WAa1,⑧
235/50R18 101YAAb1
225/50R18 99WAAb1,⑨
235/55R18 100V--VOL
215/55R18 99VAa1,⑧
17255/45R17 98WAa
245/45R17 99YAAa1,⑨
235/45R17 97WAAa1
225/45R17 94WAa1
215/45R17 87WAa
235/50R17 96WAa
225/50R17 98YAAb1
215/50R17 95WAAb1
205/50R17 93WAb1
235/55R17 103YAAb1
225/55R17 101WAAb1
215/55R17 94WAb
205/55R17 95VAb1
225/60R17 99VAAb
215/60R17 96VAAb
16225/55R16 99YAa1,⑧
215/55R16 97WAAb1
205/55R16 91WAb
195/55R16 87HAb
235/60R16 100VAa
225/60R16 98WAa
215/60R16 99VAAb1
205/60R16 96WAAb1
215/65R16 98VAa
205/65R16 95VAa
備考1.エクストラロードタイヤです。
備考〇.2018年〇月の発売予定です。
備考VOL.ボルボ承認タイヤです。

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・ミシュランのプレミアムコンフォートの次世代モデルとは?

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ミシュランのプレミアムコンフォートタイヤ「プライマシー3(Primacy3)」が新しくなります。欧州では既に販売されており、一定の評価を得ています。

 

製品名称

プライマシー4(Primacy4)

 

時期

2018年7月1日より販売開始

 

発売されるタイヤの情報

現時点でナビゲーターがキャッチしている情報をまとめます。

 

プライマシー3とパターン変更はなくコンパウンドチェンジのみのマイナーチェンジのようです。従来であればコンパウンドチェンジのみの場合、名称は「~プラス」であったのに対し「4」としたのはパイロットスポーツ4(Pilot Sport4)など普通乗用車用タイヤは「4」世代で揃えたいということなのかもしれません。現時点での発売サイズは確定していませんが、プライマシー3で現在販売しているサイズを継続して発売する予定です。サイズが確定していないのはラベリング取得をJATMAへ申請中のためで、ミシュランの考えるラベリングが取得できないサイズに関しては販売しない可能性があるためです。
蛇足ですが、パイロットスポーツ4などに採用されているサイドウォールのベルベット加工の採用はないようです。
 

ラベリングについて

欧州ラベリングは、低燃費性能’B’~’C’(一部’A’)、ウェットグリップ性能’A’を取得しています。
日本のJATMAラベリングで言えば、概ね低燃費性能’AA’~’A’、ウェットグリップ性能’a’となるでしょう。現時点での具体的な方針発表はありませんが、ナビゲーターとしてはウェット’a’での発売を目指していると予想しています。

欧州ラベリングについては興味がある方は日本と欧州のラベリング制度の対比を参照してください。

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まとめ

・発売時期は7月1日。
・プライマシー3の後継モデルとなります。
・「3」同様、アジアで好まれる快適性能重視のタイヤです。
・純正(OE)のプライマシー3は継続生産予定です。
・発売サイズはプライマシー3の販売サイズがスライドする予定です。
・現在JATMAラベリング取得中です。
・欧州ラベリングからJATMAラベリングは’AA-a(低燃費-ウェット)’となりそうです。
・おそらくウェット’a’をとれないものは発売延期か中止されるでしょう。
・「4」の発売に伴い「3」の一部サイズで欠品が出てきているようです。

 
 

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・ミニバン専用タイヤのトランパスが再編か?

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トーヨータイヤの人気ミニバン専用タイヤ「トランパス(TRANPATH)シリーズ」が再編されるようです。

 

時期

不明・・・夏以降?

 

現在のラインナップ

プレミアム:
TRANPATH LuⅡ
ハイト系軽自動車用プレミアム:
TRANPATH LuK
ハイパフォーマンス:
TRANPATH ML
スタンダード:
TRANPATH mpZ

TRANPATH SU SPORTはややジャンル違いですし、既に生産終了なので除外

 

背景

ラインナップが多くなり過ぎていることと、どうやらトーヨーとしては思うように販売が伸ばせていないことが原因のようです。
2016年4月、ハイパフォーマンスの「TRANPATH ML」を発売し、拡販しようとしたものの2年経っても低価格帯の「TRANPATH mpZ」ばかりが売れてしまっているのが実情です。トーヨーが世に送り出し、稼ぎ頭の「ミニバン専用タイヤ」ですから、再度ユーザーの嗜好を見直した再編が必要でしょう。

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まとめ

・トーヨーのミニバン専用タイヤ「トランパス」が再編されるようです。
・ラインナップが乱立、拡販が上手くいっていないための再編のようです。
・一本化する話が出ていますが、主力と上位モデルはラインナップすると予想します。
・軽用は別枠でなく主力のサイズラインナップ追加になると予想します。

 

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・トーヨーの「OPEN COUNTRY(オープンカントリー)」に追加された「U/T」とはどんなタイヤなのか?

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トーヨータイヤからSUVカテゴリー「OPEN COUNTRY(オープンカントリー)」にU/TとM/Tが追加されました。今回は「U/T」についてご紹介します。

 

以前、トーヨーのSUVカテゴリータイヤ追加とサイズ拡大?でSUVタイヤの追加についてお伝えしていましたが、U/Tについては発売情報を掴んでいなかったためお伝えしていませんでした。このカテゴリーの発売には無警戒でしたが、遅れに遅れていたカタログに発売が掲載されていて驚きました。しかし、考えてみればPROXES CF2 SUVはM+S表記のない完全オンロード仕様で、トーヨーはハイウェイテレーンについては席が空いた状態であったので当然であったといえます。

 

位置づけ

U/TはUrban Terrainの略で都市型SUV用タイヤで、オンロード重視のいわゆるハイウェイテレーンです。CF2と違いM+S表記があり、深溝構造になっていることで多少の悪路性能は備えています。

 

発売

2018年4月13日(金)
どうでもいいことですが、トーヨーということでいつも14日に発表されることの多いトーヨータイヤの新商品発表ですが、今回は14日が土曜なので13日なのでしょうか。

 

技術的特徴


➀5バリアブルピッチ
ブロックのサイズを5パターンにすることで同一パターンで同周波数の音の増幅により、大きなパターンノイズが発生することを抑えています。

 

➁サイレントウォール
排水のための縦溝は溝の3面と路面の4面で四角いパイプを形成します。このパイプの中を高速の空気が通過することで笛のように音が鳴ります。溝の側面に細かいためて溝を配することで高速の空気の流れを弱めてノイズを低減しています。

 

➂マルチウェーブサイプ
ブロックの切れ目の横溝内部をギザギザに加工することで、ブロックの倒れこみをお互いに支えて剛性を確保します。これにより走行安定性が上がり、偏摩耗も抑制されます。

 


➃スペシャルシリカコンパウンド
発熱を抑えるシリカを配合することで低燃費性を高め、更に耐摩耗ポリマーにより摩耗寿命を延ばしています。

 

➄走行安定性を強化
「高硬度サイドウォール」、「ジョイントレスキャッププライ」、「高強力スチールベルト」などで剛性や高速走行時の変形を抑えることで高い高速安定性能を確保しています。

 

まとめ

・北米で販売されているモデルを国内でも販売開始しました。
・「U/T」はUrban Terrainの略で、オンロード重視のハイウェイテレーンです。
・快適性と走行安定性を重視した設計になっています。
・一般的な販売価格は他社のハイウェイテレーンに比べて安価になりそうです。
・販売サイズは限定的ですが概ね必要なサイズはおさえています。
・相対ゲージなどはOPEN COUNTRY U/Tを参照してください。

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サイズラインナップ

korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。

OPEN COUNTRY U/T

インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考
19225/55R19 99V--
18285/60R18 116H--
265/60R18 110H--
225/60R18 100H--
17215/60R17 96V--
265/65R17 112H--
225/65R17 102H--
16215/65R16 98H--
265/70R16 112H--
215/70R16 100H--

 

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