「新商品情報」カテゴリーアーカイブ

・コンチネンタルから「MaxContact MC6(マックスコンタクト エムシーシックス)」新登場

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コンチネンタルのアジア向けスポーツタイヤであるマックスコンタクトがモデルチェンジし「MC6」が発売されます。

 

発売時期

2018年2月より順次発売します。

 

技術的な特徴

 

スタビライザーバー

スタビライザーバーは縦溝内に約50個も配置されています。これにより横方向の力に強くなりブロックの倒れこみを防ぐことでハンドリング性能とコーナリング安定性能を実現させています。

 

非対称リブアングル

排水用の縦溝を左右非対称の形状にすることで横方向からの力に強く、剛性が高められています。これによりクイックなハンドリングレスポンスを生み出します。

 

チャンファード・エッジ

縦方向のエッジを面取りすることで、角が巻き込まれることによる接地面積の低下を防ぎます。これにより横方向の力がかかっても安定したグリップを実現します。

 

シェブロン・グリップ・エレメント

タイヤ内側の斜め方向に交互にカットされた溝が、圧力がかかった際の接地圧を均一にすることでグリップが強化され制動性能とハンドリング性能を高めます。

 

ステイブル・リブ構造

ラグ溝を斜めかつ貫通させないことで、リブ(樅ヤマ)を分断しないパターンとしています。これにより横方向への排水性能を確保しながら切れ目のない連続したグリップ性能が得られます。

 

ノイズ・ブレーカー 2.0

縦溝と路面が作り出す「管」を高圧の空気が通り抜けようとすることで発生する気柱管共鳴音を抑制し静粛性能を確保しています。
※図はUltraContact UC6

 

アダプティブ・グリップ・コンパウンド

コンパウンドによるグリップ性能はつまるところ密着性を如何に高めるかに尽きます。MC6は特殊な粘着性のポリマーによって、「マクロ」「ミクロ」「ナノ」の3つのレベルで密着性を上げています。
マクロだけでなく路面の微細な凹凸にミクロレベルで密着することで、微細なレベルであっても点でなく面で路面をとらえます。更に分子構造を小さくすることでタイヤの構造分子と路面の構造分子の間に分子間力(ファンデルワールス力)が働き一時的に一つの物質のようにふるまう密着性能を発揮します。

 

エクストリーム・フォース・コンストラクション

低速時は柔軟性を保ち、路面からの衝撃を吸収することで快適性を確保します。一方でタイヤへの負荷が大きくなるコーナリングや高速時はサイドウォール剛性が高まりスポーティーな走りを助けます。

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まとめ

・ハンドリングや剛性など走りに重きが置かれている。
・静粛性能にも配慮されている。
・低速時は快適性を確保し、高速時は走行性や操作性が増す。
・普段は快適に走りたいが、グイっと踏みたいときはしっかり踏めるタイヤです。

 

タイヤサイズ

EUタイヤラベル korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
※日本と欧州のラベリング制度の対比

インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考
20295/30R20 101Y --1
295/35R20 105Y --1
285/35R20 104Y --1
275/35R20 102Y --1
255/35R20 97Y --1
245/35R20 95Y --1
265/40R20 104Y --1
245/40R20 99Y --1
19285/30R19 98Y--1
275/30R19 96Y--1
265/30R19 93Y--1
265/35R19 98Y--1
245/35R19 93Y--1
235/35R19 91Y--1
235/35R19 91Y--1
285/40R19 103Y --
275/40R19 105Y--1
275/40R19 105Y--1
255/40R19 100Y--1
245/40R19 98Y--1
245/40R19 98Y--1
255/45R19 100Y--
245/45R19 102Y--1
245/45R19 102Y--1
18275/35R18 99Y--1
265/35R18 97Y--1
265/35R18 97Y--1
255/35R18 94Y--1
255/35R18 94Y--1
275/40R18 99Y --
265/40R18 101Y--1
255/40R18 99Y--1
245/40R18 97Y--1
245/40R18 97Y--1
235/40R18 95Y--1
235/40R18 95Y--1
225/40R18 92Y--1
225/40R18 92Y--1
205/40R18 86W--1
275/45R18 103Y--
245/45R18 100Y--1
245/45R18 100Y--1
235/45R18 98Y--1
235/45R18 98Y--1
225/45R18 95Y--1
225/45R18 95Y--1
215/45R18 93W--1
235/50R18 101W--1
225/50R18 95W--
235/55R18 104Y--1
17245/40R17 95W--1
205/40R17 84W--1
245/45R17 99W--1
235/45R17 97W--1
225/45R17 94W--1
225/45R17 94W--1
215/45R17 91W--1
215/45R17 91Y--1
205/45R17 88W--1
225/50R17 98W--1
215/50R17 95W--1
205/50R17 93W--1
225/55R17 101W--1
215/55R17 94W--
16205/45R16 87W--1
205/50R16 87W--
195/50R16 88V--1
215/55R16 97Y--1
205/55R16 91W--
備考1.エクストラロードタイヤです。

 

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・グッドイヤーが高機能モデル「EfficientGrip(エフィシエントグリップ)」シリーズに2製品を追加

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GOOD YEAR(グッドイヤー)はこの度、高機能モデル「EfficientGrip(エフィシエントグリップ)」(以降E-Grip)シリーズに普通乗用車用「E-Grip Comfort(エフィシエントグリップ コンフォート)」とSUV用「E-Grip Performance SUV(エフィシエントグリップ パフォーマンス SUV)」2製品を追加しました。これでE-Gripシリーズは5モデルとなりシリーズの充実を図っています。

 

目次
発売時期

➀E-Grip Comfort
(エフィシエントグリップ コンフォート)

技術的な特徴
性能比較スパイダーチャート
製品ポジショニング

 

➁E-Grip Performance SUV
(エフィシエントグリップ パフォーマンス SUV)

技術的な特徴
性能比較スパイダーチャート
製品ポジショニング

 

まとめ

 


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発売時期

普通乗用車用「E-Grip Comfort(エフィシエントグリップ コンフォート)」、SUV用「E-Grip Performance SUV(エフィシエントグリップ パフォーマンス SUV)」ともに2018年2月より順次発売します。

 

➀E-Grip Comfort
(エフィシエントグリップ コンフォート)

静粛性能と乗り心地をアップしたモデルです。

技術的な特徴

 

性能比較スパイダーチャート

E-Grip ECO EG01を基準とした場合の性能比較です。特に静粛性能をアップさせるべく設計されているのが分かります。

 

製品ポジショニング

中上級グレードのコンフォートに位置付けられています。おおよそEAGLE LS EXE(イーグル エルエス エグゼ)の後継モデルという位置づけです。

 

サイズラインナップ

[table “sizeE-GRIP-Comfort-201801” not found /]

 

➁E-Grip Performance SUV
(エフィシエントグリップ パフォーマンス SUV)

SUVタイヤでありながら快適性能を重視したモデルです。

技術的な特徴

 

性能比較スパイダーチャート

E-Grip SUV HP01を基準とした場合の性能比較です。特にウェットグリップ性能を始め全体的に一つ上の性能にすべく設計されているのが分かります。

 

製品ポジショニング

オンロード重視SUVタイヤのハイグレードモデルです。E-Grip SUV Hybrid HP01(エフィシエントグリップ エスユーブイ ハイブリッド エイチピー)の上位互換モデルです。

 

サイズラインナップ

インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考
20275/40R20 102V--
265/50R20 107V--2
255/50R20 109V--1
235/55R20 102V--
19235/50R19 99V--
245/55R19 103V--2
235/55R19 105V--1
18235/50R18 97V--
255/55R18 109V--1
235/55R18 100H--
225/55R18 98V--
265/60R18 110V--
255/60R18 112V--2
245/60R18 105V--1
235/60R18 107V--2
225/60R18 100H--
235/65R18 106H--
17235/55R17 99V--
255/60R17 106V--2
225/60R17 99V--
215/60R17 96H--
275/65R17 115H--
265/65R17 112H--
235/65R17 108V--1
225/65R17 102H--2
備考1.エクストラロードタイヤです。
備考2.M+S仕様です。
全サイズリムプロテクター付きです。

 

まとめ

・普通乗用車用の「E-Grip Comfort(エフィシエントグリップ コンフォート)」は静粛性能と乗り心地をアップしたEAGLE LS EXE(イーグル エルエス エグゼ)の後継モデルです。
・SUV用の「E-Grip Performance SUV(エフィシエントグリップ パフォーマンス SUV)」は全体的に性能アップしたE-Grip SUV Hybrid HP01(エフィシエントグリップ エスユーブイ ハイブリッド エイチピー)の上位互換モデルです。

 

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・ファルケンのフラッグシップタイヤ「AZENIS(アゼニス)」の新モデルFK510発売

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ファルケンのフラッグシップタイヤであるアゼニスが「FK453」からモデルチェンジし、「FK510」が発売されます。

 

発売時期

2018年2月より順次発売します。

 

技術的な特徴

非対称パターンデザイン

接地圧の分布を最適化する新たな非対称パターン・デザインを採用した。アウトサイドのトレッドを高剛性化したことで高速コーナリングの安定感を増しています。

 

ケーシング設計

空気の入れ物であるケースの形状を円形に近いプロファイルとすることでサイドウォールの柔軟性を高め、段差のない滑らかな操舵感を実現しています。

 

太く深い縦溝

太く深い縦溝は路面の水を効率的に排水することで高い耐ハイドロプレーニング性能を実現させています。

 

新ポリマーの採用

スーパーコンピューターによる材料開発技術「4Dナノデザイン」によりシリカを高充填することでゴム全体の剛性は保ちつつ、接地面のみ柔軟にすることで路面への追従性をあげ高いグリップ性能を実現しています。

 

その他

ドイツの人気自動車専門誌「AUTO BILD」で総合評価2位と高い評価を獲得しています。

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まとめ

・コーナリング時の安定感が増しています。
・切れ目のないグリップと連続的な操舵感を実現しています。
・高いハイドロプレーニング性能を実現しています。
・高シリカ充填コンパウンドにより剛性とグリップを両立しています。
・本ページでは細かく触れませんが快適性能についてはあまり高いとは言えません。
・スポーツタイヤなので仕方ないことですが低燃費性能もあまり高いとは言えません。

 

タイヤサイズ

販売は2018年2月くらいから(一部では既に販売されています)

AZENIS FK510

インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考
21255/30ZR21 (93Y)--1
245/35ZR21 (96Y)--1
20285/25ZR20 (93Y)--1
295/30ZR20 (101Y)--1
285/30ZR20 (99Y)--1
275/30ZR20 (97Y)--1
265/30ZR20 (94Y)--1
255/30ZR20 (92Y)--1
245/30ZR20 (90Y)--1
235/30ZR20 (88Y)--1
275/35ZR20 (102Y)--1
255/35ZR20 (97Y)--1
245/35ZR20 (95Y)--1
275/40ZR20 106Y--1
255/40ZR20 (101Y)--1
255/45ZR20 105Y--1
255/50ZR20 109Y--1
19295/30ZR19 100Y--1
285/30ZR19 (98Y)--1
275/30ZR19 (96Y)--1
265/30ZR19 (93Y)--1
255/30ZR19 (91Y)--1
275/35ZR19 (100Y)--1
265/35ZR19 (98Y)--1
255/35ZR19 (96Y)--1
245/35ZR19 (93Y)--1
235/35ZR19 (91Y)--1
225/35ZR19 (88Y)--1
275/40ZR19 (105Y)--1
255/40ZR19 (100Y)--1
245/40ZR19 (98Y)--1
225/45ZR19 96Y--1
18285/35ZR18 (101Y)--1
265/35ZR18 (97Y)--1
245/35ZR18 92Y--1
275/40ZR18 99Y--
255/40ZR18 (99Y)--1
235/40ZR18 (95Y)--1
255/45ZR18 103Y--1
245/45ZR18 (100Y)--1
225/45ZR18 (95Y)--1
245/50ZR18 104Y--1
17275/40ZR17 98W--
255/40ZR17 94W--
245/40ZR17 95Y--1
245/45ZR17 99Y--1
235/45ZR17 97Y--1
225/45ZR17 94Y--1
215/45ZR17 91Y--1
225/50ZR17 98Y--1
備考1.エクストラロードタイヤです。
全サイズリムプロテクターつきタイヤです。

 

AZENIS FK510 RUNFLAT

インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考
19275/35RF19 100Y--1
255/35RF19 96Y--1
245/40RF19 98Y--1
225/40RF19 93Y--1
18275/40RF18 103Y--1
255/40RF18 99Y--1
245/45RF18 100Y--1
225/45RF18 95Y--1
245/50RF18 104Y--1
備考 1. エクストラロードタイヤです。
全サイズリムプロテクターつきタイヤです。

 

AZENIS FK510 SUV

インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26備考
22295/30R22 103Y--1
21295/35R21 107Y--1
20315/35R20 110Y--1
295/40R20 110Y--1
275/40R20 106Y--1
295/45R20 114W--1
275/45R20 110W--1
265/45R20 108Y--1
19265/50R19 110Y--1
255/50R19 107Y--1
255/55R19 111W--1
18235/50R18 101Y--1
255/55R18 109W--1
235/60R18 107W--1
17235/55R17 103W--1
備考1.エクストラロードタイヤです。
扁平率50以下はリムプロテクターつきタイヤです。
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・ダンロップのエナセーブのニューモデルEC204発売

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ダンロップのスタンダードモデル「ENASAVE(エナセーブ)」のニューモデルEC204(イーシーニーマルヨン)が発売されました。ダンロップの製品

 

技術的な特徴

偏摩耗耐性の強化

左右非対称パターンを採用しアウトサイド側の剛性を高めたことに加え、新プロファイルの採用で接地圧が均一化されています。これらによって耐偏摩耗性能が16%ほど高められています。

 

摩耗性能強化

ランド比(※)を上げたことで負荷を分散させて耐摩耗性能て4%ほど向上させています。
※トレッドにおける溝と接地面の比でランド比が高いほど接地面の割合が多くなる。

 

EC202Lはどうなるのか?

EC203が発売された時期から先代のEC202がサイズ限定でEC202Lとして廉価販売されています。EC204の発売に伴いEC203が廉価のEC203Lとなる予定はあるか確認してみたところ、現時点ではその予定はなくEC202Lが継続販売されるとのことです。住友ゴムとしては弟分となるファルケンブランドも拡販していきたい思惑もあり、ダンロップブランドでの廉価を強化することで自社での食い合いになるのを避けたいと考えられます。そうはいっても競合他社に強力な廉価品があれば、対抗馬として知名度の高いエナセーブブランドのEC203を廉価販売する可能性もあるでしょう。

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まとめ

・EC203の後継モデルです。
・今回の性能強化の目玉は偏摩耗耐性で大幅に強化されています。
・快適性能や低燃費性能も若干の改善が見られます。
・前輪外側の偏摩耗が顕著に出る軽自動車やコンパクトカーに特に向いています。
・骨格自体は柔らかいので大型車や重量車ではやや頼りないと感じますがベースグレードのタイヤなので致し方ないところでしょう。

 

タイヤサイズラインナップ

販売は2018年2月頃からです。

korogariTeiko26:転がり抵抗係数 wetGrip26:ウェットグリップ性能
対象のタイヤサイズをクリックするとネット購入できます。
[table “sizeENASAVE-EC204-201801” not found /]

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・発売の遅れている新アドバンデシベルがようやく販売開始か

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11月1日から発売されているはずの新アドバンデシベル(ADVAN dB V552)の発売が遅れに遅れています。しかし、待ちに待ったヨコハマのプレミアムコンフォートタイヤの発売が見えてきたのでお知らせします。

 

発売時期

2017年11月末。具体的には11月29日とのことで、何とかプレス発表した11月内に発売したいとの情報を掴んでいます。

 

原因

フィリピンの工場火災の余波かと思いましたが、ヨコハマタイヤの関係者からの情報では価格決定の面でゴタゴタしたようで発売が遅れたとのことです。しかし、発売時期をプレス発表までして価格が決まらなかったから発売できないなどとは無責任な話でどうにも信憑性に欠けます。

 

定価設定

色々あって現在、国内で販売されている多くのタイヤには定価が設定されていません。しかし、この度アドバンデシベルには定価が設定されるとのことです。プレミアムコンフォートで最も有名なタイヤと言えばブリヂストン レグノ(REGNO GR-XI)であり、レグノもまた定価設定されている数少ないタイヤです。そこに合わせてなのか既に定価設定されているアドバンスポーツ(ADVAN SPORT V105)とともにアドバンのハイブランドについては定価を設定していくということか定価設定されるとのことです。

 

価格帯について

先代のV551よりだいぶ高くなりそうです。レグノの定価はくぐってくるようです。

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まとめ

・新アドバンデシベル(ADVAN dB V552)が11月末にやっと販売開始されそうです。
・発売時期がずれ込んでいるのは価格決定が上手くいかなかったためだそうです。
・定価設定され、V551よりだいぶ高くなりそうです。
・レグノの定価はくぐってくるようです。

 

完全にナビゲーターの想像ですが、ここまで書いて「もしかしたらレグノより高く定価設定しようとしたのかも?」との考えが過りました。もしそうなら内部でゴタゴタしたのも頷けますが流石にないですかね。

 

なんにせよ発売を待っていたあなたはもう少し待つだけで済みそうです。

 

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・待望のプレミアムコンフォートタイヤ「ヨコハマ ADVAN dB V552(アドバンデシベル)」発売決定

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ナビゲーターは今年変わるか今年変わるかと思いながら早3年が経ちました。先代V551の発売から8年を経て待望の新アドバンデシベルV552の発売が決定しました。

 

発売時期

2017年11月より順次発売します。

 

技術的特徴

静粛性を追求したパターン

144もの小さなブロックで構成されたパターン

細かいブロックにより地面を叩く音を小さくしてノイズを小さくしています。また5種類の形状と大きさを変えたブロックにすることで更にノイズを小さくしています。
※ブロックの形状やサイズを多様にすると音の周波数(高さ)が多用になり、音同士がお互い打ち消し合います。

 

イン側の小さなブロック

全体に細かいブロックで構成されていますが、特にイン側のブロックを小さくすることで地面とタイヤが接する際に発生するノイズを抑制します。

 

センターストレートリブ

センター部の2本のストレートリブが直進安定性を高め、路面を掴み続ける連続的なグリップで安心感のあるハンドリング性能を実現します。

 

非貫通サイプ

サイプ(横方向の細い溝)を完全に貫通させないことでブロック剛性を確保し、コーナリング時の安定性を実現します。

 

トレッドの微細構造

ツイストエッヂカット加工

ブロックの角をツイスト上に面取りし、グリップ時に角が巻き込まれ端部が浮いたり千切れ飛ぶのを防いでいます。

 

シングルエッジ加工

部分的に面取りをすることでフェザーエッジなどの偏摩耗を抑え、使用に伴う形状変化での静粛性悪化を防ぐ。

 

溝とサイプの千鳥配置

ストレートリブを完全に分断しないようサイプを途中で止める千鳥配置をして、連続的なグリップと縦方向の剛性を確保しています。

 

新コンパウンドと専用プロファイル

新dBコンパウンド

低燃費性能とウェット性能の上昇した新コンパウンドを採用しています。特に昨今のヨコハマは雨に対する効きを重視しており、大半のサイズでラベリング最高の’a’の取得に貢献しています。

 

低燃費サイドゴム

常に変形を伴うサイド部の発熱を抑え低燃費性能を向上さています。

 

サイレント・エッヂカバー

ベルト末端部の剛性を高めショルダーの振動を抑制し中周波域のノイズを低減する。

 

サイレント・ベースゴム

ベースゴムの厚みを最適化し人間の耳につく周波数域のノイズを低減しています。

 

幅広サイレント・ベルト

一般的なタイヤより幅の広いベルトを採用することでショルダー部の振動を大幅に軽減し静粛性を高めています。

 

サイド補強ベルト

重量級の高級車であってもガッシリとした骨格で安定した走りを実現しています。

 

プロファイル

接地面が常にフラットになるようにタイヤ形状を設計することで操縦安定性、耐摩耗性、低燃費性を向上させています。また突き上げなどの瞬間的な衝撃を逃がすことで乗り心地を向上させています。

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まとめ

・ヨコハマのフラッグシッププレミアムコンフォートが8年ぶりにモデルチェンジされた。
・144もの様々な種類の小さなブロックから構成することで静かなタイヤを実現した。
・最新コンパウンドの採用でウェットグリップ性能を始め、走行性能や快適性能が向上した。
・最適化されたプロファイルにより高い操縦安定性と乗り心地を実現した。
・先代V551に比べて快適性能に寄せて設計されているように感じる。
・アドバンらしい走りの楽しさはしっかり残されています。

 

サイズラインナップ

販売は11月の近くになれば予約販売も始まるでしょう。

インチタイヤサイズkorogariTeiko26wetGrip26korogariTeiko26wetGrip26wetGrip26備考
21275/35R21 103YAaRAY1,SUV
255/40R21 102YAaRAY1,SUV
245/40R21 100YAaRAY1,SUV
225/45R21 95WAaRAY
235/50R21 101WAaRAYSUV
20275/40R20 106YAaRAY1,SUV
245/40R20 99WAaRAY
275/45R20 110YAaRAY1,SUV
255/45R20 105YAaRAY1,SUV
245/45R20 103YAaRAY1,SUV
235/50R20 104WAaRAY1,SUV
235/55R20 102VAaRAYSUV
19245/40R19 98WAaRAY
235/40R19 96YAaRAY
225/40R19 93WAaRAY
245/45R19 98YAaRAY
245/45R19 102YAaRAY
225/45R19 92WAaRAY
255/50R19 107WAaRAY1,SUV
245/50R19 101WAaRAYRFT
195/50R19 88HAaRAY
235/55R19 105WAaRAY1,SUV
225/55R19 103VAaRAY1,SUV
235/60R19 103WAaRAYSUV
18265/35R18 97WAaRAY
255/40R18 95WAaRAY
245/40R18 93YAaRAY
225/40R18 92WAaRAY
245/45R18 96WAaRAY
235/45R18 98WAaRAY
225/45R18 91WAaRAY
215/45R18 89WAaRAY
245/50R18 100WAaRAY
235/50R18 97WAaRAY
225/55R18 98VAaRAY
235/60R18 107WAaRAY1,SUV
225/60R18 104WAaRAY1,SUV
17245/45R17 95WAaRAY
225/45R17 91WAaRAY
215/45R17 91WAaRAY
205/45R17 88WAaRAY
235/50R17 96VAaRAY
225/50R17 94WAaRAY
215/50R17 95VAaRAY
235/55R17 99VAaRAY
225/55R17 97WAaRAY
215/55R17 94WAaRAY
225/60R17 99HAaRAY
215/60R17 96HAaRAY
195/60R17 90HAaRAY
225/65R17 106VAaRAY1,SUV
16225/55R16 95WAaRAY
215/55R16 93WAaRAY
205/55R16 91WAaRAY
195/55R16 87VAaRAY
235/60R16 100WAaRAY
225/60R16 98WAaRAY
215/60R16 95VAaRAY
205/60R16 92VAaRAY
215/65R16 98HAaRAY
205/65R16 95HAaRAY
15195/55R15 85VAaRAY
165/55R15 75VAbRAYV552A
195/60R15 88HAaRAY
185/60R15 84HAbRAYV552A
205/65R15 94HAaRAY
195/65R15 91HAaRAY
185/65R15 88HAbRAYV552A
175/65R15 84HAbRAYV552A
14155/65R14 75HRAYV552A
備考1.エクストラロードタイヤです。
備考SUV.SUVサイズです。
備考V552A.V552Aパターンです。
備考RFT.ランフラットタイヤです。

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・ミシュランのスタッドレスタイヤ「X-Ice3 Plus」の試乗会に行ってきました

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ミシュランの最新スタッドレスタイヤ「X-Ice3 Plus(エックスアイス スリー プラス)」の試乗(試走)会に行ってきました。
実は中々試乗の機会のないミシュランのスタッドレスタイヤですが、今年2017年は待望の試乗会が開かれ招待して頂きました。どうやらミシュランが業界向けにスタッドレスタイヤの試乗会を行うのは初めてなようで、担当営業は「やっと実現した」と感動しきりでした。

 

実は試乗会自体はお盆前に行ってきたんですが、真夏の暑いさなかにスタッドレスタイヤの試乗結果に興味がある方も少ないでしょうということで温めていました。ちょっと仕事の都合で長期出張に行っていたため記事をあげづらい環境にあったことも手伝って大分遅くなってしまいました。ただでさえ忙しいのに出張とか仕事増えます。貧乏暇なしですね。

 

目次

1.イベントプログラム
2.試走条件
3.氷上走行結果
4.アスファルト上走行結果
5.まとめ

 

1.イベントプログラム

➀座学(商品説明)・・・商品説明のため割愛
➁氷上走行
➂アスファルト上走行
これらを数チームに分けてローテーションでこなします。ナビゲーターは上から順番でした。

 

2.試走条件

2-1.使用車、比較タイヤ、環境など

使用車種  :
50系プリウス
試走タイヤ :
X-Ice3 Plus
比較タイヤ :
ブリヂストン ブリザック VRX(以下VRX)
タイヤサイズ:
195/65R15
空気圧   :
自動車メーカー標準空気圧(前250kPa 後240kPa)
路面状況  :
氷盤(室内スケートリンク)
路面温度  :
-2℃~0℃

ミシュランのスタッドレスタイヤの得意な温度域と言えば低温というのが業界の常識であり、当然試走会も有利な温度条件にしてきたかと思いきや少し高めの温度でした。しかもナビゲーターは氷上走行がプログラム2番目だったので、先の組の車が走った後であり氷の上にやや水が浮いている状況でした。業界の常識からすればブリヂストンのスタッドレスタイヤの得意な環境でのガチンコ勝負ということになります。

 

2-2.コース

➀加速・・・完全停止から15km/hまで加速しました。
➁制動・・・15km/hからフルブレーキング(ABSあり)で制動距離を比較しました。
➂旋回・・・その名の通り左旋回しながら車両が振り出されないか、舵角調整の必要性の有無などを検証しました。
➃スラローム・・・出来る限り等速でハンドリング追随性や車両の横滑りや安定感などを検証しました。
上記を2周します。

 

2-3.速度計測器

ナビゲーターが今回の試走会で最も感激したのは速度計測器です。この手の試走会では指定ラインまでに、車両の速度メーターの速度で指定速度(例えば15km/h)にしフルブレーキをして制動距離を比較します。それがナビゲーターはいつも不満でした。というのも車両の速度メーターというのは駆動輪の回転数から速度を出しており実際に車が走行している速さではありません。氷上で空転しているタイヤの回転数から算出されている速度メーターなど何の参考になるのかと考えているわけです。それでも十分な加速距離があれば問題はないのでしょうが、屋内スケートリンクでは十分な加速距離がないため大抵は実測とメーター速度にはズレがあるのです。
さて、そこで今回のミシュランの車両を見て感動したのは車両の後方に駆動系と無関係の速度測定用の車輪が装着され、その車輪の回転数から算出された速度が運転席に取り付けられたメーターに表示されます。これにより実際の速度を見て制動比較をすることが出来たことでした。これがあるべき姿なのですがこれまでどのメーカーの試乗会でも採用されなかったことが、ミシュランでは初めての試走会から行われたわけです。流石、職人気質の会社だなとニヤリとしてしまいました。
※無理やり作った画像は撮影不可なためです。

 

3.氷上走行結果(比較試験)

➀制動

・まず15km/hへの到達距離に感心しました。明らかにブリヂストンのブリザックVRXより短い距離で安定して15km/hに到達したと感じました。
・制動距離は「X-Ice3 Plus」が8mほどで「VRX」は9mほど、なんとミシュランに軍配が上がりました。

 

➁旋回

・「VRX」は限界を超えたら急に外に振り出されたのに対し、「X-Ice3 Plus」は明らかな限界点が急に来るというわけではなく増速していくと段々滑るので走りやすいと感じました。
・「VRX」は途中まではほとんど滑らず、滑り出すまで粘り強かったので多少アクセルを踏んでしまった可能性を完全に否定することはできません。しかし、2周とも同様の結果だったので旋回性能もX-Ice3 plusに軍配が上がったと言って良いでしょう。

 

➂スラローム

・セッティングが緩かったので両者ともあまり横滑りしませんでした。
・2周目は少し増速してみましたが、やはりセッティングが緩い。室内なのであまり無茶も出来ません。
・「X-ICE3 Plus」も「VRX」も素晴らしい旋回性能を見せてくれました。

 

4.アスファルト上走行結果

・非常に安定した走行安定性能でした。
・レーンチェンジや右左折時もほとんどふらつきなく夏タイヤと同等の走行安定性能でした。
・加速時もレスポンスが早く、踏んだら踏んだなりに加速してくれます。
・制動についてもスタッドレス特有のブロックの倒れこみで制動距離が伸びる感覚がほとんどありません。
・市街地走行なので高速走行は確かめられませんでしたが先代と同等程度の高速性能はありそうです。
・走行音も非常に静かで多くのスタッドレスタイヤにあるジャーッとかウォーンとかいう不快な音がほとんどありません。

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5.まとめ

今回の試乗会から言えること
・氷上加速・・・スタートしてかなり早くから食いつき、安心感のあるスタートができました。
・氷上制動・・・非常に高い性能を発揮してくれました。トップクラスの氷上制動性能です。
・氷上旋回・・・非常に高い性能を発揮してくれました。ゲレンデへの山道でも安心でしょう。
・走行性能・・・乾燥路走行はミシュランの真骨頂で夏タイヤ同様の走行性で高速も安心です。

 

今シーズン最もオススメのスタッドレスの一角で、準降雪地域在住のナビゲーターイチオシのスタッドレスタイヤです。

 

今回の試乗以外のデータで予測できること
ブリザックの最新モデルVRX2はVRXより10%制動性能が上がっているデータが発表されています。つまりブリザックの最新モデルはX-ICE3 plusと同等の制動性能と考えられます。

 

X-Ice3 plus(エックスアイス スリープラス)の相対評価ゲージなど

 

蛇足

この手の試乗会(試走会)では必ず言われることですが、なぜか「主催メーカーのタイヤが一番良い結果が出る」という都市伝説(笑)です。ナビゲーターもかなりの数の試乗会に招待して頂いていますが、少なく見積もっても8割は主催メーカーに有利な結果が出ています。今回もまた主催メーカーに軍配が上がる結果となりました。

 

さて、では今回の試乗会の結果は妥当だったかどうかを考える必要があります。
➀環境は妥当だったのか?
⇒氷の温度は極端に低く設定されていることもなく、不当にミシュランに有利な条件を作り出しているわけではありません。どちらかというと高めの温度設定であることを考えると一般にはブリザックに有利と言われる条件であったため妥当と言って良いでしょう。(正直主催メーカーに有利な条件であったとしても「主催メーカーなんだから良いじゃない」と思ってしまう私もいます)

 

➁比較対象が妥当か?
⇒最新のVRX2と比較すべきですが対象がVRXなのは仕方ないところでしょう。試乗会の時点では未発売ですし、何となく最新モデル同士を比較しない業界的な大人の事情があるように感じます。一般に最も高い氷上性能を有していると言われるブリザックとの比較は理想ではないものの概ね妥当と言えるでしょう。

 

➂スペシャルでないか?
⇒これも業界ではよく言われることですが特別仕様のタイヤを使用している可能性がないとは言えません。タイヤ側面の型式を表す文字列などを写真に収めて市販品と比較したいところですが、撮影は許されていないので難しいところでしょう。結局のところメーカーを信頼する以外にありません。勿論ミシュランは信頼できるメーカーです。

 

これらに加え長年の小ナビゲーターの経験や周囲の関係者の高い評価から判断しても、素晴らしいスタッドレスタイヤであり妥当な結果と言って差し支えないでしょう。

 

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・トーヨー「Winter TRANPATH TX(ウィンタートランパス・ティーエックス)」発売

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2017年-2018年シーズン新発売スタッドレスタイヤ【1】で少し触れましたが、この冬トーヨーも新たなスタッドレスタイヤを市場投入します。メインのGARITは変更ありませんが、トーヨーの代名詞ともいえるミニバン専用タイヤのトランパスのスタッドレスタイヤ「Winter TRANPATH TX(ウィンタートランパス・ティーエックス)」です。

 

技術的な特徴

鬼クルミ

引っ掻き効果を期待して添加されています。他社が引っ掻き系の素材を添加するのをやめていく中で少々の時代遅れ感は否めないところでしょう。
他社が引っ掻き系添加材の使用を中止したのは期待される効果に限界を感じたことと、素材のほとんどがガラス系だったため環境への配慮などで中止された背景があります。鬼クルミも前者についてはやはり効果が限定的ですが、後者については天然素材であるため環境負荷がほとんどないということが強みとなって採用され続けているのでしょう。

 

NEO吸着ナノゲルゴム

鬼クルミの効果だけでは氷上性能に限界がありました。一方でブリヂストンのブリザックで初めて採用された積極的な氷上の水膜除去が氷上性能への効果が高いことが分かり他社でも採用されました。他社からやや遅れましたがトーヨーも吸着ナノゲルゴムに投入された吸水カーボニックセルの形で導入しました。その効果を上昇させたのがNEO吸水カーボニックセルを含むNEO吸着ナノゲルゴムで本タイヤにも採用されました。

 

3Dダブルウェーブグリップサイプ

サイプと呼ばれる細かな横溝が多くの角を生み出し、これが多いほど高いエッジ効果を発揮します。しかし、サイプが多ければブロックが倒れこんで十分なエッジ効果が得られなかったり、剛性を失うことで走行性能が大幅に低下したり、偏摩耗を引き起こしたりします。多くのサイプを配置したいがこれらの問題を引き起こしたくないというジレンマの対策として、ブロック壁面に半球状の凹凸を配置してお互いを支え合うようにし、サイプの数や形状を最適化しています。

 

スパーハイターンアップ

カーカスの巻き上げ部分をトレッド付近まで延長することでサイドウォールの剛性を確保しています。これによりミニバンやハイト系自動車で不安を感じやすいカーブや高速道路でのレーンチェンジのふらつきを抑えたしっかりとした走りが出来ます。

 

トリプルトレッド構造

経年劣化の抑制をサポートするソフトキープコンパウンドをベースに、氷に強いスーパーソフトコンパウンドをインサイド側に配置し、アウトサイドには剛性高めのソフトコンパウンドを配置することで効きと走行性能を両立させています。

 

先代からの性能アップ

WINTER TRANPATH MK4α(ウィンタートランパス エムケーフォーアルファ)からの性能アップは以下です。
 

氷上制動

氷上制動比較試験
タイヤ銘柄➀Winter TRANPATH TX
(ウィンタートランパス ティーエックス)
➁Winter TRANPATH MK4α
(ウィンタートランパス エムケーフォーアルファ)
タイヤサイズ195/65R15 91Q
ホイールサイズ15x6.0J
試験車ノア(4WD,ABSあり)
タイヤ空気圧前240kPa,後240kPa
乗車人数2名乗車
試験場所東洋ゴムサロマテストコース
外気温-3.6℃
路面温度-2.5℃
試験方法40km/hからフルブレーキングし停止するまで
制動距離➀49.1m
➁55.2m
直進方向の氷上制動性能が12%向上しています。

 

氷上コーナリング性能

氷上コーナリング性能比較試験
タイヤ銘柄➀Winter TRANPATH TX
(ウィンタートランパス ティーエックス)
➁Winter TRANPATH MK4α
(ウィンタートランパス エムケーフォーアルファ)
タイヤサイズ195/65R15 91Q
ホイールサイズ15x6.0J
試験車旋器計測専用車両(4WD,ABSあり)
タイヤ空気圧前200kPa,後200kPa
乗車人数2名乗車
試験場所岡山国際スケートリンク
外気温7.2~7.8℃
路面温度-3.8~-4.0℃
試験方法旋回速度16km/hで等速直線走行を行い、コーナー進入付近でロックするまでステアリングを切りステアリングフォースを計測する。
コーナリング力が8%向上しています。

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サイズラインナップ

インチタイヤサイズ備考
19235/55R19 101Q
225/55R19 99Q
18225/45R18 91Q
235/50R18 97Q
225/50R18 95Q
215/50R18 92Q
235/55R18 100Q
225/55R18 98Q
215/55R18 95QMK4a
235/60R18 107Q1,⑨
225/60R18 100Q
235/65R18 106Q
17215/50R17 91Q
225/55R17 97Q
215/55R17 94Q
205/55R17 91QMK4a
225/60R17 99Q
215/60R17 96Q
225/65R17 102Q
16205/55R16 91Q
215/60R16 95Q
205/60R16 92Q
195/60R16 89Q
215/65R16 98Q
205/65R16 95Q
215/70R16 100Q
15215/65R15 96Q
205/65R15 94Q
195/65R15 91Q
185/65R15 88Q
215/70R15 98Q
205/70R15 96Q
175/80R15 90Q
備考1.エクストラロードタイヤです。
備考2.WinterTranpathMk4aです。
備考⑨.2017年9月発売予定です。

 

まとめ

➀唯一のミニバン専用(ハイト系車専用)がなされたスタッドレスタイヤです。
➁ミニバンやハイト系自動車のふらつきをしっかり押さえてくれるので、ふらつきが気になる方には良いでしょう。
➂氷上性能にはやや不満が残ります。
➃ミニバンやハイト系自動車特有の偏摩耗は抑えてくれますが、多くの方はゴムの劣化によりスタッドレスタイヤを交換するので、アスファルト走行の多い準降雪地であって走行距離が多い方以外ではこのメリットを享受しにくいでしょう。

 

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2017年-2018年シーズン新発売スタッドレスタイヤ【1】

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今シーズンの新発売のスタッドレスタイヤのプレス発表が相次いでありました。

 

ブリヂストン

今シーズン発売予定「BLIZZAK VRX2(ブリザック ヴィアールエックスツー)」

➀氷上制動距離10%短縮
➁静粛性アップ騒音1.6dBA低減
➂摩耗ライフ22%向上

 

今シーズンスタンダードモデル化「BLIZZAK VRX(ブリザック ヴィアールエックス)」

これまでは最新モデルの発売にあたって前モデルは廉価モデルとなり、かなり買いやすくなっていました。しかし、今回はあまり価格を下げない方針が決まっているそうなので、前モデルである「VRX」であってもあまり買いやすい価格帯にはならないかも知れません。しかも「VRX」は摩耗が早めなのでアスファルト上を走ることが多い準降雪地でたくさん走る方には割高になることがあります。

 

ヨコハマ

 

今シーズン発売予定「iceGUARD 6 iG60(アイスガードシックス アイジーロクジュウ)」

➀氷上制動距離15%短縮
➁静粛性ロードノイズ25%、パターンノイズ33%低減
➂ウェット制動性能5%向上

 

今シーズンスタンダードモデル化「iceGUARD 5 Plus(アイスガード ファイブ プラス)」

昨シーズン、一昨シーズンとナビゲーターの独断で最も効きの良いスタッドレスに輝いた「iceGUARD 5 Plus」が廉価となって販売されるのでお勧めです。

2015年一番止まるスタッドレスタイヤを(勝手に)決めたった
2016-2017年一番止まるスタッドレスタイヤを(勝手に)決めたった 普通乗用車編

 

グッドイヤー

 

今シーズン発売予定「ICE NAVI 7(アイスナビ セブン)」

➀氷上制動距離7%短縮
➁ウェット制動性能2%向上
➂低燃費性能4%向上

 

今シーズンスタンダードモデル化「ICE NAVI 6(アイスナビ シックス)」

ナビゲーターの評価では氷上性能の評価があまり高くないスタッドレスタイヤではありますが、摩耗には強いので準降雪地でたくさん走る方には良いかも知れません。

 

その他のキャッチしているスタッドレス発売情報

トーヨータイヤも新スタッドレスを発売する予定があると聞いています。
ミシュランタイヤについては既にミシュランの新スタッドレス情報で報告し、ミシュラン新スタッドレスのなるほど新構造で追加情報を記載しています。

 

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ミシュラン新スタッドレスのなるほど新構造

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2017年-2018年シーズンに新発売されるミシュランの新スタッドレスタイヤ「X-ICE XI3 PLUS(エックスアイス エックスアイスリー プラス)」について、「なるほどその手があったか!」という実にミシュランらしい新コンパウンドの情報をキャッチしました。

 

新たな添加素材を加えた新コンパウンド

今回のモデルチェンジはパターン変更のないマイナーチェンジ的な変更であることは以前にお伝えしました。参考)ミシュランの新スタッドレス情報
その際「吸水性能と柔軟さの持続性を高める新素材」がコンパウンドに添加されるとお伝えしましたが、一部正確ではない情報だったようなので詳細を後述していきます。

 

なぜ氷で滑るのか

スタッドレスタイヤの効きの構造を理解するために、氷上で滑る機構をごく簡単に説明しておきます。
氷は表面が滑らかなため滑ってしまいます。しかし、むしろ問題なのが氷にタイヤが接触すると、表面が僅かに解けてミクロの水膜が出来、これがタイヤと路面の摩擦を極小化するために滑ると言われています。タイヤと路面の間に薄い水膜が出来てしまう言わばミクロのハイドロプレーニング現象です。そのため近年のスタッドレスタイヤの開発は各メーカーとも水膜除去に大きな力を注いでいます

 

従来の代表的な添加素材

➀ダンロップのテトラピックなどのグラスピック素材は引っ掻き効果を狙ったものでしたが、現在は採用されていません。
➁トーヨーの微粉砕クルミ殻は引っ掻き効果を狙ったもので現在も採用されています。
➂ヨコハマの吸水カーボンは吸水効果、吸水バルーンと吸水ハニカムシリカは吸水効果と引っ掻き効果を狙ったものでした。最新モデルでは主に吸水効果を狙った吸水バルーンとエボ吸水ホワイトゲルのみの採用です。
過去にはグッドイヤーもダンロップのようなガラス状引っ掻き素材を添加していました。

 

表面を多孔質構造にすることで効く

まずは左図を見て頂きましょう。この図はベースとなるコンパウンドに球状の添加素材「Mチップ」が混ぜられていることを模式的に表したものです。この球状の添加素材はベースコンパウンドとは別の素材で出来ており、表面に露出すると溶けてなくなります。この溶けた後の穴「細孔」がポイントで添加素材そのものが吸水効果を発揮するわけではなく、細孔の水を吸う特性が吸水性能を発揮します。細孔が表面にたくさん存在するとスポンジが水を吸うように氷表面の水膜を除去する効果を発揮するのです。この表面の吸水構造は一般にスタッドレスタイヤで最も高い氷上性能で信頼を得ているブリヂストンのブリザックの発砲ゴムに似ています。しかもブリザックと違ってコンパウンド内部はしっかり詰まった状態なのでトレッド剛性は保たれるので高い走行性能も維持します。

※沢山の細孔が空いた物体を多孔質体と呼び、多孔質体は細孔に水を取り込むと化学的に安定するため周囲の水を取り込みます。

 

表面「だけ」を多孔質構造にすることで走行性能を高める

このコンパウンドの肝は添加素材が表面に露出するまでは内部の構造物としてトレッド剛性を保ってくれることです。
似たような多孔質構造により水膜除去をして効く構造のスタッドレスタイヤにブリヂストンのブリザックとヨコハマのアイスガードがあります。これらは氷上で非常に高い効きを発揮する一方で、内部までスポンジ状の構造を持っているためトレッド剛性が弱く、どうしても柔らかい走行性能になりがちで摩耗も早い傾向にあります。
これに対し、ミシュランの「XI3 PLUS」は表面に露出するまでは添加素材がトレッド内部に存在するため、ほとんど剛性を落とすことがありません。そして表面にのみ多くの細孔を存在させて、効果的に水膜除去性能を発揮するという実に合理的な構造をしています。ミシュランのタイヤ全般に言えることですが、何かを得れば何かを落とすことを良しとせず、バランスを重視した安全性能を持ったタイヤになっており、「XI3 PLUS」もより高い氷上性能を目指したが走行性能を犠牲にすることはしていないのです。

 

他メーカーとの性能比較

現状では細孔の密度も大きさも分からず、氷上性能の比較データもないのでブリザックやアイスガードとの比較はできません。実は「XI3 PLUS」の走行会にも呼んで頂いているので追って報告します。







まとめ

➀新たな添加素材により吸水性能を発揮して氷上性能を高めています。
➁表面に露出した添加素材が溶けてなくなった場所に出来る細孔が氷表面の水膜除去をして効きます
内部に存在する添加素材は構造物としてトレッドを支えるため高い走行性能を持ちます。
 そのため速度記号もHまたはTと夏タイヤ同等か近い性能です。
➃他メーカーとの比較は今後に期待してください。

 

まだ夏も来てないというのにスタッドレスタイヤの話題です。この業界も毎年前倒しされていってナビゲーターのおじさんも困っちゃいます。

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